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No.638 2015年12月21日 子どもの医療費助成拡大~諦めませんよ!!

子どもの医療費助成拡大~諦めませんよ!!



 先週は、子どもの医療費助成を小学校3年生まで対象を拡大するための議員提案をして、否決されてしまったことを報告しましたが、読んでいただけたでしょうか。議員提案が否決され、「これからも頑張るぞ」と自分を奮い立たせていましたが、内心はガックリきていました。しかし、そんな私に大きな励ましになった出来事があったのです。それは、地元紙の苫小牧民報に掲載されていた『なんでもトーク』です。


 掲載があったのは12月19日付けの新聞。「残念な議論」と題する男性と、「ガッカリ」と題するパート従業員の投稿です。内容は、「財源問題やいろいろな案件があるのは理解できます。ですが、子どもの未来より重要な案件があるのでしょうか。働く女性を支援するなら、子どもの医療費問題の軽減も1つの方法では。すべての子どもが貧困に関係なく適切な医療が受けられるまちになるよう願っています」「医療費助成拡大案が否決されてガッカリした。子育てしやすくなる魅力的な案だと思ったが、子育て世代の親をバッサリ切り捨てられた気がする」というものです。


 議員提案は、提案した議員に他の議員が質問をします。質疑では、「多くの市民からの強い要望です。市長が進める保育所整備は優先度が高い課題ですが、子どもの健康という問題は、優越付けられない大事な課題です」と、他会派の議員から「市長施策の優先順位とのミスマッチがある」と指摘をされたと時に、私はこんなふうに答弁しました。


 以前、副市長が「議員の意見は議員1人の声ではない。議員の後ろには約2,000人の市民がいるということを常に考えている」と話してくれたことがありました。私はその言葉を強く感じながら、「私たち4人の提案実現をたくさんの市民が待っているんだ」ということを胸に抱き、そして勇気づけられながら答弁に努めました。


 だからこそ、「否決」は辛いものがありました。その暗い気持ちを晴らしてくれたのが『なんでもトーク』です。同様な意見を持っている方や、同じようにガッカリした方は多かったと思います。私たち議員は市民の声を議会に届け、届けた声を行政に生かすのが仕事。私は諦めませんよ!! みなさん、一緒に頑張りましょうね。

No.637 2015年12月15日 子どもの医療費助成の年齢拡大~否決の理由は

子どもの医療費助成の年齢拡大~否決の理由は



 12月議会で私たち日本共産党市議団は乳幼児等医療費助成の年齢拡大の議案提案をしました。今は、通院助成の対象は小学校に入る前、通院助成は小学校卒業するまでになっています。


 今回の私たちの提案は、通院助成を「せめて小学校3年生まで拡大したい」という提案です。この要求は、市民からの強い声でもあり、全国では5割以上の自治体が中学校卒業まで助成の対象になっています。担当課にお願いして試算してもらった結果、必要な予算は約6,000万円ということでした。


 厚生労働省では、国の制度として乳幼児医療費の拡大をしようという検討が始まっており、市独自で国を上回る助成をしている自治体に国庫負担金を減額するペナルティも見直す方向なので、6,000万円よりも負担が軽くなる可能性が大。市として助成年齢を拡大するための環境が整えられつつあるのです。しかし、この提案は他会派から賛同が得られず、否決されてしましました。


 反対の理由として緑風(第1会派)は、「市長との事前協議がない」「財源が明確ではない」という理由でした。その根拠として地方自治法222条第1項の行政実例にある「予算を伴う条例は、あらかじめ長(市長)と財源の見通しなどについて意見調整をすることが適当」とされていることを主張していましたが、私たちは義務的なものではないと解釈しています。また、「保育所整備が優先順位の高い市長の施策であり、市長の考え方とミスマッチがある」とも強調していました。


 9月議会に小学校卒業まで対象にすべきと提案していた公明党は、「6,000万円以外にも人件費や事務費が必要になる」「財源確保が不安定」「準備不足」などと発言し、「同意を求めるつもりなのか。提案を取り下げるべき」とまで言いました。私たちと同様に乳幼児医療費助成の拡大を求める者として、応援してくれると思ったら真逆。驚きでした。OBの先輩議員さんから「共産党が提案するものは何でも反対なんだ」と聞かされていたのですが、そういうことなのでしょうか。


 私は、「市長とのミスマッチ」について、全く納得ができません。市民の声を届けて議論する場が議会です。ミスマッチが生まれるからこそ議会が必要なのです。市長の考え方だけ行政運営をしてしまえば、「独裁」になってしまいます。また、「財源確保が明確ではない」と言ってしまえば、議会では何も提案できません。議会の役割を否定しているように、私は感じました。

No.636 2015年12月8日 旧ときわスケーセンターを避難所に?

旧ときわスケーセンターを避難所に?



 ときわ町のみなさんから、「津波が来た時に、逃げ遅れた時の避難場所として、旧ときわスケートセンターの屋上にあがれるようにしてほしい」という要望に応え、市では旧ときわスケーセンターに階段を付けて屋上にのぼれるようにできないかと、検討をしています。私はこのことに疑問があり、12月議会で質問しました。


 私の疑問は2つです。1つは、これまで市は「津波到達まで50分間あるので、津波浸水地域外(バイパスを超えること)に避難できるだろう。旧ときわスケートセンターは浸水地域なので、そこに避難すると住民が孤立してしまうので避難所にはしない」という考え方でした。しかし、なぜ考え方が変わったのでしょうか。2つ目の疑問は、老朽化が著しい旧ときわスケートセンターを避難所にして安全なのでしょうか。


 1つ目の疑問に対し私は、「市長は住民の要望を聞いて、ときわ地域に避難所が必要だと、考えを変えたのでは。ならば、旧ときわスケーセンターの跡に避難タワーを作ったらどうか」と聞いてみましたが、「一義的には浸水地域外に避難することが前提」と答え、「万が一逃げ遅れた方のために検討している」と説明しました。


 そこで、2つ目の疑問になりますが、旧ときわスケートセンターは大変老朽化が進み、いつまで使えるかわからない施設です。だからこそ、新しいときわスケーセンターを作ったんですよ。「屋上にのぼったら潰れるんじゃないの」と、心配する声も住民からあがっています。


 避難所にするには、まず耐震診断をしなければなりません。それには多額の財源が必要です。そんな古い施設に、お金をかけるなら、新しいスケーセンターに避難所機能を設けるべきだったのではないでしょうか。


 答弁では、旧ときわスケーセンターに限定したのではなく、様々な方向から検討しているといいます。山(丘?)を作るということも検討しているようです。


 私は、老朽化が著しい旧ときわスケートセンターを避難所にするよりも、住民のみなさんの安全が確保でき、安心できる対策をしっかり検討することを求めていきたいです。「山」という方法も期待できそうですよ。

No.635 2015年12月1日 最低限度の生活を下回っているのに!!

最低限度の生活を下回っているのに!!



 11月から3月の5ヶ月間だった冬季加算が、今年から10月から4月までの7ヶ月間に延長することを受け、保護受給者から「良かった」と喜びの声があがっていました。というのは、集中暖房の公営住宅の場合、暖房が入るのが10月から4月までなので、暖房費の支払いが大変だったのです。


 しかし、金額を見てビック!!大きく削減されました。単身者の場合、1ヶ月22,080円(5ヶ月間で110,400円)だったのが12,540円(7ヶ月間で87,780)になったのです。当初、「冬季加算の期間が延長しても総額は変わらない」と、私は担当者から説明されていました。


 この削減で、深刻なことが発生しました。集中暖房の公営住宅に住んでいる方は、冬季加算よりも暖房費の方が高いという、逆転現象が起きたのです。そのため、生活扶助費から暖房費を出さなくてはなりません。生活扶助費は、憲法25条で保障されている「健康で文化的な最低限度の生活」を営むための生活費です。その生活費で暖房費を支払ということは、最低限の生活“以下”を強いられることになり、憲法25条から一脱することになります。


 苫小牧市では、『ぬくもり灯油』制度があり、低所得者を対象に1万円を支給していますが、生活保護受給者は対象外です。「なんとかこの制度を活用できないのか」と思ったのですが、国が決めた最低限度の生活費に“上乗せ”をすることになるので認められないというのです。


 国の考え方は、冬季加算を超える暖房費の所に住んでいるのは、最低限度の生活を“超えている”という、冷たい判断なのです。「じゃ~どうすれば?」この疑問には、「暖房費が高くて大変なら民間アパートに引っ越して下さい」という信じられない対応になるのです。


 社会福祉協議会がおこなっている『歳末たすけあい運動』では、所得が低い方を対象に25,000円の助成をしたり、おせち料理の配食をおこなっています。「暖房費が逆転現象になった生活保護受給者も、この取り組みの対象になれば、喜んでもらえるのでは」と思ったのですが、やっぱり生活保護受給者は対象外でした。


 「最低限度の生活」というけれど、国の基準変更で下回る生活を余儀なくされているのに手立てがない。こんなことがあっていいのか。強く憤りを感じます。

No.634 2015年11月24日 立憲主義、民主主義を取り戻そう

立憲主義、民主主義を取り戻そう

 「一致点で力をあわせて、平和安全保障関連法(戦争法)なくす国民連合政府を!~自公独裁許さず、立憲主義、民主主義を取り戻そう」。この訴えで、日本共産党は全国で活動を進めています。


 9月19日、平和安全保障関連法案を自民・公明の「数の力」で強行採決。まさに「国民の声を無視した暴挙」と、多くの抗議の声があがり、ある憲法学者からは「あれはクーデターだ」という発言もありました。しかも、憲法違反の法案であることは明らか。だからこそ、「立憲主義、民主主義を取り戻そう」なのです。


 自民党の某氏は「餅を食べたら忘れる」という暴言を吐いていましたが、「私たちは絶対に忘れない」と、毎月19日には全国で声をあげ、今月19日の国会前集会には9000人が集まりました。


 日本共産党は、強行採決後すぐに、「一致点で力をあわせて、戦争法なくす国民連合政府を!」という提案をしました。「本気で戦争法を廃止し、立憲主義、民主主義を取り戻すためには、安倍政権の打倒しかない。本気で安倍政権を打倒するためには、国民連合政府を実現するしかない。本気で国民連合政府を実現するためには、野党の選挙協力しかない」。これは、「野党は共闘!」と各地であがる国民の声です。


 苫小牧では、西敏彦委員長と渡辺満副委員長が民主党の事務所に出向き、沖田清道議会議員と懇談しました。その数日後、山岡達丸氏(民主党北海道9区総支部代表)が、「先日は来ていただいたのに留守にしていてすみません」と共産党の事務所に来てくれ、委員長と1時間ほど懇談になりました。山岡氏は、「個人的に」という前提ですが、国民連合政府に賛同してくれました。


 函館では、逢坂誠二衆議院議員と懇談をした際、「民主党としても他の野党と結束してたたかうしかない。私は、民主党をしっかりまとめます」と言ってくれたそうです。民主党の中には「共産党は白アリだ」と発言をした方もいましたが、岡田克也民主党代表は「思い切った提案に敬意を表します」と言っていただき、これからも協議を続けて行くことになっています。


 公明党の某氏は「暴力革命の共産党」と発言したそうですが、野党の結束に危機感を持っているからこその発言かもしれませんね。これからも、野党結束に全力をあげて頑張ります。

No.633 2015年11月17日 北海道への要請~松橋ちはるさんと参加

北海道への要請~松橋ちはるさんと参加

 16日と17日には『当面の道政執行と2016年度予算編成に関する要請』に行ってきました。この要請は、共産党道議団が中心となり、毎年おこなっています。全道の共産党地方議員が道庁に集まり、それぞれの行政区の課題について、部門別に要請をおこなうのです。苫小牧市からは、道営住宅の管理の問題や特別支援教育の様々な課題などを要請して来ました。


 今回私は、松橋ちはるさんと2人で行ってきました。16日は午後からだったので、2人で職員食堂のお手頃価格の昼食で力を充電し、勇んで要請会場に入りました。毎回のことながら、100人は超えるであろう顔見知りの仲間たちで会場は熱気でむんむん。私たちは一番前に陣取りました。


 1日目は道営住宅の要請。これまで多くの住民から寄せられたご意見です。以前、このニュースでも紹介したことがあるのですが、市営住宅と道営住宅を比較すると、道営住宅での住民負担がとても多いのです。


 その一例が排水本管の清掃です。市営住宅はもちろん、民間の集合住宅でも共同で利用する排水本管は大家責任で清掃をします。しかし、道営住宅は住民負担。3~5年毎に多額の負担を強いられています。


 回答は、「条例で入居者負担と決まっている」と、あまりに冷たいものでした。松橋さんは、「道営住宅に住んでいる方も同じ道市民税を払っている市民です。条例で決まっていると言いますが、大家としてしっかり考えてください」と、優しい口調ながらも、力強く訴えてくれました。そして、他の都府県の管理状況を調査し、資料として提出してもらうことにしたのです。


 2日目の教育庁への要請は朝9時からだったので、早朝の電車で札幌に向いました。長い間、苫小牧の重要課題であった特別支援学校については、近い将来苫小牧につくる方向で協議を進めているようですよ。そして、廃校が心配されていた山なみ分校も、大丈夫だという感触を持つことができました。一方で、長い間増えていない養護免許保有教員の増員は、全体の人数が不足しているという理由から厳しいようです。しかし、特別支援教育の知識を持つ教員が少ないことで、不登校になったという事例があるほど、喫緊の課題なのです。


 指導者のスキルアップという手法も提案してきましたが、特別支援教育には、まだまだ多くの課題があることを実感して帰って来ました。

No.632 2015年11月10日 苫小牧駒澤大学をどう考えるか

苫小牧駒澤大学をどう考えるか

 今、議員の中には「苫小牧駒澤大学を存続させるために何かしなければ」と、市議会として行動を起こそうという声があります。しかし、何ができるのか、さらなる財政支援を市に求めるべきなのでしょうか。みなさんはどのように考えますか。


 私たち日本共産党市議団では、機会ある毎に議会で質問し、市として存続のために力を尽くすことを求めてきました。答弁は決まって「側面支援をしていく」と、どこか他人事のような姿勢でした。しかし、そもそも大学誘致は「市民の長年の悲願だった」と、市は誘致に積極的で、5万坪の土地を無償譲渡し、53億円の市費を投入した経緯があり、「公設の大学」といっても過言ではありません。だからこそ、「側面支援でいいのか」とただしてきました。


 現状の駒澤大学は、生徒数が定員に対して3割程度、「数年後に撤退か?」という声が、市民や関係者からもあがっています。一方で、西部地域の住民からは、「撤退したらますます西側が疲弊してしまう」という心配の声もあります。


 党市議団では、駒澤大学の問題について何度も話し合い、時には大学誘致時代に議会で関わってきた先輩議員さんとも協議してきました。その結果、「存続のために市議会として行動することは時期尚早であり、慎重に判断しよう」という結論に至りました。


 私たちは、駒澤大学が撤退してもいいとは考えていません。しかし、判断する材料が乏しいと考えています。大学誘致の際、どんな理想を持ち、どんな大学を目指して誘致を進めたのか。そして、現状は当初目指した理想の大学なのか、その検証をするべきではないのか。また、市民は大学にどんな考えを持ち、どんな期待をしているのか、市民の声を聞くべきではないのか。検証結果と市民の声をふまえて、駒澤大学の在り方を検討すべきではないのか。これが、現段階の私たちの考え方です。


 もちろん、多額の市民の税金を投入した大学であり、市民の財産ともいえる大学だからこそ、「経営が大変だからさようなら」という結末にはしたくありません。だからこそ、市民レベルでしっかり話し合い、慎重にすすめる必要があると思っています。

No.631 2015年11月2日 「がんばれ~初質問!!」

「がんばれ~初質問!!」



 早いもので、もう11月。今年もあと少しです。どんどん寒くなり、枯葉が舞う薄曇りのまちなみは、なんだか寂しく感じますね。そんな時、心を温めてくれ、和ませてくれるのがチロです。


 チロは野良猫で、日本共産党の事務所に毎日遊びに来ます。全体的には白い毛なのですが、顔や背中にベージュ色の毛があり、シッポはシマシマです。白とは呼べないので“チロ”なのです。


 朝と夜は事務所でご飯を食べ、お気に入りの昼寝場所は会議室の演壇。チロは西委員長を親だと思っているかのようになつき、猫が大好きな松橋さんは、猫じゃらしで遊んであげます。今では、事務所のアイドルとなり、事務所を訪れる方からも人気者(猫)になりました。チロが外に行ってしまうと、なんだか淋しくなります。


 しかし、いつまでも事務所のアイドルでいられるはずはなく、可愛がってくれる優しい方に飼ってもらえるいいな~と思っています。とっても穏やかですが、甘えっ子の男の子ですよ。今も「遊んでほしいよ~」と、ミャーミャー泣いています。


 ところで、先月の白老町議選挙で初当選を果たした森哲也議員は、さっそく議会質問の準備に取り掛かっているようです。森さんは介護職員の経験を生かし、選挙では「介護保険制度と介護現場の矛盾、高齢者に対する制度の不十分さをただして、高齢者が安心して老後を送れるまちにしたい」とういう訴えをしてたたかいました。その公約実現のために、まず「介護問題を質問したい」と、頑張っています。


 苫小牧市の『認知症SOSネットワーク事業』は、白老町では実施しておらず、「全国でやっているのかと思っていたら違うんですね」と森さんは驚いています。「この事業は良い事業だよ。白老でも実施すように提案してみたら」などと話しています。


 29年度から、要支援と認定された高齢者は介護保険から外されます。どうやって要支援の高齢者の支援をしていくのかは市町村に任されており、全国の自治体を悩ませています。そんな時期だからこそ、地区議員団としてもしっかり取り組むべき課題なのです。

No.630 2015年10月27日 新人町議の誕生~白老町議選挙

新人町議の誕生~白老町議選挙



 先週の日曜日、白老町議選挙がおこなわれ、定数1議席削減のたなかで、共産党の現有2議席を守ることができました。当選を果たしたのは、11期目の大渕紀夫さん、そして今回初挑戦した33歳の森哲也さんです。


 苫小牧市、白老町、むかわ町、厚真町、安平町の1市4町で結成している日本共産党議員団がリニューアルしました。新人議員が加わることで議員団に新しい風が吹き、楽しい活動ができそうです。事務所では、さっそく森さん用の机を用意し、首を長くして来所を待っています。


 白老の選挙には、多くの人が苫小牧から応援に行きました。松橋ちはるさんや森本健太君は、連日森さんの候補カーに乗りました。すると30代・20代の若者も集まり、若者だらけの明るく元気で楽しい選挙になりました。


 森さんは公約を訴えるために、元気に走り回ってたくさんの街頭演説に取り組み、手を振ってくれる住民に駆け寄って挨拶と握手を交わし、最終日には立っているのもやっとという状態になりながらも頑張りました。


 私は、主に大渕さんのお手伝いに行きました。大渕さんの事務所は竹浦。少々遠かったのですが、毎日が快適なドライヴ。訪問活動や電話かけを中心にしながらも、時にはウグイス嬢を努めましたが、少し走ったらすぐ止まって演説をするので、私は楽ができましたよ。


 11期目ともなると、「地元で知らない人はいない」という状態です。議会運営でもリダー的な存在だけに、白老町議会ではなくてはならない人だと、私は自慢しています。論戦でも誰にも負けないと思います。


 一方、白老の選挙というと、真っ先に頭に浮かぶのは大量の雪虫。雪が降っているように空中を舞い、よけることなどできません。口や鼻に入るのはもちろん、目の中にも入ります。体中白い点々だらけになり、最高に気持ち悪いです。4年前の選挙でも雪虫の大群に悩まされましたが、今年も同様、もしくはそれ以上だったかもしれません。キモーイ!!


 なにはともあれ、良い結果が報告できて嬉しいです。森さんは介護職員の経験を生かし、高齢化率40%を超える白老町で安心して老後が送れるようにしたいと、やる気満々です。大渕さんは、抜群の発言力と論戦で大きな力を発揮してくれるでしょう。本当に良かったです。

No.629 2015年10月19日 ごみ拾い大作戦

ごみ拾い大作戦



 先日の日曜日、市が企画した『ごみ拾い大作戦』があり、渡辺満議員と工藤良一議員の3人で参加しました。とっても楽しかったです。本当は冨岡隆議員も参加してほしかったのですが、残念ながら予定が入っており欠席となりました。この催しは、3人から5人で1チームを作り、拾ったごみの重さを競う競技です。今年の市長の重点施策“ゼロごみ大作戦~ステージ4”の一環ですが、9月議会に追加事業として提案があった新しい取り組みです。


 担当の職員さんは、「市民に楽しくごみ減量に取り組んでもらいたい」と話しており、その言葉通り楽しい企画でした。「今回やってみて、好評だったら継続したい」とも話していましたが、来年も実施するでしょうか・・・。


 私たちが参加したのは、職員さんからお誘いされたことがきっかけでしたが、これまで「ごみの減量化・資源化」を議会で質問してきただけに、「議会だけではなく、自らゼロごみに参加して盛り上げないと」と話し合い、参加することを決めたのでした。


 当日は天気も良く、ポカポカと暖かい日でした。ごみ拾いをしていると汗ばむほどでした。ごみ袋と火ばさみを持って、市長が打ち上げるバズーカ砲もどきの合図でスタートしました。拾う範囲はイオン駐車場を起点に、周辺の柳町や明野新町、新開町です。


 私たちは「きっと、線路沿いはごみが多いよ」と予想し、線路沿いの道を行きました。しかし、ごみがありません。「意外とごみが落ちてないね」と言いながら歩き、ごみを見つけると「あった!」と歓声を上げて拾いました。
ごみを見つけて喜ぶなんて、変ですよね。しかも重さを稼ぐ瓶やスチール缶を見つけると、なおさら喜んでしまいます。普段なら、ポイ捨てごみが気になり、嫌な気持ちになるのに・・・。


 でも、今回の大作戦に参加し、思ったよりごみが少ないことに気付けて良かったと思います。市民の環境への意識が高いんだなあと感じました。一方で、道路の中央分離帯や海岸付近にはポイ捨てや不法投棄が多いのも実態です。今度は、ごみ拾いの場所を変え、たくさんごみがある所を選んで大作戦をおこなってはどうでしょうか。

No.628 2015年10月9日 私の常識を変えた「言葉の本」

私の常識を変えた「言葉の本」



 最近読んだ『赤旗は、言葉をどう練り上げているか』という本は、私のお気に入りです。様々な言葉の使い方を書いているので、文章を書くうえで勉強になりそうだと思って手に取ってみたのですが、読んでみてビックリ! 私の常識を大きく変えてくれました。とても面白かったで、少し紹介したいと思います。しかし、すでにみなさんは、知っていることかもしれないのですが・・・


 まず、「姑息」という言葉です。私はこの言葉を、「卑怯」の意味で使っていましたが、本当の意味は「一時しのぎ」あるいは、「しばらく」「とりあえず」という意味だそうです。しかし、「一時しのぎ」な態度が、コソコソすることを連想するため、卑怯と受け取ってしまうようです。


 次に「たわわ」です。「たわわに実ったリンゴ」と表現して、たくさん実ったことを指すと思うのですが、これも私の認識が間違っていました。本当の意味は、「撓む」と書き、弓なりに曲がることを意味するそうです。なので、リンゴがたくさん実って、枝が弓なりに曲がっている様子を表すので、枝を柵で固定した場合は、「たわわ」とはいわないそうです。


 次は「やばい」です。ご存知のように「危ない」とか「不都合なことが予想される」場合に使う言葉ですが、最近は若者が「これ美味しい!やばい」という使い方をしますよね。すると、最近の国語辞典では「近年、若者がプラスの評価に用いることもある」と載せ始めたそうです。「へ~!」って感じですよね。


 もう一つ紹介します。「はなむけ」という言葉ですが、漢字で書くと餞別(せんべつ)の「餞」だそうです。「卒業生に、はなむけの言葉を贈る」というように使いますよね。「はな」を「花」と間違えて、「花を贈る」=「歓迎」という意味に捉えがちですが、全然違う意味だそうです。本当の意味は、昔、旅立つ人の馬の鼻を行くべき方向へ向けて見送った習慣から生まれた言葉で、「馬の鼻向け」の意味だそうです。これはスゴイ驚きです。


 その他にもたくさんの言葉の使い方が載っており、驚きと感動、感心の連続でした。「少しは、言葉の常識が身についたかしら」と思うのですが、実用できれば万歳です!


 もう一冊、並行して読んでいる(見ている)本が、『読めますか?小学校で習った漢字』です。知人が「読んでみますか~?」と、私に挑戦状を差し出すように貸してくれました。「小学生の漢字?」と開いてみると、読めない漢字がずらり。第1章には、「入門編~小学校で習った漢字でも読み方は意外に難しい」と、挑戦的な表現。でも、本当に難しい。読めなくて答えを見ると、親切に解説付きで、大変勉強になります。このニュースで成果が示せるといいのですが・・・小学生に戻ったつもりで、頑張ります。

No.627 2015年10月5日 「国民主権」はどこに?

「国民主権」はどこに?



 4日のもみじ祭りは多くの方に来ていただき大成功でした。私たち本部テントの横では、若もの達のコーナーを作り、特性コーンスープを販売。寒かったせいか大好評。むかわ町の農家さんから協力していただいたカボチャは1個100円で提供し、小ぶりながらも「安い」と喜んでいただけました。若者メンバーの1人は息子くんと娘ちゃんの3人でお手伝いをしてくれ、「カボチャ1個100円でーす」と、ハロウィン姿でカワイイ売り子をしてくれました。おかげで完売。「全部売れたね!」と、満足気でした。


 蕎麦とうどんを販売している露店があり、食べたいと思っていたのですが長蛇の列。ラーメンも魅力的だったのですが昼過ぎには完売。カレーライスを注文するとご飯が足りなくなり、「今炊いているから待ってて」という状態。どの露店も大盛況だったようです。参加いただいたみなさん、ありがとうございます。


 もみじ祭りには、いわぶち友(とも)さんと森つねとさんが来てくれ、お話しをしてくれました。特に、いわぶちさんは「初めて見る」という方が多かったのではないでしょうか。これまで東北・北海道地域を担当していた大門実紀史さんは、市田忠義さんの勇退にともない市田さんの地域を引き継ぐことになったため、大門さんの後継者になったのが、いわぶちさんです。


 いわぶちさんは、生まれも育ちも福島県。東日本大震災での原発事故の際は、住民とともに復興を目指して頑張ってきた方です。「まだ事故の収束も復興もないなかで、国と東電は“福島の切り捨て”を進めている」と、現地の実態をリアルに話してくれます。川内原発の再稼働について、「福島の事故から何を学んだのか」と、安倍政権に対する強い憤りを語っていました。安保法案の強行採決と同様に、原発問題でも国民の声を無視して再稼働を進める姿勢は民主主義といえません。


 沖縄の辺野古新基地問題では、翁長知事を先頭に建設の取り消しを求めてオール沖縄でたたかっています。その声にも耳を貸さない安倍政権。TPPや社会保障、消費税増税の問題も同様です。一方で、安保法制をふまえて軍事費の増額を進め、着々とアメリカに協力する準備を進めています。いったい誰のための政治をしているのでしょうか。「国民主権」はどこに行ったのでしょう?

No.626 2015年9月29日 若者たちと楽しい活動に

若者たちと楽しい活動に



 4日の日曜日は、17回目の“もみじ祭り”です。今回は、来年7月の参議院選挙の勝利を目指し、いわぶち友(とも)さんと、森つねとさんを招いています。


 先日は、2日間の日程で2人が来苫して街頭宣伝や集いをおこないました。先週号でお伝えしたように、憲法を守る平和な国と国民の声が生きる政治を目指すための『国民連合政府』をつくる必要性を、それぞれの言葉でじっくり語ってくれました。「2人の話しが良くわかる」「力強くて感動した」「人柄が伝わり、大好きになった」など、みなさんから多くのご声援をいただきました。


 読者のみなさんも、ぜひ“もみじ祭り”に来ていただき、たっぷり2人の話しを聞いてほしいです。その他にも、様々な食べ物や産直野菜のお店が出店する予定で、バンドやオカリナの演奏や太鼓、歌謡ショーなどもあり、きっと楽しんでいただけると思います。


 昨年は、から揚げとキューリの漬物を提供した若者たちは、特性コーンスープとフリーマッケトをやります。女の子たちの手作りアクセサリーも販売します。まだ、コーンスープの味見はしていませんが、去年のから揚げが好評で直ぐに完売したように、私は「きっと美味しい」と確信しています。みなさん、お楽しみに!!


 若者といえば、こんな素敵な出来事がありました。安保法案が強行採決された直後、「全国で安保法案のデモをやっているのに、日高では何もしていない。苫小牧ではやっていると思って来ました」と、新日高町から22歳の若者が事務所に来ました。それから数日後、彼は「安保法に関する資料が読みたい。共産党がどんなことを言っているのか聞きたい」と、また事務所に来てくれました。事務所の健太君と私の3人で色々おしゃべりをしているうちに、なんと彼は共産党に入ってくれたのです。健太君と同じ年です。嬉しい、嬉しい出来事です。


 さらに、来年から選挙権が18歳以上になることを意識し、私たちは週に1回高校の前でアンケート活動をしています。設問は「安保関連法を知っていますか」という、簡単なもので、「イエス」「ノー」で答えてもらい、対話をしています。すると、「あー戦争法なら知ってる!」という女の子や、「安保法のこと? 安保関連法って書くとわかんないよ」と忠告してくれる男の子もおり、楽しくアンケートをしています。


 アンケートをやる前には学校の許可をもらうのですが、ある教頭先生は「在学生が選挙に行くことになるので、選挙違反が起こらないように学校でも選挙の学習をしようと思っている」という話をしてくれました。ならば、私たちも高校生が少しでも政治に関心を持ってもらえるように、この活動を継続していかなければと思っています。


 最近は、若者と接する楽しい活動が多くなってきて、とっても嬉しいです。「戦争法(安保法)」は若者の未来に大きく影響を与えるものなので、この活動をどんどん広げていきたいと思っています。

No.625 2015年9月22日 国民連合政府にワクワク

国民連合政府にワクワク



 19日の未明、安倍自公政権は安保法案の採決を強行しました。空前の規模で広がった国民の運動と6割を超す国民世論に背く暴挙です。国会の周りでは埋め尽くすほどの国民が「反対」の声をあげていました。その声は、ハッキリと安倍首相にも聞こえていたはずなのに、私はテレビの前で怒りで震えていました。


 しかも、安保法案は多くの憲法学者や弁護士、歴代の内閣法制局長官、元最高裁判所長官など、たくさんの方が「憲法違反」と言っています。安倍自公政権は、憲法違反の法律を作ったのです。


 日本共産党は直ちに中央委員会総会を開き、“安保法制廃止、立憲主義を取り戻す”という一点での「安保法制廃止の国民連合政府を樹立する必要がある。そのために国政選挙で選挙協力をしよう」という方針を表明しました。


 その内容は、これまで結束して行動してきた5つの野党と1会派との協議を進めること。安保法案に反対してたたかった各界・各層の団体・個人にも呼びかけるというものです。党首会談では、平和主義、立憲主義、民主主義を守るために協力することも合意しており、国民連合政府を作るための選挙協力をするという提案は、「可能性は大いにある」と志位委員長は言っています。


 日本国憲法には、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を制定する」と前文で述べ、99条では「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、憲法を尊重し、擁護する義務を負う」とあります。


 安倍自公政権のやったことは、この憲法に反する行為ばかりです。主権者である国民を無視し、戦争に道を開く憲法違反の法律を作った。直ちに退陣を願いたい。だからこそ私は、“国民連合政府”を作るという方針に大賛成です。


 私は、安保法案が採決された今も、「安保法制廃止を求める署名」に取り組んでいます。「もう通ってしまったから遅いんじゃない」と言う方には、国民連合政府の話しをします。すると、多くの方が共感してくれ、署名に応じてくれます。国民連合政府を実現させるためには、“安保法制廃止、立憲主義を取り戻す”という運動をさらに大きくする必要があります。私は、国民連合政府の実現にワクワクしています。みなさんも一緒に声をあげましょう!!

No.624 2015年9月15日 「平和ボケ」・・・素敵じゃないですか

「平和ボケ」・・・素敵じゃないですか



 先日、後援会のみなさんと安保法案の撤回を求める署名のお願いに、軒並み歩きました。当然初めてお会いする方のほうが多いのですが、ほとんどのお宅で署名をしていただきました。それほど、安保法案に反対している方が多いのです。「戦争する国づくり」にストップをかけるために、まだまだ署名活動は続けるつもりです。


 苫小牧9条の会などが主催する集会やパレードが苫小牧でも数回行われ私も参加しました。若者や子育て中の若いママさんたちも多く参加しており、集会ではママさんの1人が、「2歳の子どもが保育園から帰って来ると、ポケットにたくさんの小石や砂が入っているんです。私はそんな普通の暮らしがしたいと思っています」と、訴えていました。


 同じような願いを持ち、30を超える都道府県で『安保法制に反対するママの会』が声をあげています。一方で、市が自衛隊に子ども達の名簿を提供していたこと、このママの話しを聞いて、ますます憤り感じました。


 数日前に降った大雨の対応で、白老町では自衛隊員が出動し献身的に活動していたそうです。その姿を見た町民が、「あれが本来の自衛隊の姿だよね」と、つぶやいたそうです。でも、安保法案のもとでは、国民の為に活動する自衛隊ではなく、アメリカが行う戦争に派遣するための自衛隊に変わろうとしています。その自衛隊の募集のための名簿の提供です。うちの子ども達の名簿も自衛隊に渡っています。だれもが、子ども達の名簿が自衛隊に渡っていることなんて想定していなかったでしょう。


 14日は、松橋ちはるさんが東京に行ってきました。もちろん、国会前で「廃案」の声をあげるためです。松橋さんは、苫小牧の思いをたっくさん抱えて行き、しっかり届けてくれ、声を嗄らして帰って来ました。この日は、4万人を超える国民が国会を包囲しました。こんなに、こんなに、多くの国民が平和を望んでいるのに、なぜ、安倍首相は壊そうとするのか。「まず安倍首相が率先して戦場に行けばいい」、こんな言葉は何度も聞きました。本当にそう思います。


 「安保法案は必要」という方が、「日本は平和ボケしている」と私に言います。「平和ボケ」・・・素敵じゃないですか。

No.623 2015年9月5日 口頭でお願いされ、自衛隊に名簿を提供

口頭でお願いされ、自衛隊に名簿を提供



 9月議会の一般質問では、1番ウエイトをおいて質問したのが、市が自衛隊へ名簿を提供していた問題でした。提供した名簿は18歳の男女と15歳の男子名簿。氏名、住所、生年月日、性別の4つの情報です。自衛隊が名簿を求めた理由は自衛官募集の広報を送るためです。


 でもみなさん、「個人情報保護法があるんじゃないの?」「市が名簿をあげて問題ないの?」と思うのではないでしょうか。私も真っ先に感じました。しかし、市の言い分は自衛隊法で「自衛隊関募集に関し自治体が事務の一部を担い、防衛省が必要な資料を自治体に要求できる」という理由をあげて合法だと言っています。


 「資料を自治体に要求できる」と、「資料を提供する」は別問題です。要求されても義務ではないので、断ることもできます。その判断は自治体に任されています。しかも、自衛隊側の要求は「閲覧請求」でした。でも、市は18歳と15歳の名簿を親切に抽出して、それをコピーして、差し上げているのです。


 「なぜ閲覧請求なのに名簿を提供したんだ」と追及すると、「口頭で依頼があった」というのです。口頭で「名簿をちょうだい」と言われて出すような時代でしょうか。個人情報保護が厳しくなり、平成18年には法改正もしているんですよ。市民からは、「自衛隊は特別扱いなんだね」「市長の姿勢が現れてるね」などと聞こえてきます。


 さらに驚くことは、平成15年に防衛事務次官の通達があり「中学生に対する募集広報については、当該中学生の保護者又は当該中学生が就職する中学校の進路指導担当者を通じて行う場合に限る」と記載があります。この通達ふまえ、「中学生については自衛官及び自衛官候補生の募集対象ではないことから、市町村に対し、中学生の氏名、生年月日等の情報に関する資料については求めていない」と、安倍首相名で政府見解が出ています。それなのに、自衛隊から15歳の名簿が要求され、市は何の疑問も抱かずコピーして渡す。ありえない事が現実に起きていたのです。


 市長は、「事実関係を確認したい。時間をほしい」と、最後は答弁を避けましたが、私はこのままでは引き下がりませんよ。ファイト!!

No.622 2015年9月1日 市営住宅の畳~幻の修繕計画

市営住宅の畳~幻の修繕計画



 まもなく9月議会。今回一般質問で市営住宅の畳の修繕について質問します。テーマは“地域振興”。市内5社ある畳業者さんに、市の仕事が計画的に行くようにと思って調べてみました。しかも、新しく建設された若草団地や今建設中の日新団地には畳を使った部屋がありません。畳業者さんに市の仕事をお願いできるのは、既存の住宅の修繕と更新が主になっていくので、大切なことだと私は思っています。


 昔、渡辺満議員が畳のことを質問したというので、古い議事録を探してみました。議会事務局の職員さんに手伝ってもらって、やっと見つけたのが平成9年の議事録でした。


 内容は、「古い畳がなかなか更新されていない。しっかりと計画的に更新をするべき」という提案をしているのですが、答弁は、「毎年1,800万円程度の工事費を畳修繕費にあて計画的に整備している」と答えています。


 そこで、長い間市営住宅に住んでいる方に畳の修繕や更新について聞いてみると、「10数年前に取り変えてくれたよ」という方や、「20年くらい住んでいるけど一度も取り変えていない」という方がいました。そして驚いたのは「27年間取り変えていない」という方もいたのです。いったい「計画的な修繕」とは、どうなってしまったのでしょう?


 ということから、担当の職員さんに平成9年以降の畳の修繕に使った金額を聞いてみました。あまりにも古いため、市に残っている資料は平成14年からでしたが、14年が670万円、15年が530万円、16年が370万円、17年が650万円、18年・19年は道営住宅で実施、20年が500万円、その後はずーっと0円ということがわかりました。


 こんなことがあっていいのでしょうか? 金額があまりに小さい。しかも6年間0円。26年と27年は予算要求をしたけれども付けてもらえなかったのです。平成9年の答弁は“幻”になってしまったようです。


 今回の質問は“地域振興”を目的に取り組みましたが、この現状から“住環境の向上”という視点も外せない課題になりました。市営住宅にお住まいのみなさん、“幻”の答弁を何とか復活させるために頑張ります。

No.621 2015年8月24日 安保法案=戦争法案は必ず廃案に!!

安保法案=戦争法案は必ず廃案に!!



 私たちが『戦争法案』と呼んでいる安保法制関連保安がまさに正念場です。「廃案」を求め、全力をあげる時です。


 全国では様々な団体・個人・グループが大きな運動を起こしています。高校生のグループや学生、憲法学者、フリーター、子育て中の若いママたちと、空前の大きな運動に広がっていることは、かつてない出来事ではないでしょうか。それほど、この法案が危険であり、無法なものであり、国民の声を無視したものであることの現れだと思います。


 11日に日本共産党の小池晃参議院議員が国会で暴露した自衛隊統合幕僚監部作成の内部文書では、安保法案の成立を前提に自衛隊の実行計画が示されていました。しかも、これまで国会で全く示していない内容が列挙していました。まさに、国会無視、国民無視の許せない行為ですが、安倍首相は「何が悪いのか」と開き直っていることに、ますます怒りが込み上げてきます。国民の批判が広がっているのは当然です。


 みなさん、安保法案は圧倒的多数の憲法学者のみなさんが「憲法違反」と言っている法案です。「安全な地域での後方支援である」と言う安倍首相の説明も次々崩れ、アメリカ一体となって戦闘地域であらゆる武器や燃料を輸送する“兵站”活動であることも明らかになり、武器の使用もあり得ることも示されました。だからこそ、審議が進めば進むほど「安保法案反対」の声が大きくなっており、それにもかかわらず、法案成立ありきで自衛隊の実行計画を作成すること自体言語道断です。


 実行計画の中身は、「平時から米軍を守るために武器の使用を具体化する交戦規則の策定」「日米間で軍事調整を行う常設の調整所を設置して日米共同作戦計画を策定」「PKOへの部隊派遣で来年3月から任務遂行のための武器使用が認められる“駆け付け警備”の任務が追加する可能性がある」など、自衛隊を“軍隊”と見なした記述が並んでいます。


 だからこそ、私たちは安保法案を『戦争法案』と呼んでいます。安倍首相がいくら否定しても、この事実は払拭できません。みなさん、この苫小牧から「安保法案反対」の声を大きく上げ、何として廃案にしましょう!!

No.620 2015年8月18日 私のお盆休み

私のお盆休み



 お盆も過ぎ、なんだか秋っぽくなってきたみたいですね。つい先日まではベタベタと蒸し暑い日が続いていましたが、やはり苫小牧の夏はすぐに過ぎ去るのですね。


 私は、お盆に久振りの連休をいただき、一泊でお出かけをしました。泊まったのは芽室町の小さなビジネスホテル。帯広で2万発の花火大会が催されることが旅行雑誌に載っていたので、なにげなく「帯広の花火が見たい」と言ったことがきっかけになり、やっと探して見つけたのがそこだったのです。さすがに急な思いつきでは帯広の宿泊施設はどこも満室でした。


 当日は天気の上々。朝早く家を出て夕張でお墓参り。そのあと日勝峠を通って帯広に向いました。途中、清水町でご当地グルメの“牛玉ステーキ丼”を食べ、芽室町のホテルに着いたのは午後2時。一休みして帯広の花火会場に到着したのは3時過ぎ。花火が始まるのは7時半からだったので、場所取りをした河川敷で約4時間も待ちました。でも、待った甲斐あって、間近で迫力ある花火を十分楽しみました。とってもキレイでしたよ。一緒に行った息子は、大きな花火を見たのは初めてだったので、かなり感動してくれました。


 次の日の朝は旭川に向かいながら大雪国立公園の流星の滝を見て、上川町のアイスパビリオンで氷点下40度を体験。それからクマ牧場で熊に餌をあげ、次に当麻鍾乳洞の見学に行きました。やっと旭川に辿りつくと、息子が食べたがっていた旭川ラーメンで遅い昼食をとり、そのあと科学センターで恐竜展とアトラクションを楽しみ、帰路に就きました。


 たった2日間でたくさんの物を見学し、楽しめたのは本当に久しぶりでした。泊まりがけで出掛けることは殆どなかっただけに、息子も夏休みのいい思い出になったと思います。


 現実に戻った私は今、9月議会の準備に取り掛かっています。今回の一般質問は、冨岡隆議員と私が一般質問を努めます。頑張りますね。

No.619 2015年8月5日 「千羽鶴」完成!! 長崎へ届けました

「千羽鶴」完成!! 長崎へ届けました



 今月6日、松橋ちはるさんが原水爆禁止世界大会に出発しました。今年は長崎大会に参加します。先月から松橋さんに託そうと、みんなで千羽鶴を作りました。


 冨岡議員は、いびつな鶴を折ったので「戦没者へ届ける鶴なんだから、もっとキレイに折って」と注意すると、「も~めんどくさい」とグレてしましました。工藤議員は折り方を忘れたのか、折り紙を見つめるだけで、いつまでたっても鶴の形に辿りつきません。折り鶴を入れている箱には鶴ではない物が混じっており、折り直さなければならなかったりと、いろいろなハプニングはありましたが、1つひとつの鶴に「平和を願う心」はタップリ詰まっています。


 若者たちも駆け付けてくれ、事務所の健太くんも大奮闘で1本の糸に20個の鶴を繋げ、地道にコツコツと仕上げました。見事な千羽鶴が完成した時には、松橋さんと大きな歓声をあげて喜び合いました。「日本共産党苫小牧地区委員会」と「日本共産党若者未来プロジェクト」と名札を付けた千羽鶴は、暑い長崎で私達の想いを伝えてくれているでしょう。


 もうすぐ70年目の終戦記念日を迎えます。唯一の被爆国である日本。誰もが二度と戦争を繰り返さない、戦争のない平和な日本をという強い願いを抱いているのを感じます。同時に、今国会で審議中の安保関連法案に反対する声は日に日に強くなり、お願いするとほぼ100%の確率で反対署名に応じてくれます。


 先日、札幌での党の会議に出席した時、大門実紀史参議院議員がこんな話をしてくれました。「参議院で法案を採決できない状況にすることが必要。そのためには、6割が反対している国民の声を7割以上にすること。今4割が安倍支持だが3割、2割にすること。そうすれば自民党内で慎重になり安倍おろしが始まり、採択できない」と。


 みなさん、“安保法案廃案”“安倍政権退陣”はあと一歩です。安保法案に反対するママの会@北海道』でき、8月9日にパレードを計画しています。23日は若者のデモ、26日の日弁連のパレードなどが予定されています。東京では高校生も立ち上がり、デモを始めています。さあ~私達も声をあげましょう!!

No.618 2015年7月30日 安保法案で「バイバイ公明党」

安保法案で「バイバイ公明党」



 安保法案の審議が参議院に移りました。共産党の市田忠義副委員長が代表質問をおこない、衆議院での強行採決を厳しく追及し、法案の違憲性と危険性をただしました。多くの国民が反対している憲法違反の法案を採択することなど、言語道断。政府は「連休(7月19日、20日)が過ぎれば収まる」と言い、テレビ番組に出演した安倍首相も「理解」を求めましたが、ますます国民の怒りが膨れ上がり、学生を含め多くの若者や子育て中のママ達などなど、かつてない規模に集会やデモ、パレードが広がっています。


 参議院では、民主党議員が「選挙で勝っても、憲法違反は正当化できない」と指摘する場面も。自民党は「反対するなら対案を出せ」と挑発。負けずに民主党は「国民が求めているのは対案ではなく廃案だ」と、キッパリ反論。


 また、私達野党側が「戦争法案」「徴兵制につながる」と指摘していることに対し、自民党は「このような議論が国民に法案の中身が伝わらず、理解を妨げた原因だ」と責任転換。議会議論というより、喧嘩のようなやり取りです。もともと歪んだ解釈で進んでいる法案だからこそ、自民党側はまともな説明できないのでしょうね。


 7月28日付けの毎日新聞には、「“安保法案”公明離れの学会員次々 自民と協調に失望した」という記事が掲載されました。「法案は平和を求める学会の教えにそぐわない。自民党の歯止めになると公明党への投票を呼びかけてきたが裏切られた思いだ」とのコメントもありました。また、デモ行進では、「バイバイ公明党」と書いたプラカードを掲げていそうです。そして、「法案を止めるには学会員が声を上げるしかない」と語る方も紹介していました。


 私たちは、安保法案の廃案を求め、党派や宗教、思想信条の違いを超え“一点共闘”で運動を広げることを呼びかけています。29日は、連合苫小牧と民主党苫小牧支部主催の『安全保障関連法案の強行採決抗議!廃案を求める緊急集会』に参加して来ました。今度は創価学会員とも共闘ができそうです。


 最近の新聞各社での世論調査を見ると、「安倍内閣の不支持」がどんどん広がり、5割に。支持は3~4割と、下がり続けています。もっともっと反対運動を広げ、世論を動かし、法案を必ず廃案にしましょう!!

No.617 2015年7月21日 「憲法が日本を守る」~だから憲法を守ろう

「憲法が日本を守る」~だから憲法を守ろう



 今月15日は日本共産党の誕生日です。93歳になりました。しかし、今年は安保法案を衆議院特別委員会で強行採決した最悪の日になりました。そして、16日は本会議でも強行採決。私たちは、「国民の声を無視した“独裁政治”だ」と、連日抗議の街頭宣伝をおこないました。


 「戦争法案」ともいえる安保法案は、「戦争に行かされるのは私達だ」と、若者が声をあげ、大きな反対運動が広がっています。母親達が「ママはあの時、頑張って戦争を止めたと、子ども達に言えるように」と立ち上がっています。高齢者の方は戦争を振り返り、「戦争は絶対にイヤだ」と訴えています。


 この法案は、6割超が「今国会での成立反対」、8割超が「説明不足」と答えています。しかも、ほとんどの憲法学者が憲法違反と断言しています。憲法違反の法案を、憲法を守らなければならない政府が提案し、採択することじたいあり得ないことです。


 安保法案反対の署名活動をしていると「誰が日本を守るんだ」と、安保法案の必要性を訴える方にも出会います。でも私は、安保法案の中身をみると、国を守るためではないと考えます。


 安倍首相は、弾薬の補給、武器の輸送などの「後方支援」だと言います。しかし、「後方支援」は「兵站」だと自ら認め、攻撃されたら「武器の使用をする」ことも認めました。そうなれば、殺したり、殺されたりします。「安全な場所で行う」と言いますが、戦うために欠かせない兵站は、真っ先に攻撃の的になるのではないでしょうか。


 そして、集団的自衛権を行使して日本がアメリカと一緒に戦闘地域に行けば、敵の国にとって日本も敵。攻撃の的になります。敵の国が日本を攻撃してくる可能性は非常に高まります。しかも、アメリカの基地がたくさんある日本、なおさらではないでしょうか。苫小牧市政顧問の阪田雅裕(元法制局長官)さんも「進んで国民を危険にさらす結果しかもたらさない」と述べています。


 安倍首相は、「日米同盟強化による抑止力で平和が守られている」と言いますが、「日本は平和憲法があるからこそ攻撃されない。憲法はそれだけの大きな力がある」と、『韓国の軍隊』の著者からのメッセージがあります。「誰が日本を守るんだ」=その答えは、「憲法が日本を守る」のだと私は思います。だから、憲法を守りたいです。

No.616 2015年7月13日 戦争しないで未来を守ろう

戦争しないで未来を守ろう



 最近は暑い日が続いていますね。「夏が来た!」と喜びたいものの、苫小牧人はやはり暑いのはキツイですね。そんな11日、北海道弁護士会連合会主催の『私たちはたたかわない~NO WAR 大集会&パレードin北海道』に参加するために、30℃を超える札幌に行ってきました。とにかく暑かった。


 集会は、集団的自衛権の行使容認ストップと安保法制阻止が目的。ラップ調の斬新な掛け声で、「集団的自衛権に“異議あり”」「安保法制に“異議あり”」とか、「戦争してたら、笑ってられない」「戦争しないで、未来を守ろう」「命は大事、何より大事」と叫びながら、中島公園からすすきのを通って大通りまで6,000人で歩きました。本当に暑かった。でも、6,000人の心が1つになったのを強く感じました。


 私は、小学生の息子と2人で参加し、暑さのあまり「帰りたい」という息子を何とかなだめ、中島公園内の小川で水遊びをさせながら約2時間炎天下の中を耐えました。帰りは、冨岡議員や工藤議員、地区委員長と喫茶店に入り、コーヒーフロートを堪能。暑さの後のアイスクリームは格別で、息子は「こういうお店初めてだ」と感激していました。そういえば、わが家はいつもラーメン屋さんかお蕎麦屋さん、食堂ばかりだったかも・・・と少し反省し、「暑さを耐えた息子へのご褒美になったかな」と、私も自己満足でした。


 よく一緒にニュース番組を見る息子は、「集団的自衛権は自衛隊を派遣することなんでしょう」「戦闘地域に行くんだよね」「憲法に違反してるんでしょう」と、私に得意げに話しています。そんな息子が「戦争しないで未来を守ろう」という掛け声を、どんなふうに聞いていたのでしょうか。暑かっただけではなく、この集会とパレードに、何かを感じてくれていると、私は信じています。


 次の日の12日も、とても暑かったです。この日は夫の実家でバーベキューをしました。夫がいなかったこともあり、夫の姉が「女同士でやろう」と誘ってくれたのでした。義姉が炭で火を起こし、義母がおにぎりを作ってくれ、「お金をかけないようにある物で」と、それぞれ持ち寄った食材を焼き、ギンギンに冷やしたビールを片手に、気兼ねのないバーベキューを楽しみました。


 2日間の暑い週末を思いっきり楽しませてもらいました。でも、安保法制の国会情勢は緊迫しています。闘いはこれからです。

No.615 2015年7月6日 講演『ハイブリット親父(パパ)』より

講演『ハイブリット親父(パパ)』より



 5日の日曜日、NPO法人ファザーリング・ジャパン ファウンダーの代表理事などを務める安藤哲也さんを講師とする『ハイブリット親父(ぱぱ)』と題する講演会に行ってきました。“ハイブリット”とは、仕事と子育て、家庭生活をバランスよく楽しむことができる父のことだそうです。「笑っている親父を増やしたい」という思いからNPO法人を立ち上げ、全国的に活躍しているそうです。


 講演は、女性の立場からもとても楽しく、子育て中のパパたちを応援する内容でした。ママたちにとっても有り難い内容でもあり、早速実践する家庭も多いのではないかと、感じました。


 講師の安藤さんは「教育が影響する」と話し、最近の授業では男女が一緒に技術と家庭科を習うけれど、昔は男子が技術、女子は家庭科を習っており、男性が家事をするという観点が全くなかったという説明で、「なるほど」と思いながら聞いていました。


 私が育った家庭も、夫の家庭も、父親が家事をするのは日常の姿だったので、男性が家事をすることに全く違和感のない環境でした。だから、わが家では、多くの家事を夫が担当し、末っ子の子育ても夫が母親役までこなしていました。


 “熟年離婚”の話しでは、「子育てに関わってこなかった」「家事は妻に任せっきり」など、ママたちが一番大変な時に育児や家事に関わってこなかったことが起因するという話しもあり、「ヤバい」と感じた方もいたのでは。


 最近の若いパパたちは、育児に参加し、積極的に家事に関わっていることが多いですね。でも、一番気になるのは、職場の環境ですよね。長時間労働やキツイ仕事などでは、身体がしんどくて育児や家事に関わる余裕がないという方も少なくないと思います。


 そこで、重要なのは『男女平等参画都市宣言』の精神にもとづく具体的な計画と施策だと思います。市では担当課を設置して取り組んでいますが、正規職員はたったの2名。全庁的、全市的な取り組みでければ成功しないのに、こんな体制で大丈夫なのか。大変心配です。


 6月議会で工藤良一議員が提起したように、市民も企業も巻き込み、広く訴えて大きな施策にしていくために、市長の重点施策である“大作戦”で取り組むことは、大きな起爆剤になるかもしれませんね。

No.614 2015年6月30日 平和安全法制~ 一点共闘で廃案に!!

平和安全法制~ 一点共闘で廃案に!!



 6月議会に私達は『平和安全法制の慎重審議を求める要望意見書』を提出しました。他会派からも平和安保法制にかかわる要望意見書2本の提出があり、協議の結果、「徹底的な議論を尽くし、国民への説明責任を果たすことを強く要望する」という内容の『平和法制に関する要望意見書』を全会派一致で採択しました。これは、自民党や公明党のいる市議会のなかで、党派を超えた“一点共闘”として、とても評価できることだと思います。


 当初、私たちは『平和安全法制の慎重審議を求める要望意見書』ともう一つ、『安保法制の廃案を求める要望意見書』を用意していました。しかし、『廃案』では他会派から賛同は得られないし、全会派一致に意味があると、苦渋の決断で『慎重審議』の要望意見書を提出したのでした。


 この間、憲法学者がこぞって「この法案は憲法に違反する」との認識を示し、与党からも慎重論が出始めています。では、なぜ違憲なのか。先日私たち苫小牧地区議員団で弁護士さんに来てもらい勉強会をしました。


 まず、憲法9条の1項には「武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」とあり、「国際紛争」には自衛は含めないという解釈があります。よって、自民党と公明党が閣議決定した集団的自衛権の行使によって、自衛隊を海外の戦闘地域に派遣することは明確に違反です。


 また、2項の「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」については、これまでの政府は「国民の生命・人権・領土を守るための必要最小限の実力を保持することのみ認められており、戦力にあたらない」との解釈をしてきました。つまり、自衛隊は日本が攻められた時しか、自衛のための実力(戦力)を行使できないのです。などなど、その他の安全保障法案の中身もたっぷり勉強してきました。


 ある議員からは「95日の会期延長は、慎重審議のためだ」と評価する発言がありましたが、国民の多数が反対を表明している平和安全法制は、会期を予定通り閉じて廃案にすべきではないでしょうか。この延長は史上最長の延長です。慎重審議どころか、「何がなんでも通す」という安倍政権の「暴走」と、強く感じます。絶対廃案にするために、今度は思想信条の違いを超えた多くの方々との“一点共闘”です!!

No.613 2015年6月23日 6月議会 市議団の一般質問

6月議会 市議団の一般質問



 今議会は4月の市議選で初当選した初当選工藤良一議員の一般質問による初登壇でした。工藤議員は、日頃地域を歩きながら問題点を見つけ、それをただす質問をしました。


 その1つが川沿体育館の側にある親水公園の安全対策をテーマにした質問です。子ども達が楽しく遊ぶ親水公園なのに、飛び石に苔が生えてズルズル滑って危険。深くて流れが速くなる所もあり、転落したら大変、ということで、「安全に遊べる対策を」と求めました。


 一方で、『川で遊んだら危険です』という看板が立っていることを指摘し、「危険だから遊んだらダメですでは、親水公園とは呼べないのではないですか」と、素朴な問いかけをしました。


 この質問には、しっかり対策を取って安全な親水公園に改善することや、適切な看板にすることを約束してくれました。今年の夏は、子ども達も安全に遊べるはずです。


 工藤議員の質問は、工藤キャラクターの表現が炸裂し、笑いが出る場目もありました。厳しい指摘のなかにも暖かさと優しさが垣間見え、人柄が思いっきり伝わり、市議会での好感度ナンバーワンの議員になったと、私は確信しています。しかも、新人議員で最大質問時間40分間を使ったのは工藤議員だけです。選挙で「即戦力!!」と訴えた通りです。


 もう1人共産党市議団で登壇したのは渡辺満議員です。現在7期目の超ベテランです。しかも、ベテランらしいするどい質問はさすがでしたよ。


 渡辺議員は新ときわスケートセンターの騒音問題を取り上げました。実は、騒音対策をしていないため、ご近所から騒音苦情が寄せられていました。市長は「シンプルでローコスト」という言葉を使っており、「行政改革のやりすぎでコストカットしたせいでは」と指摘し、改善を求めました。騒音測定では基準値を超える騒音があります。現在は早朝と深夜の使用を規制し、古いときわスケートセンターを使うという、何のために新しいスケートセンターを作ったかわからない状況です。今後防音対策に多額の税金が使われることになり、ローコストの意味がなくなりました。「これって、税金の無駄使い?」

 7月2日の午後6時から、議会報告会を行います。ぜひみなさん、聞きに来てくれると嬉しいです。場所は、市民会館の205号室ですよ。お待ちしています。

No.612 2015年6月16日 国の通知 “無視” の除草剤使用

国の通知 “無視” の除草剤使用



 先週は、バイパスの中央分離帯に除草剤を散布した問題をお知らせしました。すると、多くの方から反響があり、「危険じゃないのか」「健康被害はないの」「とんでもない」などの声が寄せられました。除草剤の散布は、錦岡から清水町までのバイパスと上厚真苫小牧線・臨海北通り(沼ノ端小学校前の道道)の一部で行われました。


 国道の管理をする開発局の考え方も確認しましたが、やはり「除草剤は使わない」との回答です。その理由として「周辺に影響がないということが確認できないので使用しません」と安全重視の判断です。また、「もし除草剤の使用を検討することになった場合は、地域や関係自治体と協議します」という紳士的な説明を受けました。今回、振興局が除草剤を使用するにあたり、苫小牧市への協議はありません。国と北海道との対応の違いが浮き彫りになりました。


 問題なのは、「国の通知に基づいて実施した」という胆振振興局の回答です。国の通知では『遵守すべき事項』の中心に“飛散防止”と“住民周知”が位置づいています。“飛散防止”については、具体的に「無風又は風が弱い時に行う」「近隣に影響が少ない天候の日や時間帯を選ぶ」と規定されています。“住民周知”は「事前に周辺住民に対し、使用の目的、散布日時、農薬の種類、使用者の連絡先を十分な時間的余裕をもって幅広く周知する」「近隣に学校、通学路がある場合は、散布の時間帯に最大限配慮し、学校や保護者に周知すること」などと、厳しく定めています。


 この『遵守すべき事項』について胆振振興局は、「飛散防止については“飛散低減ノズル”を使ったので大丈夫です」とのこと。住民周知については「していません。学校への周知もしていません。反省点として今後はしっかりやっていきます」と回答。「また除草剤を使うんですか」と聞くと、「本部と協議して決めます」と答えました。


 この回答からも国の通知に基づいていないことが明らかです。しかも除草剤の使用を正当化する説明に終始していました。私は、住民の安全安心第一、緑のまちづくりの推進の立場で、除草剤の使用に反対です。

No.611 2015年6月9日 除草剤を使うなんて考えられない

除草剤を使うなんて考えられない



 見山町のバイパス沿いにある共産党の事務所。先日、バイパス(双葉三条通)の中央分分離帯で液体を噴射する作業を目にしました。「えっ除草剤をまいているの!」「除草剤なんて使うはずないよ」「きっと、今年はマイマイガの発生が凄いから殺虫剤をまいているんだよ」という会話を事務所内でしていました。


 それから数日後、なんと中央分離帯の草が枯れ始めました。「まさか!」と思い、胆振振興局(バイパスは北海道の管轄なので)に聞いてみました。すると驚きの言葉が。「今年は試行的に除草剤を使いました。経費節減のためです」というのです。


 苫小牧市は1981年(昭和56年)に『緑化計画』を策定し、“緑のまちづくり”を推進し、数回の改定を経て、現在は『緑の基本計画~新グリーンフルプラン21』に基づく緑地の保全・緑化の推進に取り組んでいます。


 そんな背景から、苫小牧市では除草剤を使うという概念が全くありません。公共施設の管理をお願いしている事業者さんにも「除草剤は原則使用してはならない」と明記しています。さらに市の職員さんから「除草剤を使うなんて考えられない」という言葉が返ってくるほど、除草剤はあり得ないのです。


 「苫小牧市では除草剤は使わないルールになっていますが、北海道には規定はないんですか?」と、振興局の職員さんに質問すると、「調べさせてください」とのこと。数時間待ってやっと回答の電話が来ると、「道の基準はありません。国の通知に基づいて実施しました」との回答。さらに、「道路管理上、安全管理の観点から除草剤を使いました」と言います。「それなら草刈で十分でしょう」と聞くと、「幹線道路なので危険を伴いますので、効率的な方法として除草剤を使いました」とのこと。「さっき、経費節減のためだと言いましたよね」と突っ込むと、「それもありますが、あくまでも安全管理の観点です」と説明しました。


 電話での押し問答もきりがないと思い、「では、いま説明してくれたことを文章にしてください」とお願いし、電話を切りました。


 国の基準についても調べてみました。内容を要約すると、「農薬の使用について飛散防止等の徹底をしたが、しっかり守られていない事例が続いている。今後はしっかり守るように周知・指導をしてほしい」というものでした。この通知と除草剤散布に、何か関係はあるのでしょうか? よくわかりません。


 中央分離帯は、良し悪しは別として横断する人がいます。この時期、車の窓を開けて運転する人もいます。近くに学校や病院があります。交差点は多くの方が利用します。とても危険ではないでしょうか。そして、緑を枯らす対応が、適切とは思えません。今こそ、共産党道議団と連携する時です。

No.610 2015年6月2日 集団的自衛権・戦争立法に断固反対です

集団的自衛権・戦争立法に断固反対です



 安倍首相が推進する集団的自衛権の行使容認と戦争立法。先日の地元紙の“なんでもトーク”に、相反する2つの意見が掲載されていました。1つは、「安倍首相は“外国などへの協力支援活動を行う”と言うが、“戦争に参加する”ではないのか。“東洋平和のためならば、なんで命が惜しかろう”と子どもの頃に歌った軍歌を思い出す。これを歌って出征した人はたくさん死んだが、今度は外国人のためにか」という80代の男性。もう1つは、「今まで他国に守ってもらう方向性でいたのが変なのでは。国民は“私を守れ”と言うが、撃たれても撃てない異常さを考えてのことだろうか。国家のあるべき本来の立ち位置に戻るだけって気がします」という40代の男性。


 この2つの声に対し意見を言うつもりはありませんが、これが現実に市民の声であることをしっかりと踏まえなければならいのだと、考えさせられた投稿でした。


 アフガニスタン戦争につながった9.11アメリカ同時多発テロ事件。この時も、「アメリカは仕返しをするべきだ」「オサマ・ビンラディンを殺してしまえ」などの意見を多く聞きました。一方で、「テロ組織を逮捕して裁けばいい」という冷静な意見も多々ありました。


 結局、テロ事件が発端だったのに「イラクは大量破壊兵器の保有している」と決め付けたアメリカがイラクを攻撃しましたが、国際決議なしの先制攻撃であり、大量破壊兵器も見つからず、多くの罪のない一般人を巻き込み、泥沼化していきました。非戦闘地域で活動していた自衛官も、帰国後に自殺をした方が多くいます。それほど、正常な精神状態ではいられなくなるのが戦争です。


 集団的自衛権が発動すれば、そんなアフガニスタン戦争やイラク戦争に自衛隊を派遣できます。しかも、今度は戦闘地域に。これは、「自国を守ること」「国民の命をまもること」でしょうか?


 テロ組織は警察が取り締まるものだと思います。武器を持つから狙われるのだと思います。「大量破壊兵器を持つな」と武器保有大国のアメリカが言うことではないと思います。戦争は、めちゃくちゃな理由をこじつけて他国を攻撃するものだと思います。


 私は、子ども達の未来のために、集団的自衛権の行使容認、戦争立法に断固反対します。

No.609 2015年5月26日 初心を大事に、新鮮な気持ちで

初心を大事に、新鮮な気持ちで



 いよいよ来月は定例市議会です。改選後、初めての一般質問もあり、新人議員さん5名の初登壇が拝見できるかもしれません。「楽しみだな~」と考えていると、私自身の初質問のことを思い出し、懐かしく感じていました。


 初質問のメインは放課後児童クラブ(当時は留守家庭児童会)の4月1日からの開設を提案した質問でした。放課後児童クラブは小学校に入学し、給食が始まる4月中旬頃からの開設でした。


 一方、3月31日までは温室のような安全・安心な保育園に通うことができます。しかし、日が明けて4月1日になるとどこにも預けることができず、制度の「抜け穴」のようなものを感じました。私は、子どもを家に残して働きに出ていましたが、心配で心配でたまらなかったです。


 同じように、保育園に通っているお母さん達の共通の話題は、「卒園したら子ども達をどうするか」でした。「母親に頼む」「友人宅に預ける」というお母さんは恵まれている方でした。「仕事を休むしかない」というお母さんや、私と同様に「お留守番をさせる」というお母さんも多くいました。


 私が市会議員の候補になった時、渡辺満議員が「幸恵ちゃんは何がしたい?」と聞いてくれ、迷わず「留守家庭児童会の4月1日からの開設を実現させたい」と答えたことを覚えています。


 でも、たった1度の質問で実現したわけではありません。夏休みや冬休みの開設も提案しながら何度も質問するなかで、担当職員さんが「保護者にアンケーをしてみるよ」と言ってくれたのでした。アンケート結果は一目瞭然、要望がかなり高いことが明らかになり、実現に至ったのです。パチパチパチ!!




必死に取り組んだ初質問。12年たった今は、「新鮮さ」が薄れてしまっているのかもしれません。今回の市議選では、「いつまでも初心を忘れずに」と声をかけてもらいました。そのこともあり、「自分はなぜ共産党に入ったのか」「なぜ議員になったのか」「何を目指しているか」など、“初心”を意識してたたかった選挙でもありました。


 再び市議団の代表に就かせてもらい、「偉くなった」言われがちですが、“初心”を大事にして「いつでも新鮮な気持ち」で頑張ります。

No.608 2015年5月19日 くじ運のイイ私!!

くじ運のイイ私!!



 臨時議会が終わり、議会人事が決定しました。私たち共産党会派は第4会派(今までは第5会派)となり、発言や質問順が4番目になります。「4月の選挙で議席占有率が高まったから」と言いたいところですが、同人数の会派とくじ引きをして勝ちとった4番目です。


 実は、もう一つくじ引きで勝ちとったポストがあります。都市計画審議会委員です。4人枠のところ5人が手をあげたことからくじ引きになり、ここでも私のくじ運の良さが光り、代表の責任を果たしました。


 一方、港管理組合議員を選任するさい選挙をおこない、私たち会派と民主・市民連合が同票だったためにくじ引きになりました。くじを引いたのは冨岡隆議員。見事ハズレ、港管理組合議員のポストを逃しました。


 議場の座る席を決めることから始まり、様々なポストを決めるにあたり、数えきれない代表者会議をくり返してきましたが、新人の工藤良一議員が「何をやっているのかさっぱりわからない」と言っているように、市民のみなさんにも見えない臨時議会だったと思います。でも、私が代表になって始めて取りくんだ人事案件。頑張りました。だから、神様が私に運をプレゼントしてくれたのでしょう!!


 ところで、昨年の集団的自衛権行使容認の閣議決定に続き、今回の戦争立法の閣議決定は、自民党・公明党が数の力で強行した暴挙としか言いようがない乱暴な行為だと思っています。しかも、日本の未来を大きく変えてしまうといっても過言ではない、重大な問題です。


 これまで、イラク戦争などでは「非戦闘地域」にしか自衛隊を派遣できなかったのに、今度は「戦闘地域」に派遣できます。なぜ、同じ憲法のもとでこんなことが可能になるのか、さっぱり理解できません。また、日本が攻撃されていなくても、アメリカがおこなう戦争に参戦し、武力行使を可能にする仕組みも含まれています。


 「国民の命と平和を守るため」と、自民党はQ&Aで言い訳をしていますが、「閣議決定は納得できない。市民に説明できない」という公明党議員の声もあります。私は、「閣議決定」を撤回させるために、立場の違いを超え、多くの方々と連帯・連携して取り組む決意です。

No.607 2015年5月12日 芝生の潤い、春ららら・・・!!

芝生の潤い、春ららら・・・!!



 やっと訪れた春。日差しもポカポカとして木々の若葉がまぶしいほど綺麗です。満開だった桜が葉桜になり、今度はタンポポの可愛い黄色が目に飛び込んできます。神奈川県から4日間の日程で帰ってきた長女は、2回も春を味わったのです。うらやましい!


 至る所でガデーニングや家庭菜園を楽しむ光景も目にします。私は、今年も町並が鮮やかになっていく様子をコッソリ鑑賞しながら喜びを感じています。やっぱり春は良いですね。何となくウキウキしてきます。


 苫小牧市には15カ所のパークゴルフ場があり、それぞれの場所で多くのみなさんが楽しんでいる様子を目にします。4月の市議選挙中も、近くを通りかかると手を振ってくれるプレイヤーさん達に元気付けられました。


 美原町のパークゴルフ場では、芝生に水をまくための水道を付けてほしいという要望がありました。そして近々、実現することになり、管理をしているみなさんが大喜びです。


 この問題に私がかかわったのは昨年の初夏。美原町パークゴルフ場のご近所さんから「パークゴルフ場の近くにある公園の水飲み場からホースを繋いで芝生に水をまいている」という通報が、市役所と共産党事務所にあったことがきっかけです。担当職員さんが直ぐに現場に駆けつけて「公園の水の飲み場は公園利用者のためで、芝生への水まきは目的外使用」と、注意をしました。


 でも、公園の水飲み場を使ってはいけないのであれば、どうやって芝生に水をまけばいいのでしょうか? そこで、私は昨年10月の決算委員会で質問し、「水道設備を付けたり、雨水をためるタンクを付けるなどの方法があるので、パークゴルフ場を管理している方達と協議をして、進めていきたい」と回答をもらっていました。


 なのに、今年の春も、また「水道を付けてほしい」という声が上がりました。「市は協議するって言ってたよな~」と不思議に思いまが、その要望を再度職員さんに伝えました。すると、すぐに取り組んでくれ、水道の設置をすることになりました。(どうして、昨年すぐにやってくれなかったんだろう?)という疑問は残りますが、何はともあれ、ありがとうございます。

No.606 2015年4月27日 パワーアップで最強の市議団へ!

パワーアップで最強の市議団へ!



 今回は、4期目最初の号になります。先週は、選挙戦のさなかということで、公職選挙法の関係でお休みさせていただきました。


 いっせい地方選挙の後半戦、市議選挙では日本共産党市議団は4つの議席を守ることができました。谷本誠治議員の勇退で工藤良一さんが初当選。7期目の渡辺満議員と5期目の冨岡隆議員、そして私の4名で新たな市議団を作ります。


 4つの議席は、4つある全ての常任委員会に配置することができます。予算委員会と決算委員会、2つの特別委員会に複数の議員を配置することができます。「今までと同様では?」と思われがちですが、さらにパワーアップします。何といっても期数の多い3人組に、“即戦力”の工藤さんで、最強議員団を作りますよ。


 市長の本音は、「共産党は4人も多い」と思っているようで、4人全員の当選で悔しがっている市長の顔が目に浮かびます。なので、あえて4人そろって元気に明るく顔を見せたいと思います。


 私たちは基本的には是々非々の立場を取っていますが、市民目線で明確に“対峙”することも度々あります。直近では、市長推進のカジノ誘致に反対の立場でただしてきました。あるマスコミ関係者から「選挙戦でカジノを語っているのは共産党だけで、他の候補者はダンマリですよ」という話しを聞きました。小樽市ではカジノ誘致反対の市長が当選するほどの関心事です。私は、市民に選んでもらう機会だからこそ、市長の姿勢に対する自分の考えを訴えるべきだと思いますが。


 住民のみなさんからの要望もたくさん聞くことができた選挙でした。子どもが7人もいるというお母さんから「子育て支援を頑張ってほしい」と言われ、腰の曲がった小柄なおばあちゃんから「頼みます、頼みます」と手を握られました。「何年も道路が穴ボコだらけ。いつ直してくれるの」「雨が降るといつも冠水する。なんとかしてほしい」など、たくさんの要望がありました。


 これから、一つひとつの要望を解決するために頑張ります。託された願いを届け、願いが生きる市政になるよう、全力を尽くす決意です!!

No.605 2015年4月13日 あたりまえの暮らしができる社会の現実を!!

あたりまえの暮らしができる社会の現実を!!



 頑張った道議選が残念な結果で終わりました。多くのみなさんに応援していただいただけに、申し訳ない気持ちです。しかし、「よくやったね」「健闘だったよ」などと、励ましの言葉もたくさんいただき、元気付けられています。


 松橋ちはるさんのお母さんから、「一枚岩の様に団結した組織の共産党に感激した」という言葉をいただきました。この言葉は、私の落ち込んだ気持にパワーを注入してくれ、頑張ったみんなへの最大のご褒美になったように思えます。


 道議選の結果は残念だったものの、投票率が54%と低かったにもかかわらず、得票は今までで最高の約13,000票。得票率約17%でした。たった1人だった共産党の道議が4人になり、全国的には31議席を増やして111議席になりました。7カ所の空白県議会も克服し、大きく議席を増やしたのは共産党だけといえます。全国的にも「一枚岩」で頑張った結果です。


 この結果をふまえ、次は後半戦の市議選挙です。定数削減のなかでたたかわれ、厳しい選挙になると思いますが、今の4議席をしっかり守り、さらに得票も伸ばせるように頑張りたいと思います。


 今回の選挙は、私は自分の車を選挙カーに使うことにしました。淡いピンク色の小さな軽自動車ですが、スキーキャリアを取り付け、それに板で枠をはめて看板にしました。ワインレッドの綺麗な看板ですよ。車が小さいという優位性を生かし、辻々で訴えて行きたいと思っています。やっぱり名前の連呼ではなく、政策を訴えていきたいですね。


 おまけに、ジャンパーと帽子もピンクです。マイクに付けるカバーもピンクで統一。このマイクカバーがポイントです。道議選挙でも使ったのですが、100円ショップで見つけたイスやテーブルの脚にはめるカバーを利用。マイクにピッタリ合うのです。共産党の方針「楽しい選挙にしよう」ということから、ちょっとだけ遊んでみました。大変好評で、ネット配信すると「私も試してみま~す」などの反響があり、小さなブームになりました。


 でも、選挙戦で訴えることは真剣勝負で取り組みますよ。私の基本スタンス「子ども達に未来を明るく。そのために、あたりまえの暮らしができる社会の実現を!!」で、頑張ってまいります!(^^)!

No.604 2015年4月7日 道議選の候補カーから・・・

道議選の候補カーから・・・



 今度の日曜日は道議選挙の投票日。初の共産党の道議の誕生になるのか、ドキドキ・ワクワクです。みなさん、ご存じのように、公職選挙法により「選挙のお願い」などに触れることができないことをご了承くださいね。とてももどかしいのですが・・・・。なので、候補カーに乗った様子を紹介します。


 初日から、渡辺満議員と冨岡隆議員が選挙カーの走る経路を誘導する先導車に乗り、私が候補カーのうぐいす嬢という“豪華メンバー”?でした。勝つ気満々であることがわかってもらえると思います。


 ですが、初日は雨。しかもかなり強く降っていました。朝、家を出る時から心はブルーでしたが、合羽に身を包み、完全防備で雨に打たれているとどんどん闘志が沸きました。市役所で候補カーと書類の審査を受け、一番に声を出したのは私たちの候補カー。出だしは好調。「一番」はいいものです。


 2日目は、綺麗な皆既月食を見ながらでした。候補カーから、オレンジ色の大きな月がどんどん欠けていくのを見ていると、何か奇跡が起こるような神秘的な感じでした。まるで、村上春樹の小説のように。


 そして、樽前に行った時のことです。真正面に樽前山を見ながら真っ直ぐに伸びる道を走っていると、「樽前山に吸い込まれそう」という気持ちになりました(実は渡辺満議員の言葉です)。この日は天気も良かったので、素晴らしい景色でしたよ。苫小牧のシンボルともいえる樽前山です。厳しい闘いでありながら、なんだか得した気持ちにもなりました。


もう1つの樽前山の絶景スポットは、高速道路の西インターチェンジに向かう道路から見る樽前山です。目の前にそびえたつ樽前山は、富士山以上だと私は思います(^^)/ お勧めです。


 一方、選挙期間中は息子の春休み期間。休みは全く取れず、寂しい思いをさせてしましました。しかも、朝早い出勤で、帰りは遅い。まさに、寝に帰る状態でした。道議選告示前に、一度お昼休みに時間を取って外食したのが唯一の“レジャー”です。「この埋め合わせはきっと・・・」と思ってはいますが、今度は市議選挙がやって来ます。ゴメンね! でも頑張らなければ!!

No.603 2015年3月31日 イチオシ!NEWSで

イチオシ!NEWSで



 今日の夕方、イチオシ!NEWSという番組で、『北海道にカジノは必要か』~“活性化”か“悪影響化”か~知事選~という報道があり、苫小牧での反対運動の様子が映し出されていました。どうやら知事選の焦点になっているようで、私もカジノは大反対の1人です。


 カジノは、『IR』と表現しており、北海道で誘致に手を上げているのは、小樽市、釧路市、留寿都村、そして苫小牧市です。港と空港があることから観光にも優位であるというのが苫小牧側の“うり”です。しかも、27年度の市政方針では「福祉の財源の1つとして、IRにチャレンジしたい」と意欲的です。


 イチオシ!NEWSでは、「カジノ中心の統合リゾート」と紹介されており、面積的には「わずか3%ほど」と市長は説明しますが、収益でいうと8割がカジノの収益です。カジノがなければ成り立たないのがIR。文字通り、カジノ中心の施設です。


 市議会でも賛否が大きく分かれています。カジノは、自民党や公明党、民主党などの超党派の国会議員で構成するカジノ議連が推進しています。そのカジノ議連がすすめている『カジノ解禁法』に反対する要望意見書を共産党市議団で提案しましたが、会派で賛同してくれたところは1つもありません。ただ、議員個人として5名が賛同してくれただけでした。


 さらに、市長が提案した400万円のIR調査費に対し、私たち以外に反対したのは民主・市民の風の6名と会派市民の2名だけ。会派市民に関しては議会だよりに「私たちはけしてIRに反対ではありません」というコメントを掲載しています。


 それなのに、先日「苫小牧市に賭博場・カジノを誘致しないように求める署名」をお願いしながら訪問活動をしていると、「公明党の議員にも頼まれたよ」という方と出会い驚きました。市議会ではIR賛成の立場なのは明快です。どのように捉えたらいいのか、とても不思議です。


 超党派でカジノに反対できるのは嬉しいですが、私は公明党がカジノに反対する前に、『カジノ解禁法』をすすめるカジノ議連のメンバーから抜けた方が良いと思いますよ。筋が通りませんよね。

No.602 2015年3月24日 新しい“政治の春”を迎えましょう!

新しい“政治の春”を迎えましょう!



 今年度もまもなく終了。町内会の会計を預かって2年目となり、今回の収支はピッタリと合いました。昨年は35円が合わず、原因究明に必死になったあの悪夢が想い起され、「よかった~」と安堵しています。


 私の3期目の任期も少なくなり、任期最後の議会も終了。1つずつ物事が終わっていき、新しいスタートに切り替わっていくのですね。感慨深いものがあります。


事務所の健太君の弟は中学卒業。無事公立高校に合格し、新たなスタートに向っています(おめでとう❤)親代わりの健太君は、入学手続きや制服の購入など、大忙しです(頑張れ~ケンタ!!)


 まもなく地方選挙になり、地方政治も新しいスタートの時期を迎えます。今回の地方選挙は、安倍自公政治ストップの声を地方からあげる絶好のチャンスです。「アベノミクスの恩恵が全くない」というみなさんの声を届ける機会にもなります。


 先日、自宅で母親の介護をしている女性が「高齢者が増えることはわかっていたはずなのに、なぜ国は全く対策を取ってこなかったの。今さら介護制度を改正されたら困る。施設にも入れない。何とかしてほしい」と、強く訴えていました。介護する側も、必死で頑張っているのです。


 年金が毎年のように減るなかで、「せめて年金を元に戻してほしい」と、切実に求める声も多くあります。国民年金だけで暮らしている高齢の女性は、大きく曲がった腰が痛むのを我慢しながら、「お金がないから介護は頼めない」と、何とか自力で暮らしています。


 また、自民党と公明党が『戦争立法』の共同文章に合意して発表しました。「なんで安倍さんは戦争をしたがるの?」という憤りが聞こえてくるなかで、「戦争に参加することだけはやめてほしい」「あんな悲惨な時代を繰り返さないでほしい」という声がたくさんの方からあがっています。


 平和を守るためにも、今、政治を変える時です。そのために、地方から声をあげ、新しい政治の春を迎えましょう。

No.601 2015年3月16日 みなさんと道政のかけ橋

みなさんと道政のかけ橋



 15日の演説会は無事終了!! 1,000人を超える方に来ていただけました。本当にありがとうございます。参加した方から「たくさんの人がいてビックリ!」「松橋さんの感動的な話しにビックリ!」「吉良佳子さん迫力ある話しにビックリ!」という感想が。3度の驚きで満足していただけたのだと、私たちも嬉しいです。


 松橋ちはるさんがチーフを務める“若者・未来プロジェクト”のメンバーも参加してくれ、「若い人が多くてビックリ!」という声もありました。さらに、事務所の健太君は司会を務め、初めて見るスーツ姿に「すごく似合っている」「なかなかイイ男だね」など、好感タップリの声もたくさんありました。


 次の日、「赤旗を読みたい」という購読依頼や、「入党したい」という方もあり、演説会効果に私たちはもっとビックリです。


 私たちは、ステージの袖で松橋さんが話しているのをドキドキしながら見つめていました。最初は「しっかり!頑張って!!」と祈るような思いで。話しが進むにつれ「いいぞ、いいぞ」と心のなかで声援を送りながら。終盤は「さすが千春!!」と感心しながら。松橋さんは、まだ2ケ月程の短い政治活動ですが、本当に大きくなっていくのを感じます。それが嬉しくてたまりません。


 松橋さんはいつも「みなさんと道政のかけ橋になりたい」と言っており、私はとっても大事なことだと思っています。たとえば、市議会に介護保険の充実を求める市民からの陳情があがった時、多くの会派から「国の財源はあるのか」という理由で否決されました。任期最後の先日の議会でも、国民健康保険の国庫負担金の引き上げを求める陳情も、「国の財源」問題から反対する会派がありました。


 しかしみなさん、私たち地方議員の仕事は、市民の願いや要望を国や道に届けることではないでしょうか。財源の問題は、市民の願いに向き合う姿勢で、国が手立てをすべき問題です。地方自治法でも、地方自治体の役割は「住民福祉の増進」だと位置付けています。そんな仕事ができるのは、日本共産党だけと、私は自負しています。

No.600 2015年3月10日 3月15日の演説会にお越しください

3月15日の演説会にお越しください



 今回で600号になりました。しんぶん赤旗日曜版に折り込み、読者さんにも読んでいただいていますが、続けることができたのはみなさんの励ましのおかげです。ありがとうございます。これからも読んでいただけることを願い、頑張って書き続けますね。これからもお付き合い、よろしくお願いします。


 さてみなさん、今度の日曜日(15日)は、共産党の演説会をおこないます。この演説会では、松橋ちはるさんが挨拶します。そして、松橋さんと同じ32歳の吉良よしこ参議院議員もお話ししますよ。(15日午後1時30分より、市民会館大ホールで行います)


 吉良議員は、一昨年の参議院選挙で初当選し、日本共産党東京都委員会の雇用と就活対策室長を務めています。そして、国会質問では、ブラック企業をなくす取り組みのなかで、具体的な企業名をあげて、“異常な長時間労働”や“賃金不払い”などの是正を求め、働く人の生の声を生かした迫力ある質問をしています。


 そんな吉良議員ですが、私達は「キラキラ吉良さん」と呼んでおり、その名の通り、力強さと迫力の中にも、キラリと輝く素敵な魅力を持っている可愛らしい女性です。その吉良議員のお話しをたっぷりと聞いていただける機会になる演説会に、どうぞおいでくださることを心より呼びかけます。


 演説会には送迎バスも運行しますよ。また、参加する手立てのない方は、ぜひ声をかけて下さい。無理なく参加していただけるように工夫していますよ。


 そして、4月のいっせい地方選挙で躍進するための決起の場となる演説会にしたいと思い、頑張っています。松橋さんもますます元気に活動し、どんどん好感度を広げていますよ。


 そして、もう一つの報告です。私達の宣伝カーをダイナミックにお色直しをしました。車体は松橋さんのイメージカラーのピンクにして、共産党のキャラクターのスッテカーを貼り、カワイイ車に生まれ変わりました。


 早速、松橋さんはピンクの車に乗り、街中を走りまわって元気に街頭で訴えっています。ピンクの車は市民の目を引き、松橋さん効果も加わって、多くの反響があります。ますます張り切ってみなさんに訴えに行きますね。見かけたら、手を振ってくれると嬉しいです\(^o^)/

No.599 2015年3月2日 王子製紙と交換した土地から出た埋設物の疑問

王子製紙と交換した土地から出た埋設物の疑問



 今議会の代表質問で、私は弥生町に建設予定になっている『わかば公園』敷地内からヒ素や鉛を含む埋設物が見つかった問題について質問しました。


 経緯は、昨年11月21日、公園の建設工事中に石炭カスのような物が土壌から出てきたため、工事を中止してサンプル調査をしたところ、基準値を超えるヒ素と鉛が検出されことから始まりました。


 この土地は、王子製紙の土地と市が交換した場所です。旧弥生中学校の裏手(北側)にあたります。その土地の一部を公園にし、その他のスペースは宅地として分譲する方向で整備する予定になっています。 


 周りには戸建て住宅も多く、地域住民からも不安の声があります。有害なヒ素と鉛ということもあり、しっかりとした対策をとって「安全宣言」をする必要があります。


 王子製紙は、「誠意を持って対応したい」と言っており、市が取得した土地の土壌交換をすることを約束してくれており、戸建て住宅の方にも調査を拡大してくれていますが、私は調査範囲をもっと広げるべきだと思っています。


 王子製紙創業当時から、弥生町や白金町の多くは王子製紙の土地だったことが古い記録からも明らかです。昔は廃棄物の処理を規制する法律もなかったため、自分の土地に捨てても問題はなかったので「どこに、何が埋まっていてもおかしくない」という声もあります。


 そして今日(3月2日)、昨年12月の総選挙で当選を果たした畠山和也衆院議員が来苫し、この問題の調査をしました。現地を視察し、その後市役所に行って担当職員さんと王子製紙側との懇談をしました。私達市議団と松橋ちはるさん、工藤良一さんも同行しました。


 余談ですが、バッチを付けた畠山さんに会うのは今回が初めて。みんなで順番に畠山さんとのツーショットを撮り、握手で勝利を喜びあった再会でした。


 今日の懇談でも疑問が残ったのは、代表質問でも指摘したことですが、「製造過程の産物で、間違いなく王子製紙が廃棄したもの」という説明はあるのですが、どのような製造過程での産物なのか、埋設物は何なのか、どの範囲にあるのか、「記録がない」と言って、全く不明なことです。


 「安全宣言」のためにも、まず根本的なことを明らかにしなければならないと思っています。今後は、畠山さんとも連携して、現在行っている調査の結果を待ちたいと思っています。

No.598 2015年2月24日 小中学校規模適正化地域プラン

小中学校規模適正化地域プラン



 市教育委員会から、『小中学校規模適正化地域プラン』が発表されました。大きな適正化のメニューに錦岡小学校と明徳小学校の統合と、東小学校と東中学校の併設があります。


 このことが新聞報道されると、当該学校の教員さんから「寝耳に水!」という驚きの声が聞かれ、地域からも「母校がなくなる」「なぜ、今検討しないとダメなの?」という声もありました。


 苫小牧の小学校の適正規模は12~24学級を目安にしています。錦岡小学校と明徳小学校の統合については、明徳小学校が6学級になるため“小規模校”という位置付けで、錦岡小学校と統合するというのです。統合後は、おおむね19学級で推移するため、適正規模になるというプランです。


 この統合には、「なぜ津波浸水地域に指定されている錦岡小学校に統合するのか」との声があります。錦岡地域では、津波に備えた地域津波避難計画を策定し、防災意識を深めています。住民からみれば防災担当も教育委員会も同じ市役所。ちぐはぐに感じるのでしょうね。


 また、錦岡地域がどんどん寂しくなるなか、「何とか元気にしたい」と、地域の方々が知恵を出し合って様々な取り組みで頑張っています。しかし、明徳小学校をなくすことは、地域の衰退、地域の人口減を市が認めたようなもの。落胆する声もあります。


 私は、錦岡地域をどんなまちにしていくのか、そんな観点から市と地域が一緒に議論をしながら、学校の在り方を進めるべきだと思います。


 東小学校と東中学校の併設問題は、東中学校の敷地内に東小学校も建設するというもの。市教委の説明では、校舎も2つ、体育館も2つ作る。グラウンドには、小学校用と中学校様のトラックと、野球、サッカーができるスペースも作ることが示され、「面積は十分あります」と説明を受けました。


 この併設で心配されていることは、校区が変更することです。約100名の子ども達が若草小学校から転校を余儀なくされ、まさに“集団転校”です。しかも、市教委が作ったプランによる転校で、「大人の都合」です。


 地域や学校側から、しっかりと協議できる場を設けてほしいという声がありますが、「子ども達のために、何が大切か」という視点で、「適正化プランありき」にならないよう、市教委に求めてきたいです。

No.597 2015年2月17日 松橋ちはるさんが脅威?

松橋ちはるさんが脅威?



 先日、「松橋さんは、三星をブラック企業だって言ってるよ」と、三星さんに電話があったと関係者から聞きました。その電話の主はある団体の方だということです。しかし、それは真っ赤なウソ!「三星は、とっても働きやすい明るい環境で、従業員のみなさんにも良くしてもらった」と、常々松橋さんは語っています。その話しを聞いた記者さんは、「三星は、従業員を大切にする社風である」とのコラムを書いてくれたほどです。


 また、この団体は、三星さんの商品を買わない運動もしていたとか。松橋さんは三星さんに勤めていたので、それを意識した行動でしょうか?


 さらに、共産党に対する誹謗中傷ビラも党員宅に届きました。送り主は不明です。中には「予算に反対して実績横取り」「消費税中止と叫ぶだけで無責任」「護憲政党なんて全くのデタラメ」などと書いています。よく読んでみると「●●党などが実現した政策を自らの実績のようにアピール・・・」「●●党は軽減税率を提案・・・低所得者対策も実現を目指しています」と書いています。


 このビラを渡辺満議員がネットに公開するとコメントが寄せられ、「同じ内容のビラが●●党の候補者の写真入りで配られているそうです」という情報や、「団体の会合に参加した義母が同じチラシを持ち帰りました」などの反響がありました。このチラシに対し、「なんて姑息な団体」など、全国の党内外から多くの声が届いています。
 でもみなさん、松橋ちはるさんが道議選挙に出る決意をしたことが、この団体を脅威にさせてしまい、これらの行動につながっているのかもしれませんね。


 毎日街頭で訴え、各種集会でお話しをしている松橋さんは、どこにいっても評判が良く、後援会の域を超えて好感が持たれています。


 市が行った中小企業の実態調査では、過去5年間の売上について「増大した」と答えた企業は約16%、「横ばい」が47%、「減少」が34%という回答でした。特に「横ばい」「減少」との回答は小売や飲食業が多く、要因に「円安による価格の高騰、消費税増税による買い控え」をあげています。この影響は、市民生活にも同様にあらわれていることです。


 「すでに消費税増税の影響があるのに、なぜ8%になった時に軽減税率をやらないのか」という疑問が、市民から出されています。そもそも、社会保障を悪くして消費税増税ということが、私は理解できないのですが。もちろん、対案を示して「消費税増税中止」を訴えていることは、みなさんもご承知の通りです。

No.596 2015年2月10日 共産党の演説会にお越しください!

共産党の演説会にお越しください!



 4月の選挙がどんどん近づき、選挙モードの活動になって来ましたよ。演説会の取り組みも進んでいます。毎年3月の恒例行事『春をよぶ女性のつどい』は、選挙を意識して時期を早め、2月に開催。22日の日曜日、午後1時半から市民会館小ホールで行います。講師に“八法亭みややっこ”こと、飯田美代子弁護士を招きます。


 私がみややっこさんに会ったのは、昨年1月に行われた日本共産党大会の会場。共産党員でもあるみややっこさんも党大会に参加しており、討論でみややっこさんの発言の場がありました。


 弁護士という立場から憲法を“守る”活動もしています。しかも、落語で憲法を語るのです。みややっこさん曰く、「落語と憲法といってもイメージがわかないでしょう。私にとっては2つの愛するものが合体しているから何でもないんです」ということのようです。


 とにかく面白く語るので、笑いが絶えない。でも、内容は深いんですよ。そんなみややっこさんのお話しを、ぜひ聞きに来て下さいね。きっと、楽しく憲法に触れられますよ。


 次に、さらに大きいな取り組みが3月15日(午後1時30分より)に予定している大演説会です。市民会館の大ホールを使いますよ。ここに招いているのは、一昨年の参議院選挙で初当選した32歳の“吉良よしこ”さんです。ちなみに、松橋ちはるさんと同じ年です!


 吉良さんといえば、つい先日(2月6日)“ブラック企業から若者を守れ”と、国会質問を行ったばかり。テレビ中継は初めてだったので、多くの反響がありました。「堂々としてたね」「たいしたもんだ」「迫力あったね」などなど。


 次の日、事務所では「吉良さんもきかないな」「委員長に“質問時間は終わった”と注意されても続けるしぶとさは、誰かに似てる!」という声が飛び交い、「誰のこと?」と知らんぷりしたものの、「必死に訴えるときかなくもなるんだよ」と、ついフォローしました。


 そんな“共産党のマドンナ”的な吉良さんが苫小牧に来ることになったのです。吉良さんの話しは人を引き付ける力と力強さがあり、魅力的な女性です。みなさんぜひぜひ聞きに来て下さい。お待ちしております。

No.595 2015年2月2日 早くを主眼にし、丁寧さを切り捨てた除雪?

早くを主眼にし、丁寧さを切り捨てた除雪?



 最近はよく雪が振りますね。「除雪で腰が痛い」という方も多いのではないでしょうか。冬季間に多い苦情はやはり除雪の苦情です。今日は、党の事務所にも苦情があり、さっそく現場を見に行ってきました。


 苦情があったのは生活道路。「除雪車が入ったけれど、道路の端までやってくれていない」との内容でした。除雪のやり方に納得がいかず、市の職員さんに来てもらうと、「こういうルールになっているため、これ以上のことはできません。あとは住民がやって下さい」と説明されたと話してくれました。現場は、お話しがあった様に、歩道の縁石から70㎝程手前のところに除雪車がかき分けた雪が積まれていました。


 私自身、除雪のルールは知らないので、どのようなルールで除雪をしているのかを聞くために、市役所に出向きました。すると、「ルールはありません」と言います。しかも、生活道路の歩道は“施設帯”と呼ぶようで、「施設帯に雪を乗せるように除雪をするんです」という説明です。そうであれば、縁石ギリギリまで除雪するはすです。70㎝も残すのは正しくないのでは・・・。


 苦情の話しともずいぶん食い違うので、現場の写真を見せました。「何か現場の事情があるのかもしれません」と言いつつも、「これはひどいですね」という職員さんの反応。苦情をくれた方に説明に行くことを約束してくれました。


 それから数分後、私の携帯電話に職員さんから電話があり、「あのような除雪方法を“かきわけ方式”と言いまして、早く除雪するために行っています。もっとキレイに除雪をすると時間がかかるので、市民からの苦情が増えますよ」と説明してくれました。さっきの「これはひどい」という言葉は何だったのでしょうか?


 「早く除雪に入ることに主眼を置くことで丁寧さを切り捨ててしまっている」との職員さんの声も。では、除雪の目的はどこにあるのでしょうか。車が通れる幅を確保することにあるのでしょうか。市民が求めている除雪は、どのような除雪だと捉えているのでしょうか。


 現場で除雪を頑張っている職員さんは「市民に溶け込んだ除雪に取り組み、丁寧に早くをモットーにやっています」と言います。寝ずに夜通し従事している現場の思いが、市民に通じる除雪であってほしいです。

No.594 2015年1月27日 2015年 しんぶん赤旗 新年交礼会

2015年 しんぶん赤旗 新年交礼会



 26日は『しんぶん赤旗新年交礼会』でした。約120名の方々が来てくださり、大盛況といえる交礼会でした。ありがとうございました。


 中野副市長にも参加いただき、今回で7回目。共産党後援会員のなかでは“おなじみ”となり、「中野副市長がいなければ交礼会は始まらない」との声も。


 毎回私がつとめている司会を、22歳の健太君と24歳の昌美ちゃんにお願いしました。共産党の方針である“世代的継承”を司会にも反映し、マンネリ司会を初々しい若者にバトンタッチ。後日談では、評判も良好。


 “世代的継承”は、昨年1月の党大会で方針が出されました。地区委員長と竹田氏、そして私の3人で伊豆で行われた大会に参加し、「苫小牧に帰ったら、世代的継承を実践しよう」と、強い決意で帰って来ました。


 それから1年。事務所に健太君が来てくれ、若い党員さんが続々と増え、32歳の松橋ちはるさんが道議出馬を決意してくれました。最高に共産党が元気な時です。


 交礼会では、松橋さんと一緒に若者たちが歌を披露してくれました。私も参加すると「なんで幸恵が若者の中にいるのよ!」と冷やかされながらも一緒に歌いました。次の日、健太君は「一緒に歌ったら気持が溶けあえた」と若者同志の絆が深まったことを喜び、ラインのグループを作り、若者新年会を企画し、『若者未来プロジェクト』を充実させています。


 若者の余興に、大先輩の党員さんからも大感激の声が上がりました。松橋さんや健太君効果もあり、若者が元気に活動しています。地区委員長は「夢が1つずつ現実になっていく」と感無量の様子。「次は道議選の勝利だね!」と、決意を固めながら帰路につきました。


 私たち市議団も若者効果で変化が見えてきました。なかなか取り組まなかったフェイスブックを始めた渡辺満議員。みんなで松橋さんをシェアしています。冨岡隆議員はかたくなにネットの活用を拒否しつつも、自分がネットに登場すると人一倍喜んでいます。


 さあ!みなさん、私たちも若い力と若者の世界を取り入れ、元気に頑張っています。応援して下さいね。

No.593 2015年1月18日 たくさんのドラマが蘇った事務所開き

たくさんのドラマが蘇った事務所開き



 17日は小野寺幸恵後援会の事務所開きをしました。100人を超える方々が来てくれ、とっても元気つけられました。同級生の順子さんと卓也くんも来てくれました。


 松橋ちはるさんも参加し、三星で勤務していた頃の同僚2人も駆け付けてくれ、温かい激励の挨拶までしてくれました。感激した松橋さんは思わず涙ぐむ場面もあり、ますます勝利の絆を深めたように思えます。


 事務所の健太君をはじめ、多くの方の激励メッセージもいただき、本当に嬉しかったです。


 集まっていただいたみなさんの顔を見ていると、たくさんのドラマが蘇り、胸が熱くなるのを感じました。私がこの12年間議員として活動することができたのは、みんなの励ましや支えがあったからこそです。そんな思いが込み上げてきました。


 挨拶では、12年間の中で私がかかわってきた相談内容を紹介し、「そんな声を市政や国政に届ける役割を、私にさせてほしい」と訴えました。


 今でも頭にハッキリ残り、衝撃だった相談は「お金が無くなって明日から生活できない」と突然電話をしてきた2人の小さな子どもを抱える若いシングルマザーからの相談です。


 このシングルマザーの相談は、苫小牧で起きた“乳児死体遺棄事件”の直後でした。事件の内容は3歳と1歳の子どもを持つシングルマザーの女性が、子どもを家に置いたまま交際相手の男性の所に行ってしまい、1カ月後に戻ると3歳の子どもは衰弱しながらも生きており、1歳の子どもは亡くなっていました。その死体を交際相手の自宅物置に遺棄したという事件でした。


 逮捕された母親は当時21歳。「働きながら一生懸命子育てをしていた」という証言もありました。一方で児童家庭課や保護課の職員さん、保健師さんがかかわっていました。市営住宅に住んでおり、「ベランダに布団が干したままになっている」「部屋から異臭がする」との通報が市にあったと言います。


 いくつのもSOSを見落としたことが事件に繋がったと、私は感じています。だからこそ、シングルマザーからの電話を受けた時、「よく電話をくれた」と、ホッとしたのを覚えています。


 先日、「共産党は何でも相談所と聞いてかけました」と事務所に電話をくれた男性がいました。私は、様々な相談に寄り添い、一緒に解決の糸口を見つけて行く、そんな共産党の議員として働き続けたいと思います。

No.592 2015年1月12日 盛りだくさんで濃厚だった昨日

盛りだくさんで濃厚だった昨日



 昨日は、私にとって濃厚で充実した1日でした。まず、朝7時に着付け屋さんに。長女の成人式です。昨年は、長男の成人式を忘れており、愕然とした私でしたが、今年はしっかり準備しました。と言いたいところですが、またもや頭から“成人式”が消えていた私に、長女から「どんな振り袖がいい?」と相談されて思い出したというのが本当のところです。


 成人式当日は、着付けに写真撮影、そして義母と亡き義父に晴れ姿を見てもらい、それから会場へ送り、バタバタと走り回りました。それでも“馬子にも衣装”で、事務所では「本当に幸恵ちゃんが産んだ娘さんなの」と言われるほど、なかなかの振り袖姿でした(笑)


 会場に長女を降ろすと、今度は共産党の成人式宣伝。今回は青年たちを中心に“シール投票”を企画しました。ボードに色々な設問をして、「イエス」「ノー」の欄にシールを貼ってもらうというもの。これは、事務所の健太君(22歳)のアイディアです。


 前日から“100円均一”で色画用紙や可愛いシール、クレヨンなどを買い、手作りしたものです。「若者がやりたくなる楽しいシール投票を」ということで、若者らしい仕上がりになりました。


 会場では松橋ちはるさんに手伝ってもらい、健太君たち数名が1組で新成人の中に飛び込み、シール投票を呼びかけました。「若者には若者が寄って来る」と言われるように、若者パワーでたくさんの協力がありました。私たちおじさん・おばさんは、邪魔しないようにと離れ、横断幕を持つことに専念しました。地元紙では「雲間に青空がのぞく爽やかな天気」とありましたが、私たちには、寒いだけでした。


 この日の最大のエベントは、松橋ちはるさんの事務所開きです。100名を超える方々が駆けつけてくれ、「記者会見より緊張しています」と言っていた松橋さん。でも、力強い挨拶で「絶対に勝つぞ」と決意を固め合い、松橋さんのお母さんからの感動的なメーッセージで、心が強く結びついた素晴らしい事務所開きになりました。


 私も頑張った1日。夜9時には夢の中でした・・・

No.591 2015年1月6日 こんにちは小野寺幸恵です

こんにちは小野寺幸恵です



 2015年、最初のニュースになります。後援会のみなさん、今年もよろしくお願いします。今年も、みなさんに読んで頂けるととても嬉しいです。


 さて、元旦は市議団による街頭宣伝をしました。毎年恒例ですが今年の大きな違いは、道議選に出馬を決意した松橋ちはるさんが参加してくれたことです。加えて、12月の総選挙をたたかった工藤良一さんも来てくれたので、6名勢揃いで賑やかに宣伝ができました。


 街頭では多くのみなさんから声援をいただき、総選挙で躍進できた嬉しさも相まって、例年にない楽しく元気の出る街頭宣伝ができました。


 松橋ちはるさんは今月5日から共産党事務所での勤務が始まり、勤務初日、私も「今日から松橋さんが来る」と、ワクワクしながら出勤しました。松橋さんは「大先輩の党員のみなさんが汗水ながしてみんなのために活動してきたからこそ、今の私があります。その活動を引き継ぎ、私もみんなのために活動していきたいです」と抱負を語ってくれました。


 また、後援会ニュースには、「道議では、すでに定席になっておられる大先輩である3現職の皆さまの中に、何としても割り込ませていただき、“当選”という2文字をいただくと心に決めております」と、強い決意を述べており、私はその力強さに感銘しました。何としても勝利したいです。


 松橋さんが働いていた三星さんでの最後の勤務が終わり、ロッカー室に行くと、自分のロッカーの扉に激励のメッセージがたくさん貼られていたそうです。「松橋さんに出会えて良かった。応援します」「私たちはいつでもそばにいるよ。ファイトー!!」「明日からニコニコ笑顔が見られなくなると思うと淋しいです。平和のために頑張って」などなど。このメッセージから、松橋さんの人柄が伺えます。




5日は、苫小牧商工会議所の新年交礼会があり、そのなかでの会頭や市長、堀井代議士などの挨拶を聞いていると、アベノミクス絶賛、法人税減税大歓迎、賃上げの道が拓けたなど、市民生活を知らない発言が続きました。


 こんな感覚の人たちに苫小牧は任せられるのか・・・疑問が膨らみ、松橋さんの志が光るのを感じました。