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No.787 2018年12月24日 2019年 統一地方選挙勝利目指して

2019年 統一地方選挙勝利目指して

 今回のニュースは、今年最後でもあり、2019年度の最初のニュースでもあります。2019年は統一地方選挙です。最初にたたかわれるのは道議選挙。松橋千春さんは2度目の挑戦です。知事がカジノを含むIRの誘致を表明するかどうかがポイントです。世論の力で誘致を断念させるためにも、明確に反対を表明している松橋さんを道議会に送らなければなりません。

その次が市議選挙。私は5期目への挑戦です。残念なことに7期も務めた渡辺満議員が勇退を決めました。しかし、前を向いて歩く私たちは、今の5人の市議団を守るために、若い新人候補を立ててたたかいます。それでは、市議選挙への挑戦を決意したメンバーをご紹介します。

 まず現職議員から。6期目を目指す冨岡隆議員。2期目を目指す工藤良一議員。7月の補欠選挙で当選し、わずか9カ月で2期目に挑戦する原啓司議員。そして5人目は、新人候補の森本健太さん26歳です。☆キラキラ☆

 若い森本さんは、みなさんから注目されています。優しくて強くて前向き志向。「政治を変えたい」という熱意から行動力は抜群です。それでいて人当たりの良さと愛嬌は誰からも愛される存在になっています。党内からは、「小野寺さんの票が、森本さんに流れるんじゃない」という心配も起こっています。なので、「ニュースで森本さんのことを書かないほうがいいよ」とのアドバイスもいただきました。私も負けずに頑張ります。

 私はこの間、身寄りのない高齢者の周りに様々な深刻な問題があることに気付かされました。身寄りがないことで人間らしい葬儀をあげることができなかった方、介護施設や入院の際に身元保証人がいないことで拒否された方、お墓の維持ができずに墓じまいを考えているものの「お金がない」と困っている方など、とても深刻です。

 これらの課題は、私たちが困っている高齢者とパイプをつなぐことが重要です。また、SOSを発信しやすい環境づくり、発信されたSOSを受け止める私たちの高いアンテナも必要です。

 そして、市・北海道との連携も欠かせません。その役割を果たすためにも、共産党の道議の必要性を強く実感しました。安心して暮らせる社会の実現目指し、統一地方選挙で勝利できるよう、2019年もますます頑張ります。

No.786 2018年12月18日 謙虚さを忘れた発言!

謙虚さを忘れた発言!

 12月議会が終わりました。いろんなドラマがあり、疲労感はあるものの、大きな達成感も感じています。介護保険の「生活援助の回数制限をしないように」という陳情では、「否決されるかも」という不安もありましたが、14対13で採択できました。7月の補欠選挙で原啓司さんと佐々木修司さん(民主)が当選したことで、議会の構成が変わったことも大きな要因だったと思います。

 陳情審議の舞台となった厚生委員会では、公明党委員が「利用者のためには良いことだけど、介護給付費が増えて保険料も高くなるので認められない」という趣旨で反対。しかし、介護保険制度は給付費を抑えるために「施設から居宅へ」という仕組みに移行していきました。居宅での高齢者の暮らしを支えているのがヘルパーさんによる生活援助です。必要な生活援助が制限され、居宅での暮らしが難しくなれば、それこそ施設入所を促進し、介護給付費が増えます。私は、「介護保険制度を維持するためにも、高齢者の暮らしを守るためにも、生活援助の回数制限はすべきではない」と主張し、陳情採択を求めました。なので、採択できて本当に嬉しいです。同時に、補欠選挙で原さんに1票を投じてくれたみなさんに、感謝の気持ちでいっぱいです。

 そして、今議会は原さんの初の一般質問でした。原さんは「ハラハラ、ドキドキ」だったそうです。原さんは、公約実現の立場でカジノを含むIR問題で質問。そして再質問の時、市長が答弁の冒頭「原議員の指摘はおかしい」と発言。「おかしい」という発言は、「議員への敬意を欠く、不適切な発言」と、私は強く抗議しました。(議会では動議をかけました)

 後刻、議会運営委員会で「おかしい」発言の私の抗議について協議しましたが、結果的に私の抗議は「議会ルールにそぐわない」と指摘を受けてしましました。しかし、「おかしい」発言については、各会派から「市長は言い過ぎ」「おかしいという発言にショックを受けた」「敬意に欠ける発言」などの意見があり、代表者会議で協議することにしました。

 最終的には、議長のはからいで「真摯に答弁するように」と正副議長が市長部局に申し入れをしてくれました。市長は、4期目の姿勢で「謙虚さを忘れず、決しておごることなく」と言っていましたが、早くも忘れてしまったようです。

No.785 2018年12月8日 多子世帯への給食費負担軽減

多子世帯への給食費負担軽減

 いよいよ12月議会です。遡ること7月、無競争だった市長選挙を経て、岩倉市長は4期目を迎えました。市長は、9月議会に今後4年間の方針を発表するはずでしたが震災があり、延期されていました。それが、12月議会に発表された『市政に臨む基本方針』です。

 「カジノを含む統合型リゾート」がしっかりと位置付いていたのは予想通りでしたが、私が驚いたのは「第3子以降を対象にした給食費の負担軽減を検討する」と述べたことです。「何てことでしょう!!」という気分です。というのも、今年3月の予算委員会で、私が提案したことだったからです。

 学校給食会では、食材の物価高騰を理由に平成31年度からの給食費の値上げを検討しています。子ども達や保護者から、「給食献立の改善」が求められていますが、食材が高くなっていることを考えると、「献立の改善には、給食費の値上げは避けられない」というのが、私も認めなければならない現実でした。しかし、値上げは子育て世帯の家計を苦しめることになります。

 以前、私は貧困対策・少子化対策として学校給食の無償化を求めたことがありましたが、けんもほろろ。そこで、予算委員会で提案したのが、「多子世帯への給食費の負担軽減」でした。

 教育長は、「提案は理解できるが、支援することは考えていない」と淋しい答弁。市長は、「少し時間がかかるが、考えてみたい」と少しだけ良い答弁でした。しかし、こういう答弁は実現が難しいのが議会のならわし。だからこそ、私は「あきらめないぞ」と決意していました。

 『基本方針』に位置づいたら、「いつから支援策をスタートするのか」ということになります。とうぜん、「値上げを実施する31年からでしょう」というのが私たちの考えです。その質問は、原啓司議員が一般質問で取り上げます。

 年間の教材費は、少ない学年で約5,000円、多い学年では約70,000円にも。その他に絵の具の道具や習字の道具、裁縫セットなどの購入もあり、義務教育であっても負担は大きいのが現状。ましてや多子世帯となると、2倍、3倍に!! 一番多い世帯では6人の多子世帯があります。だからこそ、毎月必ず支払わなければならない給食費の負担軽減は大きな意味のある取り組みだと思います。

No.784 2018年12月4日 また見つかったPCB

また見つかったPCB

 公共施設からまたPCBが見つかりました。「PCBって何だっけ」という方もいらっしゃると思うので、少々説明をいたします。正式名称はポリ塩化ビフェニルといいます。熱で分解しにくい、不燃性・電気絶縁性が高いなどの理由から、電気機器の絶縁油などに使われ、身近なものでは蛍光灯の安定器の中に使われてきました。

 しかし、慢性的な摂取で体内に少しずつ蓄積し、爪や口腔粘膜の色素沈着が起き、爪の変形、まぶたや関節の腫れるなどの有害性が指摘されてきました。

 PCBは、昭和50年頃に製造が禁止となり、平成13年にPCBの処理特別措置法が作られました。苫小牧でも全ての公共施設の蛍光灯やPCBを使用していそうな電気機器を点検し、PCBが見つかり次第、取り外し、厳重に保管し、処理をしてきたというのがこれまでの経緯です。

 そんなおり、平成25年に虻田町の中学校で蛍光灯の部品が爆発し、PCBが飛散する事故が起きました。それを期に、苫小牧では再度PCBの調査をおこない、安全・安心に努めてきました。私は、「これで全ての施設からPCBがなくなった」と安心していました。なのに、なぜPCBが発見されたのでしょうか?

 今回見つかったのは、7カ所の小中学校で34個が見つかり、そのほか下水処理施設などの3施設で64個でした。それぞれの施設の状況を聞いてみると、二通りの方法で調査していたことがわかりました。1つは、全ての蛍光灯を1つひとつ調べる方法。

 もう1つは、1つの部屋(教室)の蛍光灯のうち幾つかだけを選んで調査する方法です。この方法を取ったところから、今回PCBが発見されたのです。しかも、「調査の記録がない」「何年も経っているので記憶がない」という、どこかで聞いた言葉が返ってきました。

 施設の責任者の対応に問題はありますが、私はPCBの調査方法に対するしっかりとした方針を持って指導をせずに、施設任せにしてきたことも要因だと考えます。

 私は、今回見つかった98個で終わりではないと思います。「PCBゼロ宣言」ができるよう、気を引き締めて取り組まなければなりません。

No.783 2018年11月27日 苫小牧らしいまちづくり

苫小牧らしいまちづくり

 北海道がIR(カジノを含む統合型リゾート)の『「基本的な考え方』の素案を発表しました。その中には、建設場所について「苫小牧市が妥当」明記され、私は怒っています。「IR誘致を前提にしたものではなく、あくまでもたたき台」と説明していますが、道議会の質疑でも「もはやIR誘致を表明したとも捉えられえる」との疑問があったように、私も「誘致前提」と感じます。

 連日、私たちは市議と松橋ちはるさんコンビで街頭宣伝をしています。宣伝内容はもちろん「カジノ誘致反対」の呼びかけです。先日、私と松橋さんとで宣伝をしていると、高齢の女性が立ち止まって話しを聞いてくれていたので挨拶に行くと、「私も誘致に反対だから署名をしたい」と申し出てくれました。

 また、冨岡隆議員が宣伝していたとき、放課後児童クラブから帰宅途中の小学生の集団が、「カジノなんていらない」「カジノなんていらない」と声をあげながら手を振ってくれたそうです。やはり、「子どもの未来にカジノはいらない」ですね。

 ちょっと話しはズレますが、11月上旬に私は漁協を訪問しました。この日は午後から暴風雨警報が出された日。港は特に雨と風がひどい状態でした。しかし、驚いたことに漁協の建物にあるマルトマ食堂の前に10人ほどの行列ができていました。

 マルトマ食堂は新鮮な海鮮やホッキカレーで有名、土日だけではなく平日も行列ができる人気店です。苫小牧市内でこんな悪天候でも行列ができるお店って他にあるでしょうか?

 しかし、雨と風に打たれ、肩をすくめて寒さに耐えながら並んでいる方々はとても気の毒でした。車のナンバーを見ると、地方から来てくれているのは一目瞭然。若いカップルまでいました。私は、せめて雨や風に当たらずに待たせてあげたいと強く思いました。

 マルトマ食堂を生かしながら、漁港のリニューアルをして函館の「朝市」のようにできたら素敵ですよね。そうすれば、イベントの時だけではなく毎日漁港周辺が賑わいますよね。カジノよりも苫小牧らしいまちづくりではないでしょうか。

No.782 2018年11月18日 国際リゾートに含まれるカジノ中心のIR

国際リゾートに含まれるカジノ中心のIR

 市が主催した17回の『苫小牧国際リゾート構想』の市民説明会が今月19日で終了です。私は、参加者の意見を聞いてみたかったので、3回参加してきました。

 『苫小牧国際リゾート構想』というと、ピンとこない方もいると思います。市の説明では、事業者から「近隣(植苗地区)のまちづくりにも波及させるべき」とのアイディアがあり、IR(カジノを含む統合型リゾート)から国際リゾートに発展したとのことです。私もよくわかりませんが、国際リゾートの中にIRがあり、IRの中にカジノがあるイメージでいいと思います。

 説明会での参加者の声は、カジノを懸念する意見が圧倒的だった感じています。明確に「反対だ」という方もおり、やはり多くの市民はカジノを誘致することに反対しているといってもいいと思っています。

 実際に、11月1日付けの北海道新聞の世論調査を見ると、反対派が胆振管内で62%、全道で65%。一方賛成派は、胆振管内で36%、全道で33%と報じています。男女別では、男性の賛成は43%、反対は56%。女性の賛成は23%、反対は74%と、女性の圧倒的多数が反対しています。これが真の世論です!!

 北海道新聞といえば、決算委員会での市長の発言が印象的でした。民主クラブの議員がIRに対する市民への意向調査を求め、「市民の意向をもっと大事にして進めてほしい」と市長に求めました。市長は、これまでの取り組みなどを紹介したうえで、「残念なことに北海道を代表する北海道新聞でさえ、カジノを中心とすると堂々と書いている。そういう現実があり、市民のみなさんにとって迷わせる原因ですが、丁寧に説明していきたい」と、北海道新聞の記者さんがいる前で強調していました。

 市だって、カジノをIRで包み、さらに国際リゾートで覆って、わかりづらくしています。でも、カジノ収益がなければ運営できないのですから、「カジノを中心」と表現されても仕方がないのではないでしょうか。

 市は、この説明会に「反対する政党が動員している」と思っているようです。それは共産党のことでしょうか。だとしたら大きな間違い、参加者に聞いてみてください。市は、反対する市民の意見を、色メガネなしで受け止めるべきです。

No.781 2018年11月13日 旧トマモールのアスベスト問題で市民説明会

旧トマモールのアスベスト問題で市民説明会

 今月12日、苫小牧駅北口にある旧トマモール解体工事に関する市民説明会があり、出席してきました。あれから1年も経ちましたが、みなさん記憶にありますか。

 そこで少々解説を。旧トマモールは、マルハンがパチンコ店を建設するために解体工事が進められていました。建物はアスベストが使われており、飛散防止が求められていましたが、工事がズサンだったため、労働基準監督署と市が作業停止命令を出したのが去年の11月29日です。

 一番の難問は、アスベストが付着したまま積み上げられているガレキの山です。ガレキからアスベストを除去しなければならないのですが、安全な作業方法が見つからず、ブルーシートで覆うだけの状況が続いていました。

 やっと、妙案が見つかり、実証実験も成功したとのことで、説明会が開催されました。ということで、説明会の主催者はマルハンと新たに除去作業を担当することになった(株)イーシーセンターです。

 私は、この案件の原因者は解体工事を請け負った朝日建装(元請)だと考えています。ズサンな工事を進めたうえ、アスベストが付着したままのガレキを積み上げ、そのまま放置したことは、市民と作業者の命と健康を無視した許しがたい行為です。マルハンから「元請の説明と市の説明が180度違っていた」との説明があり、いかに朝日建装が不誠実だったかがわかります。

 健康被害の保証について市民から問われたマルハンは、「アスベスト処理のスキルが劣っていた」と謝罪。「元請けが悪いが、依頼者(マルハン)も責任はある」と、マルハンは朝日建装と保証の方法について協議していることが説明されました。

 私の懸念は、アスベストの除去作業をするのはイーシーセンターですが、残っている建物の解体は誰がやるのかという問題です。絶対に朝日建装にやってほしくありません。それを質問すると、「朝日建装は市民の信頼関係がないので使わない」との回答でした。

 来年の8月頃までかけてアスベストの除去がおこなわれ、建物の解体も再開するでしょう。これからもしっかりと安全対策をチェックしていきたいと考えています。みなさん、気になることがありましたらご一報ください。

※訂正とお詫び
先週号で「バクチ」を「バチク」と表記してしまいました。
申し訳ありません。

No.780 2018年11月5日 「市長にお願い。バクチ依存症を増やさないで」

「市長にお願い。バクチ依存症を増やさないで」

 私たち市議団は、統一地方選挙を見据えて4年に1回のこの時期、市民アンケートに取り組みます。「広く市民の声を聞きたい」という目的から、後援会ののみなさんと一緒に地域を軒並み歩き、アンケートの依頼活動に積極的に取り組みました。

 毎回、アンケートの集約をおこなうのは私の仕事。パソコン操作が苦手な私にとって、これがとても大変でした。しかし、原けいじさんが市議団に仲間入りしてくれたおかげで、今回はパソコン操作に長けている原さんにお願いしました。今回は、その中間報告をご紹介します。

 アンケートは、市政に望むこととして、「子育ての充実」「医療介護の充実」「防災対策」「雇用対策」「道路・公共施設の充実や改修」「駅前の賑わい創出」などの15項目から選んでもらう設問があります(複数回答可)。やはり一番多い要望は「医療介護」、2番目は「駅前の賑わい」でした。

 自由記載でも多くの意見がありました。一部を紹介すると、「国の政策が厳しくなるなか、医療・介護への補助など、自治体でできることを考えてほしい」(60代男性)、「1人暮らしに不自由はないが、地震のときは心細かった。わが身に何かあった時にと考えると、コロリと逝ける薬がほしい」(80代女性)、「病時保育がほしい」(30代女性)など。

 その他、教育や労働環境、道路の修繕、ごみ問題など様々。10代の男性からは、「学校にエアコンや扇風機がほしい」という要望も。さらに、70代の男性からこんなメッセージが。「市長にお願い。バチク依存症を増やさないで下さい」という要望でした。市長、私からもお願いします。

 また、アンケートでは市民生活に直結する消費税についても設問にしました。10%にすることに賛成の方からは、「消費税をあげてこれからの子ども達に負担を増やさないでください」との意見がありましたが、反対意見が圧倒的です。10代の男性からは「子育てや社会保障へ正しく使われるとは思えない」という意見がありました。70代男性の「これまでの消費税は国民に回らず、それどころか削られてきたではないか! ウソばかりの自民党」という意見も。

 安倍さん、消費税増税は多くの国民が反対していますよ。「税金の使い方が正しいのか見直してから増税すべき」(30代女性)の意見のように、まず検証をすることを求めます。

No.779 2018年10月30日 「さよなら安倍政権」を目指して

「さよなら安倍政権」を目指して

 松橋ちはるさんの新しいポスターができました。選挙の6ヶ月前になると、公職選挙法により予定候補単独のポスターを張ることができないので、今回作ったポスターは前衆議院議員の畠山かずやさんとの連名ポスターです。ピンクと若草色を組み合わせた素敵なポスターになりました。みなさんの目に留まるように、どんどん張り出していきますね。

 統一地方選挙が迫るなか、私たち5人の市議団は松橋ちはるさんと一緒に選挙モードで活動を開始しています。どこに行っても若い松橋さんは人気者で、始めて会う方からも「頑張って」と声をかけられます。

 先日は後援会の方がお茶の間懇談会を開いてくれたので、松橋さんと一緒に私も参加しました。8人ほどが集まる懇談会でした。「年金が下がって困る」という声はどこでも聞かれる言葉ですが、今回は「また消費税が上がったらどうしたらいいの!!」という怒りが加わります。さらに医療や介護保険の苦情も。「年を取ったら病院代が1割負担になると喜んでいたのに、2割になった」とか、「なんで介護を使っていないのに高い保険料を取られるの」という声です。その気持ち、とてもよくわかります。

 年金を下げて医療や介護の負担を重くしたのは誰でしょう。安倍政権ではないでしょうか。しかも、消費税は社会保障を充実するためだと言っていたのに。みなさん、いよいよ安倍さんに辞めてもらうしかありません。

 そして、カジノ問題でも盛り上がりました。「本当に苫小牧にカジノが来るの?」「パチンコが多い苫小牧にカジノなんていらないよ」など、多くの意見が出ました。この、カジノを認める法律を作ったのも安倍さんです。

 さらに指摘させていただくと、自衛隊を戦地に派遣できる集団的自衛権を認めたのも、戦争に参加できる安保法を作ったのも安倍さん。刑法違反や憲法違反の法律を次々つくるとんでもない政権です。その一方で、改ざん、捏造、隠蔽などには知らんふり。「本当にいい加減にしてほしい」というみなさんのご意見はごもっともです。

 私たちは、統一地方選挙で勝利し、その勢いで参議院選挙でも躍進することを目標にしています。何故なら、安倍政権を終わらせる可能性が開けるからです。「さようなら安倍政権」を目指して、みなさん力を合わせましょう。

No.778 2018年10月23日 ウソつきがつくったIR法

ウソつきがつくったIR法

 実はこのニュース、先週号は777号でした。ラッキースリーセブンです。事務所の職員さんに「777号にちなんで何か書こう!」と私がいうと、「カジノに反対している小野寺さんがそんなことで喜んでいいんですか」と指摘。「それもそうか」と自粛しました。最近は自動車のナンバーにもゾロ目を使っているのを見る機会が多く、「このドライバーさんはスロットが好きなのかな?」と思ったりしていました。なので、1週遅れの報告です。

 スロットというと、岩倉市長の言葉が思い出されます。決算委員会の質疑で私がカジノを批判すると、市長は「なぜパチンコや公営ギャンブルを批判しないのか」と私に投げ掛けたのです。パチンコは残念ながら遊戯という位置づけで刑法の網にかかりません。公営ギャンブルは運営が官であることや公益性があるなど8項目の縛りで違法とならないことになっています。ただ、ギャンブル依存症対策が必要なことには間違いありませんが。

 カジノを含むIRについての住民説明会が10日から始まり、私はのぞみコミセンの会場に行ってきました。参加者は30人ほど。席がほとんど埋まっていたので一番後ろに椅子を出してもらい、控え目に座りました。

 35分間の市側の説明の最中、近くに座っていた女性から「聞いているとムカムカ腹が立つ」とか、「本当にうまくいくと思ってんだろうか」というつぶやきが聞こえてきました。おそらく、IRに反対なのでしょう。

 説明のあと、参加者からこんな質問がありました。「賭博は刑法で禁止されているのに、なぜ持ってくるのか。カジノは犯罪という認識はあるか」というものです。すると市側は「カジノは刑法で禁止されているが、IRのカジノはIR法で刑法に適用しないとなっている。他にも公営ギャンブルも特別扱いになっており、違法性はない」という回答です。

 みなさん、やっぱりおかしいですよね。カジノは違法と認めつつ、IRの中につくれば違法にならないなんて。弥生町内会館の説明会に参加した男性は、「この法律は嘘ばかりついている人たちが作ったんでしょう」と発言し、会場に笑いがあふれたそうです。改ざんや隠蔽のオンパレード安倍政権が作ったIR法です。まともなはずがありませんね。

No.777 2018年10月16日 原啓司議員 初質問!!

原啓司議員 初質問!!

 市議会決算委員会が明日(17日)で終わります。党市議団に5人目として仲間入りした原啓司議員は初質問でした。原議員の担当は国民健康保険や介護保険などの企業・特別会計でした。質問終了後、「良かったよ」と多くの議員さんから評価をいただきました。

 国民健康保険では、保険税が高いうえ病院代の負担が重いという市民の実例をあげ、「受診抑制にならないように」と、保険税を軽減することや医療費(病院代)の減免制度のさらなる周知などを提案しました。

 介護保険では、介護職員が不足し、離職率も高い現状から、「今後100床の特別養護老人ホームを増やす計画ではあるが、介護職員が不足していては運営にも支障をきたす」と、人材確保の取り組みについて質問。

 質問が始まる前は、私はドキドキしながら原議員の出番を待っていましたが、医療の現場にいた経験が生かされた、とても落ち着いた質問で、一気に不安もドキドキもなくなりました。次ぎの出番(一般質問)が楽しみです。

 さて、一般会計を担当した私は、もちろんカジノを含むIR事業費について質問しました。まず驚いたのは、市民理解を得る目的で市がおこなった9回のセミナーについて、「十分に理解が得られたとは思わない」と答弁したことです。

 市が作成し事前に配布された『業務事業評価』には、IR事業費について「セミナーや出前講座を通じて市民への周知、理解促進を進めており、事業の有効性は高く、費用に見合った効果を得ている」と記載されています。答弁と矛盾しませんか?

 市が約4,500万円も使った事業の目的は、IR事業者に対し苫小牧への投資意向を調査するため。そして市民に説明しIRの理解を深めることでした。目的の1つである「市民理解」が得られていないのであれば、「効果があった」とはいえません。

 また、4,500万円のうち約3,500万円が『IR構想』を作成する委託料でしたが、予算では1人1日15万円と提案。決算では14万1,000円に削減できたといいますが、やはり高いですよね。市長自身も、「苫小牧の感覚から高いと思われても仕方がない」と言っており、「費用に見合った効果」と評価していいのかと、私は疑問です。

No.776 2018年10月8日 「カジノ誘致許すな」「守ろう!憲法9条」

「カジノ誘致許すな」「守ろう!憲法9条」

 錦岡の道道沿いに、共産党の大きな看板が設置されました。土地所有者の方の計らいで「空き地を有効に使いたい」と設置してくれたのです。具体的な場所は、バイパスから温泉施設のアルテンに行くT字路の信号から少し手前、バイパスの北側にあります。

 看板には、「カジノ誘致許すな」「守ろう!憲法9条」と書いています。まさに今の情勢にピッタリではないでしょうか。通る機会があったら、ぜひご覧になってくださいね。

 今月10日から始まったIRの住民説明会ですが、前回このニュースで「なぜこの時期に住民説明会をするのか」と疑問を投げかけました。その後、理由を担当者に聞いてみると、「私たちの都合ではなく、町内会からの希望であの日程になったんです」とのこと。本当かしら? 

 私の本音は、「IRにカジノがあるだけで生理的にも本能的にも受け入れられない」と思っています。だから、いくら丁寧な説明を受けても、どんなに素晴らしいリゾートでも理解できないのです。みなさんもそうではありませんか?

 もう1つ、受け入れられないのが第4次安倍内閣の発足です。あの顔ぶれについて、共産党の小池晃書記局長は、「見あきた顔と見慣れない顔をかき集めたインパクトのない布陣だ」と会見で言っており、ウマイことを言うなと感心していました。

 また、ある人が「悪代官トリオ」と表現。そのトリオとは、みなさんも想像しているように、安倍さん、麻生さん、菅さんです。さらに、「口利き」で辞任し、真相究明を迫られると病気を理由に姿を消した甘利さんが何事もなかったようにまた仲間入りしました。こんなことが許されるのでしょうか。安倍さんだって、麻生さんだって、公文書の改ざん・隠蔽などの責任を明らかにせず、真実の隠蔽をしたままです。

 しかも、それだけではありません。今度の内閣は憲法を変えたい人が勢ぞろいです。これについても小池書記局長は「右よりの政治家揃いの右バッター内閣」と言っています。これもウマイ!!

 だからこそ、大きな看板に大きな意味があるのです。

No.775 2018年10月1日 沖縄の民意でデニー氏勝利!! カジノ反対も民意!?

沖縄の民意でデニー氏勝利!! カジノ反対も民意!?

 沖縄知事選、見事私たちが応援した玉城デニーさんが当選を果たしました。みなさんにも「沖縄にお知り合いはいませんか?」と呼びかけ、応援してくれるようお願いをしてきましたが、「沖縄に知り合いはいないよ」というのが大半。みなさんも「応援したい」という気持ちは一緒だけど、叶わぬ願い。残念です。しかし、結果は勝利。これが沖縄の民意だ! 新基地建設反対、米軍基地のない沖縄が県民の願い。国の権力でも覆すことのできない強い願いだということが証明されました。

 松橋千春さんが沖縄の応援に行き、「現地の情勢は厳しい」と報告をしていました。デニー氏を誹謗中傷するビラが配られたり、「相手陣営がお金をばら撒いているらしい」「飲食店を貸しきって買収目的で接待しているらしい」などの情報も聞こえてきたそうです。こちらも負けるわけにはいかず必死でしたが、相手もそうとう必死だったのでしょう。やり方が違いますが・・・

 汚い情報の真相はわかりませんが、相手陣営に約8万票も差を付けて勝利することができたのは、亡きオナガ知事の遺志を引き継ぐことを約束したデニー氏の奮闘と、「オール沖縄」の頑張りと団結力、全国からの応援の力です。私もものすごく嬉しく、同時に「力を合わせれば勝てる」と確信になりました。

 今日(投票日の翌日)、事務所ではデニー氏の勝利を喜び合い、「沖縄のたたかいを見習って、苫小牧ではカジノ反対を訴えて道議選挙で勝利しよう~!!」と燃え上がりました。カジノ反対も民意です!!

 カジノといえば、今月10日から市主催で住民説明会をすることになりました。私たちは、「カジノ誘致を決める前に住民の声を聞くべき」と求めてきたこともあり、この説明会は良い機会にもなりますが、なぜ今なのでしょう? まだ震災の復旧の最中で、市の災害対策本部も継続しています。しかも、10日は議会の決算委員会。市民からも、「今やらなくても」と批判の声が出ています。

 でも、住民説明会を有効に活用し、ぜひみなさんの「反対」の声を市に伝えてほしいと思います。説明会の日程は以下の通りです。

<住民説明会の日程>・・・いずれも午後6時半から

 10月⇒10日住吉コミセン、15日弥生町内会館、16日のぞみコミセン、17日新生台総合センター、19日植苗ファミリーセンター、24日ときわ町総合福祉会館、25日川沿町総合福祉会館、31日花園総合福祉会

 11月⇒1日しらかば総合福祉会館、5日勇払総合福祉会館、6日船見町港北総合福祉会館、8日西町総合福祉会館、9日沼ノ端児童体育館、12日アイビープラザ、14日拓勇中央福祉会館、15日豊川コミセン、19日樽前交流センター

問い合わせは、市国際リゾート戦略室へ・・・0144-32-6229

No.774 2018年9月25日 カジノ反対の運動は正念場

カジノ反対の運動は正念場

 今月18日、『カジノ誘致に反対する苫小牧市民の会』のみなさんが高橋知事にカジノを誘致しないようにと要請をしました。カジノ実施法が国会で強行されたことにより、今度は都道府県知事が誘致の表明をする段階に入っています。つまり、知事が手をあげなければ北海道にカジノは来ません。

 以前もお伝えしましたが、自民党の遠藤連道議は実施法が決まる前から、「早く手をあげろ」と知事を煽ってきました。知事自身もカジノ誘致には積極的なので、「北海道にカジノはいらない」の運動が大事な時です。

 北海道では、7月から地域振興や国際観光、精神医療などの分野に精通している方を集めて有識者会議を行なっています。しかし、そこに参加している有識者は1人としてカジノ誘致に反対の意見を述べていません。偏った有識者会議といわざるを得ませんが、「4回目の有識者会議(10月頃)が終わった後に、知事は誘致の是非を表明するだろう。おそらく年内では・・・」というのが市職員さんの見立てです。ますます今が正念場。

 共産党道議団は、真下紀子道議や宮川潤道議、佐野弘美道議が連続的にカジノ誘致反対の立場で質問をしています。偏った有識者会議について指摘をすると、阿部副知事は「有識者会議は誘致の是非を議論する場ではなく、誘致の判断に必要な意見を伺う場」と答弁しています。でも、反対意見がなければ、「誘致する」という結論になってしまうのではないでしょうか。だから「偏っている」と言っているのです。

 ギャンブル依存症について、北海道の誘客担当局長は「新たな依存症(カジノによるもの)のリスクを最小限にするとともに、既存の依存症(パチンコなど)対策を推進することで、不幸になる方を1人でも少なくしていくことが重要」と答弁しています。既存の依存症対策は大切だと思います。でも、新たに依存症をつくるカジノを誘致しようとして「不幸な方を少なくする」などとは道理に合いません。

 8月に松橋千春さんが北海道に要請に行ったとき、対応してくれた辻副知事は「カジノは道民のお金をあてにするものだ」と批判的な発言をしていました。この考え方が真っ当ではないでしょうか。

No.773 2018年9月18日 地震による停電は「人災」

地震による停電は「人災」

 震災からまもなく2週間、少しずつ平常の生活が戻ってきましたね。やっとスーパーにも商品が揃うようになり、大好きな納豆や牛乳も買うことができるようになりました。

 一方、厚真町やむかわ町、安平町ではまだまだ復旧作業が続いており、住む家を失った方も少なくありません。また、「余震が続いているから家の中の片付けは後回し」という方や、「電気や水が使えるようなったけど、買い物が困っている」という方も多い状態です。

 農家の方は、「カボチャが最盛期だけど収穫する人手がない」「トマトを収穫したけど出荷できず、熟れすぎて商品にならなくなった」などの声が多く聞かれます。酪農・畜産でも、「乳牛が病気になった」「地震を怖がり、牛舎に入らない」「牧草地に亀裂やくぼみができて牛を放せない」など、深刻な状態です。

 苫小牧では大きな被害がなかったことが不幸中の幸い。でも、約3日間の停電による見えない被害は計り知れないと思います。多くの商店では売り物にならなくなった商品を廃棄したり、商品が製造できなかったりなど、全道的な大損失だったと思います。くわえて、停電による一次産業への被害も広げました。

 この停電の被害は、「震災」ではなく「人災」だとの指摘があり、私もその通りだと思います。今回、初めて聞いた「ブラックアウト」という言葉。北海道全域停電のことのようですが、実は3年前にブラックアウトを予測していた専門家がいました。その解決策には、本州から送電してもらう連携線の増強工事が必要だと指摘していす。それを怠ったのは北電です。理由は、泊原発所を再稼動すれば電力は十分確保できるという判断でした。

 今回の地震で泊原発所では冷却設備の電源がストップし、不安が広がりました。厚真発電所は耐震基準が最低ラインの「震度5相当」だとわかりました。あまりにも安全対策がズサンではではないでしょうか。

 この「人災」は誰の責任なのか。私は、国にも北電にもあると思います。まずは、しっかりと原因究明をしてほしいですね。そのうえで、今回を教訓にし、安全な再生可能エネルギーへの転換を国は本気になってすすめるべきです。

No.772 2018年9月11日 胆振東部地震 みんなで力を合わせましょう!!

胆振東部地震 みんなで力を合わせましょう!!

 みなさん、先日の地震は大丈夫でしたか? あまりの大きな揺れ、怖かったですね。しかも、まだ多くの方が眠っている時間、「いったい何が起きたのか」と驚いた方も多いと思います。この地震で、40名超の方が亡くなり、甚大な被害になりました。亡くなった方へのご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方へのお見舞いを心より申し上げます。

 市議会では9月議会の真っ最中のはずなのですが、多くの議事を中止することにしました。厚真町やむかわ町、安平町などの復旧・救援のために、市は災害対策本部を継続して職員さんを派遣したり、市内での被害状況を調査するなど、今もなお懸命に働いています。そんな状況から、「震災対応が最優先」との判断で、議会を取り止めました。

 まもなくお彼岸ですが、高丘霊園の道路に亀裂が入ったために立ち入りを禁止したり、多くの墓石が倒れてしまったりと、大きな被害がありました。東港では液状化による亀裂も見つかり、新築の豊川コミセンでも床の亀裂や隆起などの被害があり、トレーニングルームのみの使用になりました。

 地震当時、前衆議院議員の畠山かずやさんと同行者の小田さんは、キャラバンで洞爺に来ていました。地震直後に小田さんが「苫小牧は大丈夫ですか」と携帯電話にメールをくれました。「大丈夫ですが停電です」と返すと、「こちらもです」との返事。「なぜ洞爺まで停電なの?」と驚き、札幌の子ども達に聞いてみると、札幌も停電とのこと。何がなんだかわからず、情報源になるラジオを探しましたが電池切れ。

 そんな時(午前4時20分)、電話をくれたのが議会事務局の職員さんでした。すでに災害対策本部を立ち挙げて情報収集にあたっているとのことでしたが、職員さんの早い対応に頭が下がりました。それなのに私は電池を切らしてアタフタしているなんて、と猛省です。

 今、共産党事務所では厚真・安平・むかわ町への救援ボランティアを募っています。すでに地域の共産党町議達は懸命に活動し、畠山かずやさんも洞爺から苫小牧経由で現地入り。紙ともこ参議院議員たちも応援に入りました。水や食料すらもまだ行き届かない状況ですが頑張るしかありません。こんな時だからこそ、力を合わせましょう。

No.771 2018年9月4日 連続する軍事訓練 私は反対です!!

連続する軍事訓練 私は反対です!!

 ここ最近、軍事訓練が集中しています。一連の始まりは勇払の住民からの一報でした。「勇払マリーナで自衛隊が訓練をやるらしい」というものす。私たちは、「何も聞いてないぞ」と市に問い合わせると、担当者も「知らない」という回答でした。「そんなことがあるのか」と、さらなる調査を依頼しました。

 そこで明らかになったことは、倶知安の自衛隊が勇払マリーナのすぐ横の砂浜でレーダー車両を使って船舶を捉える訓練を7月中旬に行なうとのこと。勇払の砂浜は苫小牧港管理組合の管理なので、港管理組合と倶知安の自衛隊が協議をして決めたことがわかりました。

 住民が不安を感じているため、市の担当者はまず住民説明会を開催。続いて「住民周知の時間がない」と8月まで訓練を延期することを求め、全戸へ周知のビラを配布しました。でも、この仕事は訓練をする側の自衛隊がやることではないでしょうか。

 もっと驚いたのは、同様のレーダー訓練がすでに6月にも行なわれていたことでした。この時も、住民にも私たち議会にも周知されず、まさに「こっそり」行なった訓練でした。

 そして続いて私たちに入った連絡は、9月に千歳の自衛隊がレーダー訓練をするというのです。場所は、出光のタンクが並ぶ真砂町の砂浜です。なぜ苫小牧の砂浜ばかり訓練に使うのでしょう。レーダー訓練とは敵の艦船を見つけるものでは。必要な訓練なのか。疑問が続出です。

 さらに続いて、オスプレイを使った日米共同訓練を9月に北海道大演習場で行なうという連絡。その直後に、今度は戦車11台が苫小牧の公道を走るという連絡。極めつけの驚きは、日豪共同訓練を千歳で行なうというもの。オーストラリアの部隊が日本で行なう訓練は始めてです。「訓練なんてするな!!

 日米共同訓練も日豪共同訓練も外務・防衛閣僚会議(2プラス2)の取り決めで進められています。その1番の理由付けは、北朝鮮の脅威と朝鮮半島の非核化、北東アジアの平和を口実にした日米の防衛力の強化です。しかし世界の平和の流れで米朝首脳会談が実現した今、こんなに軍事訓練を連続的に強化する意味があるのでしょうか。北朝鮮を挑発して平和に背を向ける張本人は安倍首相です。

No.770 2018年8月28日 連携の取れていない北海道と振興局

連携の取れていない北海道と振興局

 7月の胆振総合振興局と8月の北海道の要請行動を振り返りたいと思います。大成町の道営住宅で、使用していない配管が劣化してボロボロの状態になり、落下の危険が指摘されていました。自治会長さんからも撤去するなどの対応を求められていましたが遅々と進んでいません。この問題を振興局に要請した際、「そのままにしておけないという認識はあります」と言いながらも、お金がないとの回答でした。

 「ならば予算を付けてもらおう」と、松橋ちはるさんと市議団で道庁に行って要請しました。驚いたのは、道庁の職員さんは現状を全く知らなかったことです。私は、とうぜん振興局から道庁に情報が伝わり、検討されているんだと思っていました。振興局には自治会からも要請し、私たちも要請し、市からも要請してもらっているのに。信じられない気持ちです。

 道庁の職員さんに松橋さんが撮った配管の写真を見せ、「通行人にケガをさせたり、車を破損さては大変」と早急な対応を求めました。そして、回答は私の携帯電話にもらえるようにお願いして帰ってきました。

 そして数日後、担当職員さんから電話があり、「予算の目途がつきました。近いうちに撤去作業をします」と報告がありました。「良かったね~!!」と、松橋さんと飛び上がって喜びあい、早速自治会長さんにも報告しました。

 それにしても、「そのままにしておけない」と言っておきながら、道庁に知らせない振興局はなんなんでしょう。「お金がない」で終わらせようとしているのでしょうか。「無責任」と思ってしまいました・・・・・。

 道営住宅の草刈問題では、「草刈は入居のみなさんでお願いします」というお知らせを振興局が張り出しました。そのことを伝えると、道庁の職員さんは「振興局は冷たい対応ですね」と1言。しかし、「道の条例で入居者がやることになっています」と、道庁も冷たい対応です。

 市の担当者は、「草刈は所有者がやるべきもの」と明確に言います。だから市営住宅の草刈は市で行なっています。なぜ道営住宅は住民がやらなければならないのでしょうか。住民も高齢になり、草刈が困難。粘り強く求めていき、何としても改善したいと思います。

No.769 2018年8月21日 児童相談所分室設置について

児童相談所分室設置について

 胆振総合振興局への要請に続き、20日には北海道にも要請に行ってきました。一緒に行ったのは松橋千春さんと冨岡隆議員、そして初参加の原けいじ議員。スポーツタイプでかっこよく、一番大きいな車を所有している原議員に車を出してもらい、4人で札幌に向いました。

 この日は「1週間ぶりの夏日」と報じられるほどのポカポカ陽気。「このまま小樽まで行って遊んできたな」と冨岡議員から冗談が出るほど、快適なドライブでした。

 要請項目の1つ、苫小牧への児童相談所分室の設置については、事前に市の担当者のレクチャーを受けて臨みました。市は、「相談機能」「判定機能」「一時保護機能」を備えた分室設置を要請しています。実現するためには、必要な広さを有する建物を建てなければなりません。「財政的に無理だと言われるかも」と思っていましたが、北海道の回答は「市の要望に沿った形で検討しています」というもの。スゴイ前向きな回答です。具体的なことを聞きくと、「現段階では示せない」ということでしたが、「目黒区の事案で、私たちも重視しています」とのこと。

 「目黒区の案件」は、みなさんも記憶に新しいと思いますが、両親から虐待を受けて亡くなった5歳の女の子が、大学ノートに反省文を残していたことが衝撃になりました。東京都知事も、この案件をふまえて児童相談所の人員追加と体制強化を図っています。

 苫小牧での虐待通告件数も年々増え、平成26年は138件、27年は223件、28年は290件。室蘭児童相談所管内のうち苫小牧の比率は51%にもなります。虐待の他にも、養育手帳の申請や更新のための判定や相談などに、室蘭から職員さんに来てもらっていますが、巡回相談が受けられない場合は直接室蘭に行かなくてはなりません。障がいを抱える子どもを連れて室蘭まで行くことは簡単ではなく、分室設置は急がれています。

 北海道の回答に「痛ましい案件が起きなければ前進しないのか」と残念でしたが、この案件が教訓になり、同様の案件が起きないようにすることが何よりも重要ですね。そのためにも、児童相談所の分室設置は大きな役割を果たしてくれると確信しています。1日も早く、北海道からの具体的な報告が聞きたいと思います。

No.768 2018年8月7日 平和への道は対話でひらける

平和への道は対話でひらける

 広島で開催された原水爆禁止世界大会に、苫小牧から原けいじ議員を含め5名が参加しました。今年は原爆投下から73年目の年になります。暑さのあまりヘロヘロになりながらも、元気に帰ってきました。

 今年は、核兵器禁止条約が採択されて初めての原水禁大会だけに、感慨深いものがあります。全国で集めた「ヒバクシャ署名」は873万人分と発表されました。知事や市長なども1132人が署名しています。この被爆者のたたかいと平和の願いが世界を動かし実現した条約です。さらに1千万を目標に取り組むことが確認されました。1日も早い条約発効のために、私たちも頑張る決意です。

 しかし、何といっても許せないのが安倍首相の態度です。会見で、「核兵器保有国は条約に参加していない。わが国としても参加しない立場に変わりはない」と断言しました。安倍首相には被爆国の首相という自覚はないようです。

 被爆者団体との懇談会で条約への署名・批准を首相に要請しても、「核兵器のない世界に向けて努力する」と言うだけです。これまで、核兵器保有国と非保有国の橋渡しをするとも言ってきましたが、何の交渉もしていません。「アメリカの傘」という時代錯誤に凝り固まっているのでしょうか。この首相の態度に被爆者団体から「政府は核兵器禁止条約を否定し、米国の核兵器を容認している」との批判の声があがっていることは当然です。

 アメリカと北朝鮮が首脳会談を行ない、北朝鮮の非核化と朝鮮半島の平和を確認しあいました。そのきっかけになったのは今年2月の平昌五輪で、韓国と北朝鮮の合同チームが統一旗を掲げて参加し、大歓声を受けたことではなかったでしょうか。その感動が4月の南北首脳会談に繋がり、6月の米朝首脳会談も成功したのだと思います。

 北朝鮮によるとんでもない行動が続き、いつ戦争になっても不思議ではない状況から、一気に対話による平和の流れに変わったことは素晴らしいことです。

 まもなく終戦記念日を迎えます。世界中で平和の流れが生まれています。二度と核兵器を使わないように、作らないように、そして戦争が起きないように、私たちは何をしたらいいのか、答えが見えてきたと思います。

No.767 2018年7月30日 道道の維持管理費 ピーク時の68%に

道道の維持管理費 ピーク時の68%に

 7月30日、松橋千春さんと2人で胆振総合振興局に要望に行ってきました。メインの要望項目は道道(バイパス)の維持管理ついてです。

 みなさんもお気づきにように、道道は路面も歩道もデコボコ・ボロボロ、中央分離帯の草刈は両端しかしていないので「モヒカン状態」で景観が悪く見通しも悪い。何とかしっかり維持管理をしてほしいという要望をしました。

 回答は、「日常のパトロールで現状を把握しており、危険なところから優先的に改修に努めている」というものでした。日常のパト-ルといっても、毎日パトロールの車を見ますが、それでも良くならないのは何故か? 疑問が沸きます。

 以前、錦岡の海岸侵食が進み、ゴルフ場に立っているポールの根元の砂が大きくえぐられている現状を渡辺満議員が市議会で取り上げ、「こんな状態なのにパトロールの日報には異常なしと明記している。どこを見ているのか」と追及した経緯があります(今では危険なポールが撤去されました)。今回、道道でのパトロール日報についても聞いてみると、やはり「異常なし」との報告を受けているとのこと。パトロールの意味があるのでしょうか。

 さらに、担当職員さんから驚きの発言もありました。「全道的に道道が痛んでおり、苫小牧は良いほうなんですよ。だから優先順位は低いんです」とのこと。「えー!!」と愕然とする発言。それではいつになったら改善されるのでしょうか。

 道路管理費についても聞いてみました。すると、北海道全体の予算額がピークだったのは平成10年の73億円。それから減らされ続け、今では32%も削減されたそうです。だから草刈も「モヒカン状態」だということです。

 私はとっさに思いました。私たちが「不要不急」と言ってきた中央インターチェンジ建設費(20億円)がなかったら、道道の維持管理費が増えたかもしれないと。

 道営住宅の危険箇所も改善を求めましたが、「そのままにしておけないという認識は持っていますが、お金が出せないんです」とのこと。いったい北海道の予算はどうなっているのか!!

 住民の安全安心最優先の予算を求めるためには、何としても松橋さんに道議に行ってもらいたいと、痛感した1日でした。

No.766 2018年7月24日 4つのチェンジで頑張ろう!!

4つのチェンジで頑張ろう!!

 とうとうカジノ法案が強行採決されてしまいました。西日本豪雨の被害で多くの方が苦しんでいるのに、それよりもカジノ審議を優先させるなんて。しかも刑法違反の法律だぞ!!・・・と、私は頭にきています。

 そんな時、共同通信社の世論調査を見て嬉しくなりました。西日本豪雨への安倍内閣の対応を「評価する」と回答したのは27.5%なのに対し、「評価しない」は62.2%という結果。さらにはカジノ法案に「賛成」は27.6%で、「反対」は64.8%です。国民の多くは私と同じ気持ちなのです。

 さらに、安倍首相が今国会の「最重要課題」といって強行採決した働き方改革関連法についても「評価しない」は60.9%で、「評価する」の27.8%の2倍以上に。あわせて内閣支持率は1.5ポイントの減です。働き方改革は最初からデータ改ざん・捏造、書き換えなどが続々出てきた法案だったので、この結果にも納得です。

 カジノ問題では法案が通った今、高橋はるみ知事がいつの段階で北海道への誘致を正式に表明するのかが大きな関心事です。市民の声を聞くと、「こんなに反対が多いのだから、次も知事に立候補するつもりなら誘致の表明はしないのでは」という意見や、「次は立候補しないという判断をしたら、誘致の表明をするのでは」などの意見があります。どちらにしても、高橋知事が来年の知事選に出るかどうかがポイントかもしれません。

 1つ言えることは、もっともっとカジノ反対の世論を強くすることが大事だということです。苫小牧選出の道議会議員がカジノ誘致を煽っていますが、それすらも吹っ飛ばすくらい強い反対世論に!! その力が、岩倉市長の「IR(カジノ)誘致にチャレンジ」という意欲をも、あきらめさせる力になります。

 先週の土曜日(21日)、札幌の中島公園で志位和夫委員長の演説会があり、3つのチェンジで頑張るとの提案がありました。①ウソない正直な政治に、②1%の富裕層のためではなく国民のための政治に、③平和外交で世界に貢献する日本に。これが3つのチェンジです。私は参加できなかったのですが、炎天下での演説会だったこともあり、ものすごくヒートアップしたそうです。苫小牧では1つプラスして、「カジノではなく福祉のまちづくりに」の4つのチェンジで力を合わせましょう!!

No.765 2018年7月17日 駅前のイルミネーションが予算化

駅前のイルミネーションが予算化

 17日は補欠選挙後の臨時議会でした。議場での原議員の議席が決まり、所属する常任委員会・特別委員会が決まりました。原議員は文教経済常任委員会、そして総合開発特別委員会です。私としては、医療・介護、市立病院、子育てなどを議論する厚生常任委員会に入ってくれることを望んでいましたが、協議の結果、文教経済常任委員会ということに。でも、学校教育や駅前の活性化、中小企業の振興などを議論する委員会なので、これも重要です。総合開発特別委員会ではカジノの議論ができるので、「カジノ反対」を主張して補欠選挙でたたかった原議員の活躍が期待できそうです。

 臨時議会では、補欠選挙で当選した2人の議員が挨拶しました。原議員は、いつもニコニコした優しい表情をしているのに、この日だけは緊張した硬い表情でした。議場に向う前に「原さんファイトー!」と拳を上げると、「そんな余裕ありません」と引きつった笑顔でした(笑)

 そして、この臨時議会では私たちが繰り返し提案してきた駅前のイルミネーション事業の補正予算が提案されました。今年12月21日から来年2月24日まで点燈される予定です。クリスマスからバレンタインディまでということになり、予算額は約2,600万円。

 一部の他会派議員から、「イルミネーション設置による効果はどの程度だと試算しているのか」「どのくらいの集客を目標としているのか」など、費用対効果に対する質問がありました。しかし、3年前に工藤良一議員が初めて提案した時、神戸のイルミネーションを事例に提案しました。神戸では、大震災で大きな被害を受けたため、「復興のためにみんなで力を合わせて頑張ろう」という市民への勇気、エールを送る気持ちから取り組みました。苫小牧市も同様に「駅前が暗い」「駅前の賑わいが進んでいない」という市民の暗い気持ちがあるため、市民や商店街のみなさんに勇気を与え、元気になってもって「みんなで駅前の活性化に取り組もう」という発信になればと提案してきました。

 2,600万円という予算が「高い」という市民の意見もありますが、私はこの取り組みをきっかけに、市民の心も明るくなればと思います。その気持ちが、活性化の第1歩になると考えます。

No.764 2018年7月10日 「大会派の代表は責任が重い」

「大会派の代表は責任が重い」

 全国的に大雨が続き、各地に大きな被害が出ています。特に西日本での被害がひどく、3府県で96名の方が亡くなり、行方不明や連絡が取れないという方も82名と報じられています(9日朝日新聞)。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。そして、行方不明の方々が1日も早く発見されることをお祈りするとともに、被害に遭われた方々へのお見舞いを申し上げます。

 大きな被害が出ているにもかかわらず、安倍首相は欧州・中東訪問に出かけようとしており、「こんな時に日本を離れるのか」「被災者の支援が最優先だろう」と批判の声があがっていました。この声が聞こえたのかどうかはわかりませんが、外遊を取りやめる判断をしたことは賢明だと思います。

 国会を延長してカジノ法案などの悪法を通すことに懸命にならず、被災者の方々に寄り添って、懸命に救援活動や復旧活動に取り組んでくれることを期待します。

 でも、なぜ国会を延長したのに、その最中に外遊をしなければならないのでしょうか。無責任としかいいようがありません。しかも、せっかく延長したのだから、悪法を推し進めるよりも森友や加計問題での関与を早く認めて、辞任してもらいたい。そう思っているのは私だけではないと思います。

 ところで、今週早々に5人の市議団と松橋千春さんとで市役所前の朝宣伝をしました。ピカピカの原けいじ議員にマイクを握ってもらって今後の抱負を訴えてもらいました。そして次は松橋さんの道議選挙での勝利を目指し、『松橋リーフ』も配布しました。多くの職員さんに受け取ってもらうことができて嬉しかったです。

 この日は市長召集の代表者会議がありました。議会に行く足取りが軽く、顔も緩んでしまいます。ある議員さんに、「幸恵ちゃん嬉しそうだね」と言われるほど。やっぱり原さんの当選の喜びが全身から出てしまっているんですね。

 議会で使う私たちの控え室には、原さんのロッカーや収納棚が用意され、それを見るだけでウキウキします。一方で、「大会派の代表は責任が重いぞ」との先輩議員のアドバイスもあり、「喜んでばかりはいられんぞ」と気持ちを引き締めています。

No.763 2018年7月3日 おかげさまで、5人の市議団になりました

おかげさまで、5人の市議団になりました

 市議補欠選挙では、原啓二さんの当選を果たすことができました。多くのみなさんに応援していただいた結果です。「子どもと孫にも頼んだよ」「友達に声をかけて一緒に投票してきたよ」など、1票1票が広がり、それが積みあがっての勝利だと思います。元自民党幹部だったという方が事務所に電話をくれ、「今の安倍さんのやり方に怒り心頭。もう共産党しか信頼できないから原さんに入れてきたよ」と言っていただきました。本当に嬉しいことです。

 原さんの当選で共産党市議団は5人になりました。今の市議会は最大会派が5名なので、私たちも同数で並ぶことになります。そして、勤医協病院での経験を生かし、欠員のある厚生委員会に入ってもらえたら私も心強いです。

 今回の選挙では、「カジノよりも医療と介護」「カジノよりも子育て支援」「北海道ではカジノがなくても国際観光客が4倍になった。カジノ誘致推進の根拠はない」と訴えました。市民から「カジノ反対の原さんを応援する」「選挙に行かないつもりだったけど、カジノに反対だから行きます」と声があり、多くの市民が共感してくれたと確信しています。

 一方、今月2日の北海道議会で遠藤連議員がIR(カジノ)について質問しており、知事が「北海道へのIR誘致の判断は時間を要する」と言っていることに対し、「インバウンド観光を一段高いステージに押し上げる機会を失いかねない」という発言から始まっています。

 また、ギャンブル依存症についても質問し、理事者から「IR整備法案には、高い水準のカジノ規制が設けられている」「シンガポールでは、政府の徹底した対策により、ギャンブルに問題を抱えている方の割合が減少した」などの答弁を受けたうえで、「懸念されるマイナス要因についての対策が講じられているのに、あと何が足りないのか」「国では法案成立が目前に迫っている。成立後に手を挙げたのでは手遅れになる」と、カジノ誘致を煽っています。これって、岩倉市長応援の質問?

 答弁にも疑問を感じますが、カジノ誘致反対の私にとっては、「市民の声を考慮した市民目線の質問をしてほしい」と憤りを感じます。

 選挙戦でも訴えましたが、「1番の依存症対策はカジノを誘致させないこと」ではないでしょうか。

No.762 2018年6月26日 無競争になった市長選挙

無競争になった市長選挙

 市長選挙が無競争選挙になってしまいました。市民と野党の統一候補擁立のために努力してきたのですが、実現できずとても残念です。多くの市民のみなさんから「カジノ反対の候補を出して欲しい」「私たちの声を託せる候補の擁立を」など、多くの期待がありました。その声に応えることができず、申し訳ない思いです。

 先日は、後援会の方から「市長選挙を闘えなくて悔しい。小野寺さんが市長選に出てくれ」との声も。私など、そんな器ではありません。でも、なんとしても市長選挙をたたかいたいという気持ち、よくわかります。また、「松橋千春さんを出したらどうだ」という意見もありましたが、松橋さんは大事な道議会議員の候補です。「候補の使いまわし」のようなことは控えたいと思っています。

 市長の役割は、苫小牧市の舵取りをする重責です。候補がいないからといって誰でも良いということにはならず、選挙に出る以上は多くの市民のみなさんが「この人なら」と思ってもらえる人物でなければなりません。時間的な余裕もなく、市民と野党の統一候補の擁立が叶わなかった今、候補擁立をあきらめるしかなかったというのが、現状です。悔しいのですが・・・。

 地元の新聞報道では、4期目を迎える岩倉市長の記事が掲載されていました。その中のの「3期目の積み残し」というテーマでは、市長は「1番重たいのは苫小牧駅前の再生問題。ただし、駅前のイルミネーションは今年から始める。駅を降りた時の暗いイメージを少しでも明るくしたい」と述べており、いよいよイルミネーションが実現しそうです。

 駅前のイルミネーションは、平成27年の12月議会で工藤良一議員が最初に提案し、副市長が「17万人都市の駅だと思ってもらえるように努力したい」と答弁しました。その後、冨岡隆議員が28年の12月議会と今年の6月議会で質問。6月議会では、市長は「若い人の目線が必要なため、若手の職員を中心に取り組んでいる」と具体的な答弁でした。市議団で協力した粘り強い提案で、今年のクリスマスには明るい駅前が実現できそうです。

 ただ、駅前の再開発にはまだ時間がかかりそうです。それまでは、みなさんの意見を参考に「これこそ17万人都市」と感じられるような提案をしていきたいと思います。

No.761 2018年6月19日 大門参議院議員の講演を聞いて

大門参議院議員の講演を聞いて

 17日の日曜日、「カジノいらない集会」での記念講演のために、大門みきし参議院議員が苫小牧に来てくれました。久し振りの大門議員のお話し、とっても楽しく学ぶことができました。

 大門議員の話しで、「カジノはいかん」とますます実感しました。たとえば、IR(カジノを含む統合型リゾート)が来ると観光客が増えると期待している方がいますが、そうではないという大門議員の話し。シンガポールではIRができてこの5年間で外国人観光客は1.7倍になったけど、IRのない日本は3.5倍に、さらに北海道は4.1倍になったというのです。さすが外国人に人気の自然豊かな北海道!! 

 そして、日本で3カ所のIR候補地のなかで、一番自然を壊すのは苫小牧だという話しもありました。それも許せない。絶滅危惧種のオジロワシや天然記念物のオオワシのねぐらが破壊されてしまい、美々川・ウトナイ湖にも大きな影響が出てしまいます。

 そして、国ではカジノ法案を通すにあたり、違法性をどう解決できるかが一番課題になっているようです。そもそも刑法で禁止されているバチクであるカジノですが、なんとか合法化できないかと、国では頭を悩ませているそうです。そんなことに頑張ってほしくないのですが。

 大きく2つの課題をクリアする必要があるそうです。1つは公営性です。競馬・競輪などの公営ギャンブルは地方公共団体などが運営主体なのでオッケーです。しかしカジノは民間の事業者が運営。これはクリアできそうにありません。2つ目は公益性です。公営ギャンブルは収益を公共のために使っているのでオッケー。カジノは収益の30%を地方自治体に納めるものの、残りの収益は事業者のポケットに入るので、公益性もクリアできません。大門議員は「合法化は無理」といいますが、何でも強行の安倍政権なので、油断なりません。

 内情は、憲法を変えたい安倍首相が日本維新の会の賛同を得るために、維新が推進するIRを今国会で通す約束をしているので、安倍首相は躍起になっているようです。「悪事の交換条件」と私は言いたい。

 とにかく、カジノ法案は廃案に。苫小牧にカジノはいらない。市議補欠選挙でも、このことを訴えてたたかいます。

No.760 2018年6月12日 ガン検診が無料! だけど・・・

ガン検診が無料! だけど・・・

 今議会の一般質問で、工藤良一議員がガン検診について質問しました。実は、ガン検診は今年の4月から無料化になりました。正式は胃ガン、肺ガン、大腸ガンに限るのですが、「この3つは特に受診率が低いので無料化を実施することにしました」と担当職員さんは説明しています。胃ガン検診は全国平均8.6%なのに対し苫小牧は4.7%、肺ガン検診は全国平均7.7%なのに対し5.0%、大腸ガン検診は全国8.8%なのに対し4.1%という実態です。

 とても良いことですが、1つ注文を付けたいことがあり、質問に至ったのでした。実は、無料化といってもいったん自己負担をしたあとに申請をして返還してもらう(償還払い)という手法なのです。

 みなさん、記憶にあるでしょうか? 以前特定健診が有料だったとき、受診率が低かったため、「早期発見、早期治療が市民の健康増進になり、さらには医療費の抑制になる」と、私達も無料化を求めてきた経緯があり、無料になった現在は、道内10万人都市のなかで苫小牧は第1位になったのです。

 ガン検診は無料化とはいえ、いったん自己負担が発生するのなら受診率の向上になるのか疑問です。市民からも、「費用が高くて負担になる」「手続きが面倒」など、いろいろな声があります。肺ガンは200円、大腸ガンは400円ですが、胃ガンは2,000円(バリューム検査は1,500円)と確かに自己負担が大きいのです。

 また、肺ガン検診をした人が200円の返還のためにわざわざ市役所に手続きに行くでしょうか。「面倒」だという気持ち、私も理解できます。そうなると、胃ガン検診は高いから受診しない。肺ガンと大腸ガン検診は、受診しても申請しないという事態になりかねないように思えます。

 そこで、工藤議員が提案したのは病院の窓口で無料にする方法です。「委任払い」という手法ですが、これなら「払えない」「面倒」を一気に解決できます。しかし、答弁は「委任払いを検討したけど償還払いの方法にした」というものです。そして、市役所に行かなくてもいいようにと、「郵送の申請も受け付ける」ということです。

 私はしばらく推移をみて、受診率向上にならなかったら、再度委任払いを提案しようと思っています。

No.759 2018年6月5日 最近のニュースから「なにか変」

最近のニュースから「なにか変」

 私たち市議団は6月議会に突入します。市議補欠選挙で大忙しの時期ですが、議会も大切。しっかり取り組みたいと思います。今回の一般質問は冨岡隆議員と工藤良一議員が担当します。冨岡議員は一般質問のトップバッターなので、7日の木曜日です。工藤議員はくじ引きの結果、20名の質問者のうち18番目になってしまったので、11日の後半か12日の午前中の質問になると思います。議会のほうも応援よろしくお願いします。

 ところで、最近のニュースを見て「なにか変」と感じているのですが、それは私だけでしょうか。たとえば日本大学のアメリカンフットボールの問題。悪質タックルは絶対にやってはいけないことですが、真実を公表して謝罪した宮川選手に対し、監督やコーチは「指示していない」とか、「ケガをさせることが目的ではない」などと主張し、宮川選手に責任転嫁する姿は、とても許せないものでした。

 一昨年に起きた神戸の中学生が自殺した問題では、関係する生徒からいじめについて聞き取りをしたメモを教育委員会の職員が隠蔽していたことが明らかになりました。理由は、「メモが明らかになったら事務処理が煩雑になる」ということでした。しかも校長もメモの存在を他の教員に口止めしていたことも報じられています。これには、驚き以上に落胆しました。

 私は、これらの問題は、国会の様子と酷似していると感じます。森友問題では文書の改ざんや破棄は認めましたが、すべて前国税庁長官の佐川氏の責任にしました。その理由は「関与していたら総理大臣も国会議員も辞める」と言った安倍首相を守るためにやったことであることは誰も目にも明らかなのに、認めようとしない首相と麻生氏。国民はもちろん、様々なジャーナリストからも「責任をとって辞任すべき」という批判の声が上がっています。

 アメフト問題や自殺のメモ隠蔽などは、安倍政権の国会運営が直接影響を与えたわけではありませんが、最高機関である国会で、嘘の答弁や隠蔽、改ざん、資料の破棄、責任転換などが繰り返されていることを通して、何かしら人間の心理に影響を与えているように思え、私は不安を覚えています。

No.758 2018年5月29日 傾斜がきつい古い市営住宅の階段

傾斜がきつい古い市営住宅の階段

 先日、日吉町の市営住宅の住民から、「高齢の男性が2階建て公住の階段から転落して亡くなった」というお話しを聞きました。日吉町の住宅は築47年も経過する古い住宅です。階段の傾斜がきつく、下から見上げるとそびえたつように見えます。もし、本当に転落したのであれば早急に安全対策が必要です。私は、さっそく住民の声を聞いたり、同様の住宅内を見せてもらったり、市の住宅課で話を伺ったりしました。

 まず、気になった階段の傾斜について調べると、50度だということがわかりました。これは、昭和46年に施行された法律に適したもので、当時の基準では問題はありませんが、今では46度の傾斜が一般的だそうです。「この4度の差は、実際にのぼるとけっこう大きいですよ」というのが担当職員さんのお話しでした。

 さらに、平成12年の法改正で階段に手すりを付けなければならなくなりましたが、日吉の住宅は手すりの義務付けは該当しません。ある時期、市は階段の手すりの設置に取り組みましたが、それは一部で114戸のうちどの程度が設置されているか把握していないというのが現状です。

 男性が、階段から転落死したのかどうかは断定できませんが、他にも「階段から落ちて1ヶ月入院した」という90代の女性の話しを直接聞きました。また、「○○さんは階段から転落してケガをしたために、子どもさんと同居することになって引っ越して行ったよ」という話しも聞きました。

 転落防止のために、「怖いからの上がるときは四つん這いで上がるし、下りる時はお尻をつきながら下りる」という80代の女性や、「階段は怖いから1階で過ごしている」と、介護ベッドを茶の間に置いている男性もいます。

 私は、2つのことが大事だと思いました。1つは全ての住宅の階段に手すりを付けること。もう1つは希望する住民を空き家になっている平屋の公住に住み代えをさせてあげることです。

 この問題はお隣の光洋町の市営住宅も同様です。住民のみなさんの要望をしっかり聞きながら、取り壊すまでの10数年間、しっかりと安全対策に取り組んでいきたいと考えています。

No.757 2018年5月22日 驚き!! カジノは娯楽施設ですか?

驚き!! カジノは娯楽施設ですか?

 21日に、カジノの調査のために日本共産党の参議院議員大門実紀史さんが来苫しました。市役所で担当職員さん達とレクチャーし、その後建設候補地の視察をしました。市議団からは冨岡隆議員と工藤議員が同行し、前衆議院議員の畠山和也さん、市議補欠選挙に挑戦する原啓二さん、さらには松橋千春さんと共産党道議団3名も参加しました。

 私はといいますと、この日のこの時間は議会改革検討会と代表者会議があったので参加できませんでした。いま議会では議員の手づくりで“議会基本条例”の作成中で、その協議のための大切な会議だったのです。

 私が会議から戻ると工藤さんもちょうど帰ってきたところでした。私はすかさず「どうだった?」と聞くといろいろ教えてくれました。そこで、工藤さんの報告内容の一部をみなさんにお伝えします。

 レクチャーのなかで職員さんがカジノに対し「娯楽施設」と言ったそうです。その言葉に大門さんは「娯楽施設ではないでしょう。刑法で禁止されている賭博場ですよ」と指摘し、真下紀子道議が「撤回したほうがいいですよ」と、たしなめる場面があったそうです。さらに大門さんは、「カジノ以外の振興策は考えられないのか」と、誘致撤回を促したとのこと。

 また、大門さんが「反対派の署名がたくさん市に届いているでしょう。それをどう捉えているんですか」と聞くと、「賛成している人もいますから」と回答が返ってきたそうです。工藤さんは、「この言葉が一番頭にきました」と報告してくれました。

 市長はカジノ誘致に前のめりです。その担当職員さんが懸命に仕事をするのは当然です。でも、職員さん自身が「娯楽施設」と捉えていることに驚きました。だから賭博を誘致することに疑問を持たないのかもしれません。反対署名に対しても、重く受け止めていないからあんな言葉が出てくるのではないかと感じ、「工藤さんが怒るのもごもっとも」と思いました。

 安倍政権はカジノ実施法も数の力で閣議決定しました。しかし、法案は絶対に通さないように、みなさん「カジノ反対」の声をあげましょう。

No.756 2018年5月13日 母の思い~「平和」を未来につなごう

母の思い~「平和」を未来につなごう

  先日、夢に母が現れました。私が人の行き交う賑やかな場所を歩いていると、元気な頃のままの母が私に向って歩いてきます。そして、気が動転する私の前で、母は見知らぬ人の身体の中にスーッと消えました。母はその人の身体を借りて生き返ったのでした。私は、驚きながらも母が生き返ったことが嬉しくて、見知らぬ身体の母に抱きつきました。感触が柔らかかったのを覚えていますが、そのあとの記憶がありません。なぜそんな夢を見たのか不思議でしたが、久し振りに母に会えたのが嬉しかったです。

 近頃、鏡を見ると母に似てきたように思えます。若い頃は、「お母さんに似ているね」と言われることが嫌だったのですが、今では自分の顔に母の姿が重なることを嬉しく感じています。娘たちも、同じように感じてくれるかもかもしれませんね。

 私が共産党に入ったのは、「子育てのためには政治に目を向けなさい」と友人に言われたことがきっかけでした。そこで日本共産党の話しを聞いたり、本を読んだりして、「子育てするなら共産党」と思って入りました。でもそれ以前に、母が共産党を応援していたので、共産党を信頼できたことも入党の後押しになったと思います。今でも共産党は信頼できる党です。

 私たちは「集い」や「お茶の間懇談会」をたくさん開き、共産党の基本の基本をお伝えしています。共産党は今年で96歳、反戦平和を目指して立党し、綱領をもとにブレない政党。私たちの党費としんぶん赤旗の事業収入、個人の募金で運営している労働者の党。そんな内容を、手作りの紙芝居を使って語ってくれるのが松橋千春さん。いつでも、どこでも出張しますので、声をかけてくださいね。

 9条に自衛隊を書き加えて憲法を変えようとしている安倍政権。そんなことをしたら平和を守ることができないと、全国で13,000万を超える署名が集まっています。もっともっと集めて憲法を守らなければなりません。

 母も、平和を望んで私に共産党を伝えてくれました。私も、母の思いをしっかり引き継ぎ、未来の子ども達に平和を残さなければと、強く感じます。

No.755 2018年5月4日 改憲の企てを阻止しよう!!

改憲の企てを阻止しよう!!

 今月2日、事務所のみんなでバーベキュー(若者はBBQというそうです)をしました。昨年は1度もできなかったので「今年こそは!」と、冨岡隆議員の1声で実現できました。ケガの治療で手術をした渡辺満議員もなんとか回復し、市議団も全員揃いました。松橋千春さん、原啓二さんを含め総勢12名のBBQでした。

 4月は本当に忙しく、休みが取れたのはたった1日。でも、けっしてブラック企業ではないのです。ただただやることが多過ぎました。前半の2週間は安平町議選挙の応援、後半は議会報告会の準備。そして、合間に企画されるお茶の間懇談会。さらに会議も・・・。

 安平町議選挙では三浦恵美子さんが勝利できたことで疲れは吹っ飛び、あちこちで企画してくれたお茶の間懇談会では楽しく語り合うことができ、元気と英気をもらいました。しかも、4月に入党してくれた人は12名も。嬉しいことが多く、疲れを感じない4月でした。

 しかし、レクリエーションも大事だし、事務所のメンバーとのコミュニケーションも大事。来月はいよいよ原啓二さんの市議補欠選挙。エネルギーを蓄えるためにもお肉は重要。おかげ様で充実したBBQになりました。

 さて、3日はご存知“憲法記念日”。昨年の憲法記念日には、憲法9条に「自衛隊」を書き込み、2020年までに改憲すると宣言した安倍首相。多くの国民の批判が集まっており、憲法改正の議論が進んでいないように見えますが、安倍首相は水面下では着々と準備しています。

 安倍首相は「9条3項に“自衛隊”を書き込んで何も変わらない」と言っていましたが、自民党の改憲条文案では9条2項の制約を受けないようにすることうを明記しようとしています。2項は「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」という条文。この制約を受けないとなると、自衛隊は戦力を持ち、戦争もできるということになり、災害などで頑張る自衛隊ではなく、戦場で戦う自衛隊を明記しようとしていることがわかります。

 子ども達の未来に「平和」を残したい。そのためには憲法を守ることだと確信しています。みなさん、安倍首相が狙う改憲の企てを一緒に阻止しましょう!!

No.754 2018年4月24日 事故機が参加しているかもしれない訓練

事故機が参加しているかもしれない訓練

 23日に9回目の米軍戦闘機訓練移転説明会があり、議会事務局の職員さんに同行してもらい、市議会として参加してきました。職員さんから、「現地はかなり寒いようなので、上着を持って行ってくださいね」と声をかけていただいたのですが、この日はポカポカ陽気だったこともあり、私は軽装でした。案の定さむかった。私のように備えをしていない者のために、わざわざ防寒着を用意してくださった職員さん。ありがとうございます。

 千歳基地の滑走路に着くと、すでに米軍戦闘機が到着していました。しかも三沢基地のF16戦闘機が!! みなさん、聞き覚えがありませんか? 三沢基地のF16といえば、今年の2月20日にエンジンが出火したために燃料タンクを湖に投棄したとんでもない戦闘機です。事故直後、町長さんは抗議し、事故原因の究明と同機種の飛行自粛を要請しましたが、全く聞き入れてもらえず、翌日には飛行開始。原因は未だに判明していません。

 私たちが千歳基地に行ったのは、戦闘機を見学するためではなく、米軍や北海道防衛局からの説明を受けるためですが、米軍からの説明はわずか5分。しかも通訳を含めてです。そして、説明というより挨拶で終わり。質問をする時間は、「時間がタイト(余裕がない)なので質問は受けられません」とのこと。「わざわざバスを貸しきって来たのに、たった5分の挨拶で許されるのか」と、怒る議員も。

 そして北海道防衛局への質問タイムで記者さんが、事故を起こしたF16は今回の訓練に参加しているのかどうかを聞きました。すると「運用上の問題なのでお答えできません」とのこと。事故原因がわかっていないのに、「参加していない」とは言わないの? 驚きです!!

 私たちは、会派を代表して渡辺満議員に質問をしてもらいました。やはりF16の問題です。市が事前にもらった米軍から回答文書では「飛行前に全ての機体の点検を確実にしている」という文言があります。そこで、「なぜ確実に点検をしているのに事故が起きたのか」という質問です。それには「調査中」としか答えません。市議団4人、「市民の安全を軽んじているのか」と抗議したい気分で帰ってきました。米軍訓練も治外法権のようです。

No.753 2018年4月17日 「次は市議補欠選挙」

「次は市議補欠選挙」

 安平町議選挙の結果、苫小牧から移住し人生を賭けて立候補した37歳の三浦恵美子さんが当選を果たしました。地区議員団に新しい仲間が増えたこと、とっても嬉しいです。先週、先々週と安平町議選挙の事をこのニュースでお知らせしました。すると、「ニュース読んだよ」という方が、「以前、安平町に住んでいたから知り合いがいるんだよ」と、支持を訴えてくれました。多くの方が支えてくださり、応援してくれた選挙。感謝でいっぱいです。

 選挙の翌日、党北海道委員会の委員長から電話があり、「頑張りましたね。ご苦労様でした」と慰労の言葉を。そして、「次は市議補欠選挙ですね。頑張ってください」とのこと。私たちのたたかいには休みがないようです。

 さっそく、市議補欠選挙に挑戦してくれることになった原啓二さんを囲んでの「お茶の間懇談会」を続々と計画しています。先日は、「原さんに何でも聞いてみよう!」という企画にしました。参加してくれたみなさんにメモ用紙を渡して聞きたいことを書いてもらい、原さんが答えるという方法です。「好きな食べ物は」「好きな色は」などの質問の他に、政策的な質問も多くあり、原さんは1つ1つに丁寧に答えてくれました。

 みなさんの中には、まだまだ「原さんってどんな人?」と思っている方も多いと思うので、ここで少しだけ紹介させていただきます。

 好きな食べ物は魚介類、特に貝だそうです。常呂町出身の原さんは、サロマ湖に近かったため、新鮮な魚介類で育ち、「いくら食べても飽きない」そうです。好きなお菓子は米菓子で、好きな飲み物はお茶という、古風な嗜好も原さんらしい。温厚で優しそうな原さんに、「速そうな車に乗っていますが、運転すると人が変わりますか?」という質問もありました。答えは「見た目と同じです」とのことです。

 そして、選挙で訴えたいことは、「社会保障の充実、医療介護の負担軽減、子どもの医療費助成の年齢拡大」などだそうです。さらに人口減少対策として、「子育て世代の応援が重要」とのこと。

 まもなく原さんのカラーチラシが完成し、詳しい政策を載せています。原さんの好きな淡いグリーンを基調としたチラシですので、楽しみに待っていてくださいね。

No.752 2018年4月10日 安平町全議員が反対する産廃施設建設の行方は

安平町全議員が反対する産廃施設建設の行方は

 安平町議選挙が始まり、相変わらず私は連日応援に行っています。松橋千春さんと事務所の森本健太君も毎日候補カーの乗組員として頑張っていますよ。定数12に対し、16名が立候補しており、厳しい選挙であることは間違いありません。15日の投票日の結果はどうなるのか、心配と不安でいっぱいです。

 選挙に応援に行くようになって知ったのですが、安平町では産業廃棄物の最終処分場の建設問題が浮上しています。すでに北海道の認可がおりているのですが、建設には地元住民の理解が不可欠です。だからこそ、この問題が選挙の争点の1つになっています。

 なんだか、千歳市に建設中の大規模養豚場と同じような状況だと思いました。この養豚場も地域住民や隣接する苫小牧の住民が反対していますが、北海道の許可がおりて建設が始まっています。いわゆる「迷惑施設」といわれるものを建設する場合は、地元住民の理解が大前提ですが、なぜ「反対」の声があがっているのに北海道が許可を出したのか、私は大きな疑問を持っています。

 安平町では、町長選挙に2名が出馬しており、処分場建設に賛成派と反対派がいるらしいのです。しかし、反対派候補のパンフレットを見ても、そのことには触れていません。本当に反対なのでしょうか? 賛成派候補も「賛成」とは言えないようです。よそ者の私にはよくわかりませんが・・・。ちなみに、共産党は町長選挙では「自主投票」という立場を取っています。

 今回勇退する奥野嵩議員に処分場のことを聞いてみると、全議員が参加する議員協議会で議員全員が処分場建設に反対することを決めたといいます。町民を代表する議員が全員一致で反対したのであれば、「地元住民の理解は得られない」ということではないでしょうか? 選挙の結果、どちらの候補が町長になったとしても、その意思は覆られないものだと思うのですが・・・?

 選挙初日は天気も良くポカポカ陽気でしたが、これからは寒い日も、風の強い日も、雨の日もあると思います。でも、候補と共に「元気に、明るく、楽しく」をモットーに、党の政策を真剣に訴え、投票箱の蓋が閉まるまで、やるべきことをやりきり、悔いを残さないように全力で頑張ります。

No.751 2018年4月3日 「子育てするなら安平町」実現のために

「子育てするなら安平町」実現のために

 来週はいよいよ安平町の選挙(10日告示、15日投票日)です。町長選挙は2名が出馬予定、町議選挙は定数12名に対し16名が立候補するようで、厳しい選挙になります。

 ときわ町から安平町に移り住み、町議選挙に挑戦することを決意してくれた37歳の三浦恵美子さんの勝利のために、私たち市議団は連日安平町に通っています。2期8年安平町議として努めた奥野嵩さんの大事な党の議席を守るために、全力で頑張らなければ!!

 三浦さんは、「安平町の人たちはみんな親切で、温かいまち。私は安平町が大好きになりました。だから、もっと若者が住んでくれるまちにしたい」と語っています。そして、「安平町には空き家の管理をして情報を発信する空き家バンクがあるので、大いに活用してもいたい」「若者も入居できるように公営住宅の家賃減免制度を作りたい」など、意欲満々です。

 また、安平町には移住体験(ちょっと暮らし)の制度や住宅購入助成もあります。さらに、子どもの医療費助成は18歳まで実施しており、医療費助成の年齢拡大を提案している私たち市議団として魅力的な取り組みがあります。

 その他に調べてみると、結婚祝い金(5万円)や出生祝い金(1人目3万円、2人目5万円、3人目10万円、4人目50万円)などもあり、若者からは「安平町いいね~」との反応。そんな制度をPRし、安平町の「良いとこ」を発信すれば、人口減少対策にもつながるのではないでしょうか。

 さらに三浦さんは、給食費の助成制度も実施できるように提案したいと言っています。実現すれば「子育てするなら安平町」という素晴らしいアピールになるのではないでしょうか!! お隣の苫小牧市、負けてはいられないぞ。でも、私たちは30年度の予算委員会で給食費の多子世帯への助成を提案しましたが、市長の答弁は厳しいものでした。

 苫小牧での取り組みはさておき、今は「子育てするなら安平町」実現のための大事な議席として、三浦さんの応援に全力投球です。みなさん、安平町にお知り合いはいませんか? ご紹介くだされば幸いです。

No.750 2018年3月27日 業務を減らすだけの「教員の働き方改革」

業務を減らすだけの「教員の働き方改革」

 もうすぐ4月ですね。春らしくなり、ポカポカ陽気の日が増えてきました。ストーブを消す時間も長くなり、冬物の衣服も「ご苦労様」と片付ける頃。なんだか足取りも軽くなりますね。

 でもこの時期は別れの季節。ちょっぴりさびしい気持ちにもなります。私が新人議員の頃からいろいろ教えていただき、お世話になった市の職員さんたちが定年退職になりました。「あんなこと、こんなこと、あったよね~♪」という唱歌や「春なのに~♪」という歌謡曲が頭に浮かんできます。

 先日は中学生の息子がお世話になった部活動の顧問の先生のお別れ会がありました。4月から異動することになったのです。ほとんど運動をしたことがなかった息子が、1年間休まず部活動に打ち込めたのは、顧問の先生の存在があったからだと、私は感じています。

 息子も、さびしい別れの季節のなかで、「次はどんな先生が顧問になってくれるんだろう」と不安そうです。今は、顧問不在の状態で先輩部員たちが練習を進めてくれています。お別れ会では、「顧問の先生がつかなかったらどうなるのか」「もしかしたら廃部になるかも」と心配する声が保護者のみなさんから上がっていました。私も、そんなことになってほしくありません。

 国で進める「教員の働き方改革」では、教員の負担軽減、長時間労働の改善目的で部活動の指導は外部に担ってもらうことを検討しています。大事な視点ではありますが、簡単ではありません。誰が担うの? 予算はあるの? 学校や保護者、子ども達の意見を聞かなくてもいいの? 多くの課題が残ったままです。

 教員の負担軽減や長時間労働をなくそうという方針だけが先行し、業務を削減しようとしても解決できないと思います。今でも、平均の勤務時間は11時間を超えているのが教員の実態。一番大事なことは、教員の定数を増やし、1クラスの児童生徒の人数を減らすことだと思います。中央教育審議会の部会長さんが「教員を増やすべきだが財政事情が厳しい」と言っているように、4年間連続で教育予算を削減している安倍政権に問題があります。

 今後、部活動はどうなるのでしょう。

No.749 2018年3月20日 安倍さん、麻生さん、心が痛みませんか?

安倍さん、麻生さん、心が痛みませんか?

 ここ最近大騒ぎしている「森友問題」、みなさんはどんなふうに感じてご覧になっていますか。朝日新聞の世論調査では、「改ざんは首相に責任がある」と答えた方は82%、毎日新聞では68%です。首相夫人である昭恵さんの関与を否定する発言に対し「納得できない」と答えた方は72%にも上っています。

 国会前には多くの国民が抗議に集まり、市民のみなさんからは安倍首相への怒りの発言もたくさん聞こえてきます。もしかしたら「内閣総辞職」もあり得ますよ!! 「もう、安倍さんと麻生さんの顔は見たくない」というのが私の今の強い感情です。

 国民の共有財産である国有地を8億円も値引きし、その前提で貸し付けの話しが「神風が吹いた」と、トントン拍子に進みました。いったい誰の意向が働いたのかがポイントです。これには昭恵さんの関与は間違いありませんよね。だからこそ、公文書を改ざんしたと考えるとつじつまが合います。

 今回の問題では国税庁長官だった佐川さん個人の責任にされていますが、私も市議会に関わっている者として、これだけはハッキリいえます。職員さんが公文書を書き換えたり改ざんしたりすることはなどあり得ません。改ざんは市民や議会に対する裏切り行為であり、犯罪行為です。職員さんは公文書の中にちょっとした記載ミスがあってもすぐに訂正するほど責任と誠意、プライドを持って仕事をしているからです。

 昨年4月、安倍首相はこの問題に関与していたら首相も議員も辞めると発言していました。この発言が大きな圧力になって大きな力が働いたのではないでしょうか。そして、首相と昭恵さんの関与を消すための工作が進んでいったというのが、影のシナリオだと私は考えています。それが、首相側の指示だったのか、あるいは首相の意向をくんだ忖度だったのか、この解明がカギとなっています。

 この問題では尊い1人の職員さんが命を落としています。「安倍さん、麻生さん、心が痛みませんか?」と私は聞いてみたい。そして、真実を明らかにすることを強く求めます。

No.748 2018年3月13日 ややこしい住民課窓口業務の民間委託

ややこしい住民課窓口業務の民間委託

 ロングランの新年度予算委員会が終わりました。毎年のことですが、本当に長く、ちょっとだけ疲れました。代表質問に加え、様々な分野の様々な項目を質問していると、頭の中が飽和状態になり、勉強したことを吐き出しながらではなければ新しいことが覚えられません。毎日、「今日の質問」のことだけを考えながら議会に臨むのが精一杯でした。

 さて、そんななか質問した総合窓口の設置と住民課の窓口業務の民間委託についてお伝えしたいと思います。総合窓口は、平成31年10月から設置されます。1つの窓口で転入・転出、介護や国保などの受付ができるようになり、とても利便になって、みなさんに喜んでもらえると思います。

 問題なのは、総合窓口と一緒に実施しようとしている住民課窓口業務の民間委託です。住民課といえば戸籍や住民票、印鑑登録、マイナンバーなどなど、市民の個人情報を扱う窓口。それを民間委託にすることに抵抗はありませんか? 総務省からのガイドラインでも、個人情報の取り扱いが一番懸念されると書いています。

 また、市の職員さんが委託会社の職員さんに指導したりアドバイスすることは「偽装請負」とみなされ違法行為になります。委託会社の職員さんを指導できるのは、あくまでも雇い主である委託会社です。市民が窓口に来た時に判断できないことがあっても、委託会社の職員さんは市の職員さんに聞くことができず、市の職員さんも教えることができません。こんなややこしい仕組みならば、民間委託なんてやめた方がいいと思いませんか?

 実は、窓口業務の民間委託を推進している張本人は総務省なのです。28年度から導入された「トップランナー方式」が曲者で、「民でできるものは民に」の号令で、遅れている自治体には交付金を減らしています。苫小牧も例外ではなく、窓口業務の民間委託をしなければ、さらに交付金が減らされるのです。「ひどい総務省だ!!

 行政改革に熱心な市長も、「総務省は地方自治体の実態を全く見ていない」と本音が出るほどです。だからこそ、「民間委託ありきではなく、検討する中で実態にそぐわない場合は市直営でやる決断をするべきだ」と提案しました。

No.747 2018年3月6日 日米地位協定の改定を目指せ!!

日米地位協定の改定を目指せ!! 

 今議会の代表質問で、日米地位協定の見直しについて質問しました。前回のこのニュースでは、青森の小川原湖に米軍のF16戦闘機の燃料タンクが投棄された事件に触れ、「苫小牧で同様の事故が起きたとしたらウトナイ湖に落とされる可能性がある」とお伝えしました。市長にも同様の質問をすると、それには答えず、「繰り返される事故については、大変遺憾である」との答弁でした。

 米軍の事故や事件が起きるたびに弊害になるのが日米地位協定です。このF16の事故でも、町長や政府は米軍に抗議をしていますが、聞き入れてもらえていません。

 だからこそ代表質問では、岩倉市長に対し「日米地位協定の見直しについて全国市長会で提案してはどうか」と質問しました。市長は「戦後70年を経過したなかで、時代にそぐわない部分がある」と言いつつも、日米両国政府で合意したものであり、国で対応すべきもの」と、市長会への提案をキッパリ否定しました。

 平成7年(1995年)、沖縄で少女暴行事件が起きました。さらに平成28年、少女暴行事件があった年に生まれた女性が米軍属に殺害され、遺体を遺棄されるという、またもや悲しい事件がありました。事件が起きるたびに綱紀粛正の強化や再発防止を求めてきましが、全く守られません。そして、必ず日米地位協定により、日本の警察は事件の捜査に関われず、関係する証拠すらも明らかにされません。

 私たちは、28年の6月議会に「女性遺体遺棄事件に抗議するとともに、日米地位協定の見直しを求める要望意見書を」提案しました。すると、全ての会派から同意が得られ、全会派一致で採択して国に要望書を提出しました。

 そして昨年11月、全国市議会議長会において「日米地位協定の抜本的な改定について」が国への要望項目に加わったのです。これは、全国の市議会の総意ということになり、大きな力を持ちます。

 日米地位協定があることで治外法権的な状態になり、今でもアメリカの植民地のような扱いをされていと感じます。こんな状態をなくする一歩として、さらに粘り強く訴えていきたいと思います。

No.746 2018年2月27日 F16・燃料タンク投棄事故~苫小牧だったら

F16・燃料タンク投棄事故~苫小牧だったら

 2月20日に、米軍三沢基地から離陸したF16戦闘機が燃料タンクを東北町の小川原湖に投棄した事故がありました。私はそのニュースを見て驚き、強い怒りを覚えました。テレビ画面には油が浮かぶ湖の映像とともに、漁師さんの怒りのインタビューが写し出されていました。小川原湖はシジミ漁が盛んなところですが、漁ができなくなりました。しかも、一歩間違えば漁師のみなさんの命に大きな危険を及ぼす大事故です。絶対に許せませんね。

 東北町の蛯名町長さんは、すぐに三沢基地のスコット・ジョーブ司令官に戦闘機の飛行中止を要請しました。しかし、次の日にはもう飛行を再開。ますます許されません。

 その日の夜、ニュース番組を見ているとコメンテーターが「政府は抗議をしたというが、高い壁に向って抗議文を読んでいるだけのようなもの」と言っていました。「うまいことを言うな」と感心し、すぐにその言葉をメモし、議会質問のフレーズに使わせていただきました(質問本番は3月1日)。結局、日米地位協定があることによって、町長さんが要請しても、政府が抗議をしても、全く効き目がないということですね。

 この事故について私たち市議団でも話題になり、「千歳基地で訓練をしている戦闘機が同じような事故を起こしたら、ウトナイ湖に燃料タンクを落とすんじゃないか?」「ウトナイ湖が汚れて、渡り鳥が来なくなっちゃう」「ウトナイ湖を過ぎて勇払の海岸に落とすかもしれない」「その先には備蓄コンビナートもある。危険だね」などと、想像すればするほど危機感が増します。この話しを職員さんにすると、「可能性はありますね」と言います。みなさんも「あり得る」と思いませんか?

 私は、市内上空を飛ぶ戦闘機などの事故から市民のみなさんを守るためには、千歳基地への訓練移転や北海道での日米共同訓練はやめるしかないと思っています。そして、日米地位協定も見直すことが必要ですね。これには市長も「時代に合わなくなっている」と同意見です。国に対し「見直しをすれ」と言ってくれればさらに頼もしいのですが、そこには意見の相違があります。

 だからみなさん、自分達で「訓練はやめろ」「地位協定を見直せ」と声をあげていきましょう。

No.745 2018年2月20日 来年度の予算審議がんばります!!

来年度の予算審議がんばります!!

 まもなく2月議会、そして来年度の予算委員会が始まります。来月16日まで続くロングランの議会です。私は代表質問でも登壇します。みなさん、聞きに来てくれると頑張り甲斐があり嬉しいです。

 予算委員会では、一般会計を担当します。課題山積のなかで、みなさんのご意見や要望をもとに、しっかりと審議していきたいと思っています。

 その
1つとして、何としても実現したいと思うことがあります。それは、紙おむつの収集無料化です。これも要望があって昨年の6月議会に提案したものでした。紙おむつの収集無料化というのは、とてもシンプルです。今、みなさんは紙類やプラスティック、缶・ペットボトルなどは、透明、もしくは半透明の袋やスーパーなどからもらったレジ袋に入れて出していると思います。紙おむつも同様の出し方をしてもらうという方法です。

 現在、市では3歳までの子育て世帯と在宅介護を受けていて市から紙おむつを支給してもらっている方を対象に、ゴミの有料袋を無料配布して、紙おむつによってゴミが増えて負担にならないようにと取り組んでいます。

 しかし、赤ちゃんや介護を受けている方以外にも、紙おむつを使っている方は大勢おり、紙おむつの収集無料化は誰でも対象になり公平性があります。

 さらにメリットはまだまだあります。ある子育て中のお母さんは紙類やプラの分別をしていませんでした。私が「分別するとごみが減るよ」というと、そのお母さんは「無料でゴミ袋をもらっているからいいの」とのこと。ゴミ袋を無料配布することで、分別意識が低下してしまっているのです。だから、紙おむつの収集無料化にすることで分別意識向上になると思うのです。

 メリットはもっとあります。無料配布するゴミ袋の製造費290万円が削減できます。さらにゴミ袋を届ける配送費100万円も削減できます。しかし、市長は「来年度からの実施は厳しい」と答弁。メリットだらけで何が厳しいのか。しかも市の財政負担は何もなく、市民からも喜ばれるのです。

 市民の要望を届けた大事な提案。来年度予算審議に再度提案し、実現を目指します。

No.744 2018年2月13日 1番寒かった日に穂別へ

1番寒かった日に穂別へ

 12日の月曜日は建国記念日の振替休日。私たち市議団4人は地区委員長と市議補欠選挙に出る決意をしてくれた男性の6名で、むかわ町議選挙のお手伝いに行ってきました。むかわ町といっても穂別まで。約2時間の道のりです。

 12年前にむかわ町と合併したため、今では穂別もむかわ町です。むかわ町には現在党の議員が2名います。しかし、穂別には共産党の議員が勇退してからは議席がなく、穂別地域の議席奪還を目指しての選挙になり、現職2名とあわせ3名の勝利を目指します。

 この日の穂別は、北海道で1番気温が低い日だったらしく、朝はマイナス23度。日中もかなり寒い1日でした。モコモコに着込んでいったので身体は耐えられるものの、顔や耳が痛くなるほどの寒さ。でも、頑張ってきました。

 穂別で議席を目指す理由は、合併してから穂別に住む皆さんの声が行政に届きづらいということから、「声を届ける架け橋となる党の議席を奪還しよう」と頑張っています。

 たとえば、バスの不便さは顕著です。病院に行きたくてもバスが1日2本。しかも予約をしなければ利用できません。急に病院に行きたくても行けないという実態があります。穂別の市街地から30分ほど車で走ると富内という地域があります。児童が4名ということで、今年度で小学校は廃校になった地域でもあり、ここではお店屋さんもなく、買い物が難しい地域でもあります。また、町営住宅の家賃が2万円を超えており、「高くて困っている」という高齢者にも会いました。家賃を下げられないのか、減免制度を充実できないかという課題もあります。

 そんな町民の実態をつかんで、町政に届け、具体的な対策を取らなければ生活ができなくなってしまい、どんどん過疎化が進んでしまうでしょう。「合併して良かったんだろうか」という声も実際に広がっていました。

 だからこそ、私たちも連日応援に行きたいとは思っているのですが、むかわ町の選挙は3月13日が告示、18日が投票日です。この日程は、苫小牧市議会の真最中。私たちも議会の準備があり、なかなか行けません。どうしよう。

 でも、議会と両立で、頑張るしかありませんね。

No.743 2018年2月6日 米軍基地のない沖縄を

米軍基地のない沖縄を

 4日、名護市長選挙の投開票があり、残念ながら辺野古新吉建設反対を訴えてたたかった稲嶺進氏が及びませんでした。地区党でも「負けられないたたかい」と位置付けていただけに、残念でなりません。

 辺野古新基地建設推進の相手陣営は、「企業・団体締め付けの組織戦に総力をあげた」と報じられていました。一方で、出口調査では「新基地建設反対」が6割を超えていることからも、辺野古の「へ」の字も言わない争点隠しの選挙だったようです。

 新基地建設はまだ全体の1%しか進んでいません。「反対」の声はこれから生かされる時です。選挙に勝ったからといって、市民が辺野古新基地建設容認と判断せず、しっかり民意を聞いてほしいです。

 5日には、自衛隊のヘリコプターが民家に墜落し、乗っていた自衛隊員が命を落とし、民家の小学生がケガをしました。大変恐ろしく、痛ましい事故です。民家が密集し、すぐ近くには保育園や幼稚園、小学校もあり、多くの犠牲者を出したかもしれません。防衛大臣がいう「徹底した原因究明」は当然のことですが、最近は米軍事故も含めて頻発してはいませんか。

 苫小牧上空でもヘリコプターの飛行が増え、騒音の苦情が増えています。先の議会では、西部地域にも騒音測定器を設置することが約束されたばかりです。集団的自衛権の行使容認から安保法制の強行採決など、自衛隊が海外の戦闘に派遣される道筋ができました。だからこそ、その準備として市街地上空の飛行が増え、事故までも増えているように思えます。

 「世界一危険な基地」といわれる普天間基地の代替基地として建設しようとしている辺野古の新基地ですが、場所を変えても危険はなくならず、「最新鋭の基地」となれば危険は増し、それが半永久的なものになります。私たちが沖縄に視察に行ったとき、現地の方が「夜は女性3人で歩いていても危険ですよ」とアドバイスをくれたように、事件や事故に一生怯えながら暮らさなければならない沖縄の人々のことを考えるといたたまれない気持ちです。

 3日には東京の長女が帰省しました。長女が1歳の時(1995年)、沖縄で米兵による少女暴行事件が起こりました。そして日米地位協定の壁が。とてつもない怒りを覚え、その時から私は「基地のない沖縄」を願わずにいられませんでした。絶対にあきらめず、私もたたかい続けます。

No.742 2018年1月30日 体調管理の悪さに反省

体調管理の悪さに反省

 先週は、最悪の1週間でした。月曜日から熱っぽく、咳と鼻水も出始めました。日曜日の地区党会議では、私の隣で風邪を引いたW氏が具合悪そうにしており、私は「W氏の風邪がうつったかしら」と思っていました。水曜日は定例の朝宣伝。咳と鼻水が治まらず、「しゃべれるかな」と思いきや、宣伝中は咳も鼻水もピッタっと止まり、「奇跡が起きたと」と感じるほど。

 さらに水曜日は後援会員の方と「安倍9条改憲NO3,000万人署名」を集めるための訪問行動をしました。やっぱり咳が出るのでマスクを着用。だんだん寒さが辛くなり、夕方帰宅。熱を測ると、39.5度。やっぱり高かった。

 木曜日、早々に病院に行くと「インフルエンザのB型です」とのこと。それからは外出禁止。土曜日には中学校時代の同窓会が、日曜日には町内会の新年会。全てキャンセルです。月曜日の議員として大事な仕事も欠席せざるを得ず、申し訳なく感じています。「体調管理は自己責任。もっと健康に気をつけて体調管理しなければ」と反省しています。

 そうそう、少し前まではお尻が痛かったのです。またもや、インターネットで調べると、「坐骨神経痛」ではないかと思われる症状でした。座ると痛いし、歩くと太ももが痺れて力が入らない。階段を上るのが一苦労でした。一番困難だったのは車の運転です。特に痛い右側を浮かせて座るのが楽でしたが、運転はアクセルを踏む右側を浮かせることができないのです(工夫しても無理でした)。やっと痛みも無くなったと思った頃のインフルエンザの追い討ち(泣)

 でもみなさん、今はすっかり良くなりました。お尻もほとんど痛くありません。ただ今絶好調です。 地区党会議で確認した合った活動方針は、「元気に、明るく、楽しい党活動」です。このモットーで活動再開です。

 私が仕事に復帰すると、事務所の森本健太君がいません。市長選挙の応援のために沖縄名護市に行ったとのこと。「寝ていたのは私だけ・・・」。みなさん、名護市に建設しようとしている辺野古の新基地反対のために、「全国は1つ」で、エイ・エイ・オーです!!

No.741 2018年1月23日 「大丈夫」にはいろいろ

「大丈夫」にはいろいろ

 今年の成人式会場で署名活動をしていた男性がこんなつぶやきを。「署名をお願いしますって頼んだら、“大丈夫です”って言うから、署名用紙を差し出して書いてもらおうとしたら、また“大丈夫です”って言うんだよ。“大丈夫”って断る意味なんだね。ビックリしたよ」と、こんな話しでした。私は、「若い人は大丈夫って言う人が多いですよね。勘違いしちゃいますね」と、応えていました。

 しかし、このやり取りを聞いていた事務所内では、「そんな使い方は間違いだ」「おかしい」「誤用だ」などなど・・・「大丈夫」の使い方に異論が続出。なので、「私は正しい使い方に努力しましょう」と思っていました。

 そんな折り、ある団体の新年交礼会に出席しました。議員が座っている席に飲み物を運んできた店員さんが、「お飲み物は大丈夫ですか?」と声をかけました。それに応答した男性議員も「大丈夫です」と断ります。「出た!! 大丈夫」 その後、私のところにも店員さんが来て「お飲み物は大丈夫ですか?」と聞くので、「結構です」と断りました。

 ここで違和感を持ったのは言うまでもありません。「結構です」という断り方は冷たさを感じませんか? そこで、「大丈夫」を辞書で引いてみると、①立派な男子、②人の健康や状態・状況についてあぶなげなく安心できるさま、③計算値や語句、位置、方角などが、まちがいなく確かなさま、とあります。

 さらに、インターネットでは「4つ目の意味として“No Thank youの意または不用の意としても使われている」とあります。「あいまいで情緒的な会話が主流のこの国で、こうした柔らかい表現、どちらかとも取れる言い回しは、日本語ならではの味わい」と書いているものも。「大丈夫」は大いに使っても大丈夫でしょうか(笑)

 さて、地区党会議が無事終わり、地区党の今後の方針を確認しあいました。一番の目標と任務は来年の道議選挙で松橋千春さんを当選させることです。そのために、今年の中間選挙でも地区党あげて頑張りますよ。松橋さんは何に対しても「大丈夫です!!」と頑張る女性です。みなさん、当選が「大丈夫」と確信が持てるよう、ぜひ力を貸してくださいね。

No.740 2018年1月15日 負けられない3つのたたかい

負けられない3つのたたかい

 21日の日曜日には、日本共産党苫小牧地区委員会の地区党会議があります。地区党会議では、次の地区党会議までの『地区総合計画』を決定することと、新たな地区委員会役員を選出をします。

 先週は、「今年は選挙のオンパレード」というお話しをしましたが、今年の中間選挙でたたかう候補者もこの地区党会議で発表します。現段階では、候補者名をお知らせできないのですが、許される範囲内で少しだけお知らせします。

 まず3月のむかわ町議選挙では、現有2議席に加えてもう1人候補を擁立し、3議席獲得に挑戦します。今は旧むかわ町地域に2人の党議員がおりますが、もう1人は穂別地域から立候補を予定しており、2回目の挑戦になります。前回はわずか18票差で議席に届かず、リベンジ選挙となります。

 これまでむかわ町議選挙は4月だったので、苫小牧から私たち市議団も応援に入っていました。前回、私は穂別地域の担当になったので、錦岡から穂別まで毎日通ったのを思い出します。長い道のりでした。でも、今回は3月なので応援に行けません。なぜなら、2月議会・予算委員会の最中なのです。でも、負けられないたたかい。松橋千春さんは「幸恵さんの分まで泊り込んで頑張ります」と、頼もしい決意をしてくれています。

 4月は安平町議選挙。これには私たちも応援に行ってきます。しかも、新旧交代の選挙。現職の議員が勇退し、新人を擁立します。この新人候補は、苫小牧から移住した30代の女性です。とても華奢ですが、明るく元気で芯が太く、正義感の強い女性です。早くみなさんにお披露目したい気持ちでいっぱいです。

 そして、6月の市長選挙と市議補欠選挙は? 市長選挙について、残念ながらこの紙面では触れることができないことをご了承ください。でも、市議補欠選挙については少々お伝えできます。

 みなさん、市議補欠候補は擁立します。性別は「男性」。年齢は「40代」。現在の職業は「ないしょ」です。もう少しで正式な発表ができますので、お待ち下さいね。この補欠選挙に勝利したら、私たち市議団は5人になります。最強ではありませんか!!

 みなさん、この3つのたたかいに力を貸して下さい。

No.739 2018年1月8日 2018年は選挙のオンパレード

2018年は選挙のオンパレード

 2018年、初のニュースを書いています。大雪も降らず、寒さも少しだけ緩んで新年を迎えることができて、良かったと思っています。私たち家族は、30日の夜を札幌の姉家族と過ごしました。もちろん、母が亡くなり1人になった父も一緒です。本当は年越しをみんなで過ごしたかったのですが、私は恒例の元旦宣伝があるので、「年越しイヴ」で我慢!! 

 というわけで、31日の朝は1日早い初詣。人もまばらな北海道神宮に行ってきました(笑) おみくじを眺めていた甥っ子は、「このおみくじは今日だけの運勢かな? 明日開けば来年1年間の運勢になるのかな?」などと言いつつも購入。早々に開いていました。結果は小吉。みんなで境内をのんびり歩き、お茶屋で一休み。美味しいお茶とあんころ餅で体を温め、マッタリ気分を味わって帰ってきました。元旦のニュースでは北海道神宮の様子が映し出されており、大勢の参拝者と長蛇の列に、私は「昨日で良かった」と思わずにはいられませんでした・・・。

 日本共産党の今年は、またもや大忙しです。2018年に「絶対に負けるわけにはいかないたたかい」と位置づけているのが、憲法9条改定を許さないたたかいと沖縄の政治戦です。憲法9条を守ることは平和を守ることです。沖縄では2月に名護市長選挙、8月に沖縄統一地方選挙、11月に沖縄県知事選挙があります。このたたかいに勝つことが辺野古の海を守り、基地のない平和な沖縄につながります。

 みなさん、憲法改正法案を出させないために、改憲反対署名を片手に運動を広げましょう。沖縄の平和のために、「オール沖縄・オールジャパン」で頑張りましょう。私たちも全力でたたかいます!! 「エイエイおー!」

 加えて、苫小牧地区員会では目が回りそうなスケジュースなんです。3月にむかわ町議選挙、4月に安平町議選挙、6月に市長選挙と市議補欠選挙があります。そして、その後にやってくるのは2019年の統一地方選挙と参議院選挙・・・。選挙のオンパレードです。

 たたかいに休息はないようです。だから、みんなで力を合わせ、楽しく、元気に活動することが長い活動の秘訣。みなさん、2018年もぜひ力を貸してください。