LinkIcon2013年へ〜こんにちは 日本共産党小野寺幸恵です 20142015年へLinkIcon

No.590 2014年12月20日 道議予定候補の記者会見

道議予定候補の記者会見



 読者のみなさん、待望の道議予定候補が決まりましたよ。32歳の若い女性、松橋ちはるさんです。現在、三星で働いており、1番の繁忙期であるクリスマス、お正月の勤務をやり終え、1月上旬には退職。その後は晴れて日本共産党の活動に入ります。共産党の事務所では、松橋さんの快い決意にお祭りのように喜んでいます。


 特に、渡辺満議員のはしゃぎ(?)ぶりは目に余るほど!(^^)! つい、「息子さんの結婚が決まったか、赤ちゃんが誕生した時のような喜び様だね」と言ってしまいました。


 冨岡隆議員にいたっては、20日の松橋さんの記者会見の直前「緊張して、緊張して、心臓が飛び出しそう」とそわそわ・・・。いっぺんに父親が二人も出来たみたいです。当の松橋さんはドッシリと落ち着いており、「全然緊張していません」と、頼もしい底力を見せていました。いざという時は、女性の方が肝が据わるものですね。記者会見を終え、冨岡議員の一言は「ほっとした(^^♪この子を絶対当選させたいと思った」と、目を潤わせていました。


 「松橋さんを要請した理由は」との記者さんの質問に、西敏彦地区委員長は、「勝てる候補。将来性のある候補。この2つが理由です」とキッパリ表明。要請を受けた時の心境について、松橋さんは「驚き過ぎて3回も聞き直しました」と話し、「夜中まで家族会議を開き、“最後は自分で決めなさい”という母親の言葉で1週間悩み、決めました」と、彼女らしいコメントでした。


 松橋さんは、「今までアルバイトやパートで働いてきた経験があり、ブラック企業といわれる職場でも働きました。だからこそ、汗を流して働いている若者の気持ちがわかると思います。その声を届けたいです」と抱負を語りました。さらに、「憲法9条は私の柱です。9条が全てに繋がっています」と、芯が太くて正義感あふれ、そして優しさを感じるコメントでした。


 6月から勤務している22歳のケンタ君。そして松橋さんが加わり、平均年齢をうんと下げた事務所。毎日楽しい活動ができます。大先輩が築いた党の歴史を大切にして、若い人たちと手を結んでしっかり守っていきます。
来年はひつじ年。私の干支です。節目のあるこの年に、みなさんに朗報をお伝えできるように、ますます頑張ります。

No.589 2014年12月15日 21議席ピース!!

21議席ピース!!



 総選挙、大躍進できました。現有8議席から21議席に。沖縄においては悲願の小選挙区での当選です。他の選挙区でも基地反対の候補全員が当選。素晴らしい結果に、とってもウキウキしています。10月の沖縄知事選や県議補選などの大勝利がもたらした快挙ともいえます(バンザーイ!!)


 開票が始まって間もなく冨岡隆議員からの電話があり、「おぅ幸恵!畠山さん当選したぞ!!」と一報が告げられ、「本当!やった~!!」と家の中で踊りまわりました。息子から「お母さんうるさい」と注意されるほど、我を忘れてはしゃいでしまいました(笑)


その後、夫婦でテレビに張りつき、選挙速報を見つめていました。同時に、開票の立会人として会場にいる男性とメールで情報交換し、「工藤良一××票、比例××票」という情報をもらい、私からは「共産××議席。自民は・・民主は・・沖縄では・・」と情報を送りながら、ドキドキしながら結果を見守る夜でした。朝一番の夫の言葉は、「今回の選挙で喜んだのは共産党だけだな」です。


 一方で、自民党が過半数を取り、「これから厳しいたたかいの始まりだ」という声もあり、“くらし一番の政治”を実現させるための本格的なたたかいのスタートでもあります。「“アベノミクスは道半ば。これからみなさんの所に届く”という安倍首相の訴えに期待する人もいたのでは」という声も聞こえてきます。


 しかし、みなさんと一緒に勝ち取った今回の21の議席と前回得ることができた参議院の11議席で、一歩一歩着実に前に進めて政治を変える大事業を成し遂げる道が開けました。


 21議席も獲得でき、畠山和也さんを国会に送っていただいたことに対し、みなさんにお礼を言いたいところですが、公職選挙法の関係でこの紙面で言えないことをお許しください。とてももどかしいですが、感謝の気持ちで一杯だということをご理解くださいね。


 さあ!みなさん、14年振りに北海道から共産党の衆議院の議席が奪還できました。「やっぱり共産党の議席は必要だ」と実感してもらえるように、私も頑張ります。


 来年4月には、道議選と市議選が待っています。ファイト!!

No.588 2014年12月6日 ずさんな運営の道の駅

ずさんな運営の道の駅



 総選挙も中盤です。本当はいろいろ訴えたいことがあるのですが、公職選挙法のかかわりで触れられない事がたくさんあるので、今回は選挙についての話題は避けます。でも、結果がドキドキ・ワクワクですね。


 総選挙と同時並行で行われているのが12月議会。党市議団での一般質問は渡辺満議員と冨岡隆議員です。


 議会2日目の1番バッターに渡辺議員が登壇。道の駅と植苗ファミリーセンターの指定管理について質問しました。内容は、道の駅の駅長さんは正規職員でなければならないのに、なんと緊急雇用対策で採用していました。「認識を誤っていた」と答弁し、「駅長に係る人件費を返還してもらう」という説明がありました。すると、「返還すればいいという問題か!」と私語が飛び、議場はざわつきました。正しく緊急雇用対策を活用していれば、失業者へ仕事を回すことができたはずです。


 すかさず渡辺議員は「社会労務士を雇っているのに、そんなこともわからないんですか」と指摘しました。道の駅と植苗ファミリーセンターの運営をしている会社は、市からの運営費(指定管理費)で社会労務費と税理士を雇っておりますが、ほんらい本社経理に計上すべきもの。これには「不正流用では」と指摘しました。


 また、「現在は改善され、駅長は正規職員」との答弁に駅長の雇用契約を示し、「なぜ1年契約が正規雇用なのか」と“つっこみ”を入れ、ずさんな運営と行政のチェック機能の甘さを暴露しました。


 このずさんな運営の改善策として、非公募で同会社が運営を続けている現状から公募に切り替えて、競争性、透明性、公平性を図ることを提案しました。しかし、「地域特性から非公募にしてきた。ご理解を」という答弁に終始。「行政も絡んでいるんじゃないのか」との声も聞こえています。


 市長は「行政改革」の一環で公共施設の指定管理者制度導入を拡大してきました。その一方で生まれた弊害のように感じます。


 この重要な議会質問の記事が地元紙では全く触れられていません。「誰かの圧力では」という声もあります。なので、私から報告します。


 冨岡議員の質問は8日にやる予定です。傍聴においで下さいね。

No.587 2014年11月29日 アベノミクスで潤ったのは?

アベノミクスで潤ったのは?



 総選挙です!! 私は初日から“ウグイス嬢”として車に乗ることになりました(カラスにならないように頑張ります)。公示(2日)前日から室蘭に入り、選挙戦をスタートさせます。4日からは12月議会が始まるので、まずは2日、3日の2日間だけですが、9区全域を走りまわり政策を訴えてきます。なので、その前にこのニュースを書いています。


 29日は『総決起集会』を開き、党と後援会、支持者のみなさんと「安倍暴走政治ストップ! 国民の声が生きる新しい政治にしよう」と、決意を固め合いました。


 『総決起集会』には日本共産党北海道委員会の委員長が出席し、報告をしました。道委員長は冒頭「楽しい、楽しい総選挙が始まります。政治を変える絶好のチャンスです!」と発言すると、会場から笑いと拍手が起きました。工藤良一9区くらし雇用対策委員長は「私たちの活動は“日本を良くしよう”という目標が大きいボランティアです」という言葉を使っていましたが、まさに今回の総選挙は“日本を良くする絶好のチャンス”と考えると、楽しくならずにはいられません。


 先週、安倍首相が北海道に来た時「アベノミクス効果で北海道は潤っている」と宣伝していたようですが、みなさん実感はありますか? 「雇用が100万人増えた」とも言っていますが、実際は正規雇用が22万人減り、非正規雇用が123万人も増えました。北海道では6万人の正規雇用が減り、6万人の非正規雇用が増え、不安定な働き方に置き換えられたことになります。この現状で、「潤った」と言えるのでしょうか。


 そして、1億円以上の大金持ちが9万人増え、ユニクロやソフトバンクなどの大企業は100億円も増やしたと言われています。まさに、「強きを助け、弱きをくじく」のがアベノミクスといえます。


 工藤さんが教えてくれました。大好きなかりんとうの量が320gから260gに減ったそうです。バターは200gが150gに。チーズは8枚から7枚に。カレーのルーは12皿分が8皿分に減りました。値段を変えずに量を減らす。まさに形を変えた物価上昇です。これが、アベノミクスではないでしょうか。


 安倍首相は総選挙で「アベノミクスについて国民の審判をあおぐ」と言っています。では、「NO」を突き付けようではありませんか!!

No.586 2014年11月23日 30年後のまちづくり~大きな政治姿勢の違い

30年後のまちづくり~大きな政治姿勢の違い



 昨日(22日)は、一般社団法人苫小牧青年会議所主催の“苫小牧の未来を考える~IR(カジノを含む統合型リゾート)の討論会”があり、私も行ってきました。討論会は、推進派・反対派それぞれ3名がパネラーとして参加し、討論を行いました。


 カジノを含む統合型リゾート誘致に断固反対の私には、推進派の主張は全く相容れず、なぜ進めたいのか3名のパネラーの話しを聞いても理解できませんでした。


 「カジノはサービスで時間を提供するものであり、自己責任で楽しむもの」という推進派の話しがありました。また、「法治国家では健全なカジノが運営される」とも。みなさんはどのように考えますか?


 「サービスで時間を提供する」といっても、一定の、あるいは大金が必要な時間です。「サービス」なのでしょうか。「自己責任」? しかし、いったん足を踏みこむと依存症に陥る可能性が大きく、自己責任ではコントロールしきれない「脳の病気」であるという専門家の指摘があることは確かです。そして、法治国家だからこそ刑法で禁止してきた経緯があるのではないでしょうか。


 反対派のパネラーとして参加した苫小牧駒澤大学の篠原昌彦教授は、「苫小牧市の方針である人間環境都市らしい子ども達のためのまちづくりを目指そう」と発言し、会場から大きな拍手が上がりました。私も全くその通りだと感じました。


 今月19日から21日の3日間、市議会厚生委員会の視察に行ってきました。視察先の1つである東京都江戸川区での地域が一体となった学童保育『すくすくスクール』の取り組みを見てきました。この取り組みはものすごく素晴らしく、先進的な取り組みでした。


 内容を詳しくお伝えすることは割愛しますが、「どんな効果がありますか?」という質問に、「すくすくスクールに通っている子ども達が、子育てが終わった30年後に効果が現れるだろう」と説明してくれました。区長の未来を見据えた強い政治姿勢を感じました。


 岩倉市長は「30年先を見据えIRにチャレンジする」と、カジノを誘致しようとしていますが、あまりにも『質』の違う姿勢に、恥ずかしくなりました。


 一緒に行った議員さんから、「やっぱり首長の舵取りなんだな~」と、つぶやきが聞こえてきました。

No.585 2014年11月17日 沖縄勝利!!~この力を全国に広げ総選挙勝利へ!!

沖縄勝利!!~この力を全国に広げ総選挙勝利へ!!



 沖縄知事選挙は、新基地建設反対を主張したオナガ雄志さんの大勝利でした。さらに、那覇市長選挙では自民・公明党が推す候補を破り、城間みきこさんが初当選。那覇市区・名護市区の県議補欠選挙も勝利。「基地反対」のオール沖縄の声が明確に示された、当然ともいえる結果です。


 10日間、苫小牧から沖縄へ応援に行った勤務員の若者も帰ってきて、17日の朝は沖縄からのお土産を囲み、みんなで勝利を祝いました。本当に、本当に、バンザーイ!!です。


 続いて来月は総選挙です。「また寒い冬の選挙」と消極的になるところですが、沖縄勝利の熱い勢いでさらに燃え上がり、“安倍自公政治の暴走スットプ”で全力投球です。


 でも、「どうして消費税再増税が延期になると解散なの?」と素朴な疑問が私たちに届いています。私も意味がわかりません。そもそも消費税増税は「景気が回復したら」という条件が付いており、「景気が悪いから増税はしない」というのは正しい判断です。「公約が果たせなかったので責任を取って解散します」というのとは違いますよね。


 では、なぜ今解散なのでしょう。「今なら勝てる」という自民党・公明党のもくろみがあるようです。「消費税を10%にしたら国民の怒りが大きい」「集団的自衛権行使容認のための法立改定をしたらますます国民の反対が強くなる」「原発の再稼働も国民の批判が大きい」「4月から医療・介護の改悪がスタートするし、派遣法の改定も国民の抵抗が大きい」「その前に解散したほうが利口だよ!!」・・・こんな裏事情があったという「噂」も。


 しかし、結果的に安倍自公政権を解散に追い込んだのは国民の運動と世論であることは間違いありません。集団的自衛権行使容認反対、原発再稼働反対、派遣法改悪反対など、あらゆる国民の運動が大きく広がったことが力になったのです。1人の小さな声でもたくさん集まると、政治を動かす大きな力になるということを証明したのです!! 今度は、“安倍自公政治打倒”の声を上げる時です!(OH~!!) 沖縄の勝利の力を全国に広げてアクセル全開で頑張ります!!

No.584 2014年11月11日 土曜日、日曜日、月曜日の催し

土曜日、日曜日、月曜日の催し



 この週末・週明けはいろいろ催しがあり、参加して来ました。


 まず土曜日は、“ストップ!暴走政治”苫小牧集会があり、橋本祐樹弁護士の講演『ダメよ~、ダメダメ!!集団的自衛権』を聞いた後、デモ行進に参加しました。


 30代前半の若い橋本弁護士の話はものすごく面白く、そばに座っていた冨岡議員は、大きな声を出して笑っていましたよ(恥)


 話しの中で、集団的自衛権の必要性として政府が示した15事例を紹介し、「あれは妄想」と笑わせ、1つひとつ解説してくれました。どれもあり得ない“ツッコミどころ満載”の事例ということでした。


 そして、集団的自衛権行使の新3要件の1つ、「他国に対する武力攻撃が発生し、我が国の存立が脅かされ・・・」とあるのに触れ、「曖昧な表現。曖昧なものが一番危ない」と指摘し、「政府の判断で何でもできる。だから様々な法立は具体的に規定している」と説得力ある説明も。「だから、“限定されているからいいじゃないの~”と言われても、“ダメよ~ダメダメ”と言おう!」と、ダメよ~ダメダメの大合唱で大爆笑。


 日曜日は、“カジノ誘致に反対する苫小牧の会”結成総会と記念講演があり、またもや“30代”の池田賢太弁護士のお話し。


 「“カジノ”とカタカナで表現しているのがごまかし」との指摘から始まり、「カジノ賭博の本質を見る必要がある」と、刑法に触れて話しをしてくれました。また、昭和25年の最高裁の判決を紹介し、「・・・健康で文化的な社会の基礎をなす勤労の美風を害するばかりではなく、甚だしきは暴行、脅迫、殺傷、強窃盗その他の副次的犯罪を誘発し又国民経済機能に重大な障害を与えるおそれがある」と明確に位置付けられた経緯から、カジノ賭博の違法性を強調しました。


 総会では、“カジノ誘致に反対する苫小牧の会”を“カジノ(賭博場)誘致に反対する苫小牧の会”に改名しようとの意見が出され、承認されました。


 週明けの月曜日は、市立病院で災害対策訓練があり、『見学者』として行ってきました。震度6の地震があったことを想定し、病院に搬送された多くのケガ人の対応にあたる本番さながらの緊張感ある訓練でした。関係者のみなさん、お疲れ様でした。


 たいへん勉強になった3日間でした!!

No.583 2014年11月5日 『わたしたちの“まち”に望むアンケート』

『わたしたちの“まち”に望むアンケート』



 「11月中に」という期限で、『わたしたちの“まち”に望むアンケート』に取り組んでいます。返信用封筒と一緒に手渡ししてお願いしたアンケートが、いま続々と戻ってきています。さらに、しんぶん赤旗にも折り込んだので、ますますたくさんのアンケートが戻ってくるでしょう。


 先日私は、アンケートを持って地域商店街を歩き、軒並みお願いにあがりました。全くの初対面でも、みんな快く受け取ってくれました。戻ってきた回答に記載されている町名を見て、私が歩いたところだと嬉しくなります。ご協力、本当にありがとうございます。


 くらしの状況は、「苦しくなった」という回答が圧倒的。「市政に望むことは」との設問には、「景気・雇用」が多く、「医療・介護」も目立ちます。そして、想像以上に多いのが「自然エネルギーへの転換」です。


 原発再稼働に対する設問では、現時点で戻ってきた回答の多くが「反対」との意見。「賛成」はゼロで、「わからない」「その他」が数名。自由意見には、「北電も市長も原発の怖さを知ろうとしない」「北電は自社の都合のいいことばかり言っている」「次世代に対してあまりにも無責任」などの意見が寄せられています。


 今回のアンケートでは、「今度の市議選では間違いなくIR(カジノ)が争点になる」との他会派の議員さんの指摘をふまえ、カジノ誘致についての賛否と自由意見を求めました。賛否は、回答全てが「反対」。自由意見欄には「小さな子どもがいるので、治安悪化が不安」「住みにくい街にしないでほしい」「パチンコすら反対なのに、とんでもない」などなど。


 市長に対する厳しい意見もあり、「バカ者の発想にあきれている」「賭博は誰かが損することで成り立つ。それを自治体でやるのか」などの記載もありました。


 「くらし・雇用」を基本政策の柱にしている私たち市議団ですが、「原発再稼働反対と自然エネルギーへの転換」「カジノ誘致反対」も、大きな柱に成り得る結果が現れています。


 まだまだ一部の傾向ですが、今月一杯できるだけ多くのアンケートに取り組み、たくさんの回答から分析して、「市民の声が生きている公約」を作りますよ。

No.582 2014年10月27日 「バクチなんてやめてくれ」

「バクチなんてやめてくれ」



 先日、高齢者の男性から「市長は苫小牧にバクチを持ってくるって言うんじゃないか。バクチなんてやめてくれよ!」と、挨拶もそこそこに訴えられました。初めてお会いする方だったこともあり、「バクチ」という表現にも戸惑いました。


 「賭博」という表現はよく耳にしますが、「バクチ」は初めて。でも、辞書で調べると言葉の意味に大きな違いはないようです。


 すると、50代くらいの男性と対話をした時も、「バクチなんて持ってこないで、もっと環境美化に力を入れてくれよ」という声もありました。不法投棄が増え、ごみステーションも汚い。ぽい捨ても多いと、「“ゼロごみ”って言っても、口だけじゃないか!」ということでした。でも、こんなに「バクチ」という言葉を立て続けに聞くなんて・・・と驚きです。


 昨日(27日)は、『まちかどミーティング』に参加してきましたが、若手職員6名のパフォーマンス(?)説明には感心しました。“ふくしのまちづくり”をテーマに、クイズを交え、パネルを使った説明で、テレビのワイドショーのように参加者を強く引きつける見事なものでした。若手職員のみなさん、お疲れ様でした。


 最終的に、“活気みなぎるふくしのまちづくり”という目標なので、「雇用の安定した経済活力のあるまちづくり」を目指す取り組みだという説明になり、これまでの議会答弁の経緯から、私には「だからIR(カジノを含む統合型リゾート)にチャレンジする必要があるんだ」という、市長方針を代弁しているように感じました。


 来年4月の市議選の予定候補を公表したこともあり、近頃は「市議選での公約は」と、聞かれることが増えました。すでに、5本柱の政策を基本に、現在取り組んでいる『市民アンケート』の回答を盛り込んで、みなさんの声が生きる公約にしようと、準備を進めています。


 10月24日には、『北海道型IR道民フォーラム』があり、「私も聞きたいです」と飛び入り参加した20代の若者と一緒に行ってきました。中立の立場という講師の報告を聞きましたが、「苫小牧にはIRは必要ない」というのが、フォーラムに参加した私の感想です。


 「これからのまちづくりをどうするのか」。この大事な課題に、どんなスタンスで臨むのかが問われる選挙になるだけに、しっかりとみなさんの声を反映した公約づくりにしたいと思っています。

No.581 2014年10月21日 市議選政策は「暮らし・雇用」など5本柱

市議選政策は「暮らし・雇用」など5本柱



 日曜日は議会報告会でした。久しぶりにポカポカと暖かい秋晴れ。どこかに出かけたくなるような日和でしたが、私達の議会報告会に足を運んでいただいたみなさん、ありがとうございました。


 今期から始めた議会報告会ですが、早いもので14回目となり、かなり定着したのではないかと喜んでいます。この議会報告会は、これからも出来るだけ続けていこうと思っていますよ。


 議会報告会終了後には、工藤良一さん、冨岡隆議員、渡辺満議員、そして私の4人で、来年4月の市議選用のチラシに使う写真撮りをしました。政策の柱を載せ、そこに写真も掲載します。


 政策の柱は5本。なかでも「暮らし・雇用」はみなさんの声が特に多く集まっている大事な課題です。議会報告会で渡辺議員は「財政健全化は人件費の削減」と批判しましたが、まったくその通りだと思います。


 「公から民へ」の号令で民間委託や指定管理を進め、職員さんを削ってきましたが、チェックしてみると「ずさん」といえる運営がチラホラ見え、市の「民間任せ」「丸投げ」状態の公共施設も。


 また、市の仕事を受託している事業所で働く方の賃金は、手取りわずか12万円という低さであることがわかり、まさに“官製ワーキングプア”が広がっています。「人件費を削減するだけなら誰でもできる」という声や、「市がワーキングプアを作るなんて・・・」という批判もあります。


 私たちはこれまでも「官製ワーキングプア解消策」として、指定管理者を選定する時には雇用条件を重視することや、民間委託や公共事業の受注者から『契約額の内訳書』(人件費の算定をみるため)の提出を求めることなどを約束させる提案をしてきました。このような提案をさらに進めながら、市民の暮らしを守ることにつながればと考えています。


 また、子育てや介護などの問題も暮らし直結で大事な課題です。市長は「ふくしのまちづくり」を進める方針を掲げていますが、「福祉にはお金がかかる。そのためのチェンジテーマがIR」と、“カジノ誘致”で財源を作るかのような発言も。福祉・暮らしを守る大前提は、「カジノのないまち」だと言いたいです。

No.580 2014年10月13日 議会質疑で・・・「変」と感じたこと

議会質疑で・・・「変」と感じたこと



 もみじ祭りの次の日から平成25年度の決算委員会がありました。もみじ祭りの準備と決算委員会の両立は大変で、特にもみじ祭り実行委員会の責任者である冨岡議員は、「幸恵、決算の方は頼むな~」と私にお任せ状態。しかし、そこは4期も務めたベテラン議員だけあり、当日の決算審議ではお祭りの作業でクタクタの身体で頑張ってくれ、一般会計を担当した私達2人は、役割分担をして取り組むことができました。


 決算委員会の土木費では、冨岡議員は自転車道路整備について質問しました。冨岡議員は、これまで何度も国・道・市のモデル事業である自転車道路整備について指摘しており、「自転車道路=冨岡」というイメージが出来ています。


 青く塗られた自転車道路は、塗装がボロボロに剥がれ、自転車道路に電柱が立ちはだかる大変危険な状態でした。冨岡議員が「モデル事業といえるのか」と指摘すると、担当部長は「問題点を明らかにするためにモデル事業に取り組んだ」と答弁。「モデル」とは、見本や模範という意味です。なんか変ですよね。


 また、最近では市長答弁にも「変」な答弁があります。たとえば、市長が2期8年間取り組んできた「東西バランス」について、「何を達成したのか」と聞くと、「ある程度浸透した」と答弁。これには他会派の議員から「浸透しただけでいいのか」との指摘がありました。


 また、「カジノ誘致は“福祉のまち”に反するのでは」と聞くと、「福祉はお金がかかる。そのためのチャレンジ」と答弁。「福祉のための財源確保」という意味でしょうか。


 樽前地域の振興のために、樽前小学校に通う子ども達に『通学助成』をするとの方針に「本来教育の観点から助成するのでは」と聞くと、「樽前の今と未来を考えると違和感はない」という意味深い答弁。


 しかも、本会議では「まだ法案の内容が明らかになっていない問題について質問するのは不謹慎!」と、ひどい発言まで飛び出しました。この発言は、冨岡議員が「国のIR推進法に賛成なのか」と聞いた時の答弁です。


 9月議会と決算委員会を通して、多くの質疑がありましたが、ガジノ誘致に対する30名の議員の賛否がハッキリ分かれる議会だったように感じます。(私達4人を含め、9人が反対しました)

No.579 2014年10月6日 もみじ祭り~ありがとうございました

もみじ祭り~ありがとうございました



 5日のもみじ祭りには多くの方々に来ていただけました。ありがとうございます。天気にも恵まれ、ポカポカと暖かく、「大盛況」といえるお祭りになりました。若者達が心配していた唐揚げとキューリの漬け物は完売し、反応でも「美味しい」との評価をいただきました。


 さて、市議選挙の候補発表ですが、新人候補として工藤良一さんを発表し、現職では渡辺満議員、冨岡隆議員、そして私、小野寺の4人ということを正式に発表しました。


 もみじ祭りでの発表では、みんなタスキをかけて登場しようということになったのですが、工藤さんのタスキは新品の真っ白で、私のタスキは何だかくすんでいました。12年前のものなので仕方ありませんが、これまで3回の選挙を共に闘った私の一部のような存在です。簡単に作り替える気持ちにはならず、また4回目の選挙を一緒に頑張ろうと思っています。


 共産党の選挙は、4人全員当選を目的に、活動地域を決めるのですが、今回も前回と全く同じ地域割りにすることになりました。工藤さんは谷本誠治議員の地域をそのまま引き継ぎますよ。


 振り返れば、このニュースも12間続けています。当時新人候補だった私に、後援会の方が「小野寺って誰なのか、どんな人なのかわからないんだから、“こんにちは小野寺です”みたいなニュースを書いたらどうだ」と提案をいただいたのがきっかけです。提案者も、「言った以上は責任がある」と思ってくれていているのか、赤旗日曜版に折り込むための印刷などのお手伝いをしてもらっており、だからこそ続けることができています。この場を借りて、「ありがとうございます」。


 「女性らしさ」からピンクの用紙を使っていますが、「ピンクの紙の人」が私の代名詞にもなり、提案通りとても浸透できたと思います(笑)。今回のもみじ祭りでも「いつも楽しみにしてるよ」「読んでるよ」と声をかけていただき、励まされました。感謝です。ますます頑張れそうです。


 私はいつももみじ祭りの司会を担当するので、何も食べれない状態になるのですが、今回は別な方にバトンタッチ。受付のお手伝いはしたものの、おかげさまでお腹一杯になることができましたよ。しかし、今回最悪だったことが1つ。足が蚊にさされ、家に帰って数えると、なんと17カ所でした。今、とてもかゆいです(涙)。


 さあ、今日からの決算委員会頑張ります。

No.578 2014年9月29日 「もみじまつり」お待ちしています

「もみじまつり」お待ちしています



 今度の日曜日(5日)は16回目になる共産党苫小牧地区員会恒例のもみじ祭りがあります。この日は、来年4月の市議選挙の候補者も発表します。今度の市議選は、2議席削減で定数28議席になりますが、私達は現有議席の4議席を目指して頑張ります。みなさん楽しみにして来て下さいね。


 9月議会では、他会派のある議員さんが「今度の市議選はIR(カジノを含む統合型リゾート)が間違いなく争点になる」と発言する場面がありましたが、現職30人の議員の態度がハッキリ分かれる議会になりました。


 私達は、国に求める『カジノ合法化に反対する要望意見書』を提案しましたが、賛同してくれたのは私達4人を含む9人の議員だけでした。議会質疑のなかでも「IR=カジノではない」という市長答弁が何度かありましたが、カジノを含むことが前提のIRは、「IR=カジノ」であり、カジノを含んでいることに市民の不安が広がっています。


 市長が提案するIR調査費に対し私達が反対した際には、IR推進派議員から「市民に説明するうえで必要」と言い、他のIR誘致に手を上げているまちとの「闘いに負ける」とも発言し、何が何でも苫小牧に誘致したいという姿勢が露わになりました。IR阻止の意味からも、共産党の4つの議席は何としても守りたいと思っています。発表を楽しみにしてくださいね。


 ところで、もみじ祭りでは若者達も露店を出すことになりました。先日は若者達が試作で盛り上がり、試食した人は「すっごい美味かった」と絶賛。試作の結果、メニューは唐揚げとキューリの漬物に決まりました。次の日、早速とり肉とキューリを発注し、容器や調味料の仕入れに行きました。


 私も買い出しにお付き合いさせてもらい、数件のお店を回って「出来るだけ原価をかけないように」と、若者達が頭をひねりながらの買い物。私はそばで見ているだけでしたが、頼もしい様子でしたよ。


 「すっごい美味しい」唐揚げとキューリの漬物、たっぷり用意して待っておりますので、ぜひいらして下さいね。若者たちは本部テントの隣で露店を出すので、本部ではビールを販売することにし、美味しい組み合わせでお待ちしています。

No.577 2014年9月22日 ありがたい防災無線・ラジオ

ありがたい防災無線・ラジオ



 みなさん、今月11日・12日の大雨は大丈夫でしたか? とてもひどい雨でしたね。西部地域の山間部では1時間に130mmも記録するなど、「想定外」の大雨になり、初めて聞く『大雨特別警報』が発令。わが家でも「“特別”って何?」という状態でした。


 この日は9月議会の本会議開催日で、「こんな大雨で議会やらないよね」とか、10歳の息子を「学校に行かせて大丈夫かな~?」などとあたふたしており、『わが家の防災マニュアル』が必要かも・・・と痛感しました。


 9月議会での『安全安心のまちづくりに関する特別委員会』の冒頭、担当部長が「大雨から10日あまり経過しましたが、最近でも短時間の大雨がありドキドキしておりました。空を見上げる回数も増えました」という挨拶から始まりました。私は、この挨拶に込められている沢山のものを強く感じました。


 今回の大雨にかかわる質疑では、危機管理室の体制や各部局との連携、情報収集・発信の在り方、避難所の開設など、多くの課題が浮き彫りになり、「課題を検証して今後の災害対策に生かしたい」旨の答弁がありました。


 たとえば、初めてということもあり、『大雨特別警報』の対応が学校防災対応マニュアルに想定されていなかったり、北海道が指定している『危険個所』以外の場所で土砂崩れが起きたりと、「初めて」故の様々な問題があります。


 学校防災対策マニュアルは「見直し」が約束され、土砂崩れについても「パトロールの強化や市独自の調査」の方向性が示されました。


 たくさんの課題があるなかで、私は一定の評価をしていることがあります。それは、防災無線や防災ラジオを使っての市民への情報発信です。


 11日の朝7時45分から8時50分頃までの間に4回、西部地域を対象に「避難準備情報」がありました。文字通り避難の準備を呼びかけるものです。その後「大雨特別警報」の発令や有珠の沢地域の「避難勧告」、12日は早朝5時30分には「道路が冠水しています」という注意喚起の放送。


 私自身も体験したことのない程の大雨だっただけに、防災無線・ラジオの情報はとてもありがたかったです。だからこそ、防災無線やラジオのさらなる普及が必要だと思うのですが・・・。

No.576 2014年9月16日 40年前にタイムスリップ

40年前にタイムスリップ



 13日、小学校時代の同窓会がありました。前回から5年振りです。今回は午後3時に集合で“懐かしの場所探索”からの始まりでした。前回とは違い、「久しぶり、元気だった」が挨拶。でも、小学校卒業以来初めての再会する友人もいましたよ。


 “懐かしの場所探索”は、何といっても母校の小学校。でも今は廃校になっています。しかもグランドは鹿の遊び場になっていました。しかし、今では生まれ変わり、夕張ブランドのアスパラの生産をしていました。中に入ると体育館にビニールハウスが並び、その中でホワイトアスパラが育っていました。本州では1㎏7,000円にもなるのだそうです。 


 そして、通学路を歩きながら、「ここにアイスクリームのお店あったよね」「ここ八百屋だった」「これ昭和アパート」「この辺でおまえ(私にこと)バイクにはねられたよな」などなど、40年前にタイムスリップです。


 私が「ここに消防署あったよね。どこに移ったの?」と聞くと、今も地元で暮らすミネちゃんが「清水沢に移ったよ」と教えてくれました。みんな一同に「えぇ~」と驚き、「じゃあ、火事になったら全焼だよ」「病人も助からない」。


 清水沢は、その場所から車で30分ほどかかる所です。小学校の頃は唯一の温水プールがあり、私たちは汽車(SL)に乗って行ったものです。駅でいうと夕張~鹿ノ谷~南清水沢~清水沢~と、4つ目の駅。「救急」とは言い難いほど遠く、「財政破綻」が大きく影響しているのでしょうね。


 その後も、閉鎖された公園や壊されたボーリング場、更地になった商店跡などを見ながら歩きました。本町商店街はほとんど人影がなく、私たちおじさん、おばさんの集団が異様な光景だったと思います。


 そして、「わぁ~ここ大谷幼稚園!」と歓声が上がり、ゾロゾロ入っていきました。ここでもミネちゃんが大活躍で、住職に頼み込んで中に入れてもらいました。大谷幼稚園は、お寺で運営していた幼稚園なのです。


 閉鎖から随分経っているようで、みんなで遊んだホールや教室は仕切もなく物置のような状態でしたが、当時の記憶はみんな鮮明でした。悪いことをすると入れられる“のんの様の部屋”も見学。みんなの口から「よく入れられたよね」と聞き、私だけではなかったことが初めてわかりました。良かった・・・。


 同窓会のたびに思うのですが、一緒に過ごした時間があり、それぞれの人生を送り、いろんなことを抱えながら一緒だった時に戻ってはしゃぐ。そこで元気をもらい、また戻っていく。何だか不思議な感じがします。

No.575 2014年9月9日 蝶とトンボの救出?!!

蝶とトンボの救出?!!



 先日、共産党の事務所で仕事をしていると蝶が迷い込んで来ました。捕まえて外に逃がそうとしたのですがなかなか捕まえられず、仕方なく窓辺に誘導してなんとか逃がすことに成功しました。


 「良かった」と思っていると、今度は大きなトンボが迷い込みました。しかも天井高く飛び回ります。手が届かないので帽子を虫網代わりに振り回し、やっと捕獲成功。帽子の中でバタバタ暴れるトンボを外に離しました。


 なんとなく良いことをした気分になり、もしかしたら『蜘蛛の糸』のクモや『浦島太郎』カメのように、私を助けてくれるかも・・・と考えると、愉快になりました。


 家に帰って10歳の息子に報告すると、「蜘蛛の糸って何?」ということからストーリー話してあげましたが、アリの巣をほじくることが好きな息子は、これからどんな行動の変化があるでしょう。


 蝶とトンボの訪れは、代表質問を仕上げるために必死になっていた時だったので、ホットできる気分転換の一時でした! なんとか書き上げた質問原稿ですが、どんな質問になるでしょうか。


 代表質問の項目の1つなのですが、啓北中学校の職員室の天井板が落下した問題があります。8月24日の夕方に起きましたが、数枚の板が落下しただけなので、大事には至らず、修繕をしたと報告を受けています。


 啓北中学校は老朽化が進み、来年改築する予定でしたが、東日本大震災を受け、耐震化を優先に進めるという方針になり、2年間遅れの平成29年からの改築になりました。


 落下した天井板は、雨水が入り込んで腐食が進んだと説明を受けましたが、長い歳月での腐食であるなら、同様の事が他の場所で起こらないとは言えません。もしかしたら生徒の頭の上に落ちてくるかもしれない不安は拭えず、老朽化による様々な事故の可能性にも不安は残ります。


 私がすぐに思い出したのは光洋中学校がまだ「ボロボロ」だった頃、校長室に利用していた教室の床が抜けた事故がありました。あまりに床の傾きがひどいため、校長室を他の教室に移した矢先だったので、この時も大事には至りませんでした。


 大震災の教訓から耐震化の優先は当然ですが、「耐震化では建物は古いまま」という職員さんの言葉のように、地震に耐えられる建物になっても中身は別となれば、少しでも早い改築・改修は優先度が高い課題です。

No.574 2014年9月2日 私の代表質問は今月12日の予定です

私の代表質問は今月12日の予定です



 ただいま私は、9月議会での代表質問の準備に取り掛かっています。6月の市長選挙で岩倉氏が3選目を果たしたことから、「3期目の市政運営」という項目から質問に入ろうと思っています。


 市長は、私たち共産党市議団に対し、「共産党が4議席もあることが恥ずかしくないか」とか、「行革の足を引っ張ってきた」などと、度重なる攻撃的な発言があった選挙戦だったことから、「言わせておいていいのか」「共産党に投票した私たちへの批判だ」などなど、多くの後援会の方からご意見をいただきました。このご意見もふまえ、質問に取り入れていこうかなとも考えています。


 さて、今後の苫小牧市政においては、市長選のなかで市長が繰り返し訴えていた「財政状況は改善に向かっており、どこに出しても恥ずかしくない」という言葉にあるように、“財政健全化”から“財政基盤の確立と強化”に段階を移すようです。


 27年度からの新行政改革プランと28年度からの財政基盤安定化計画を策定して具体化するようですが、公約に示している保育園の民営化や第2給食センターの民間委託はいち早く取り組むことになるでしょう。


 しかし、「民間保育園は処遇が悪いため、保育士のなり手がいない」との声も。また、民間委託で働く方の給料は低賃金という問題もあり、「雇用環境の悪化」が心配であり、地域経済にも連動します。


 先月26日に、市長は北電へ電気料金値上げの見直しを求める要請を行い、道内初ということで、評価する声もあります。要請は、泊原発再稼働に対する立場を明確にしていないことに不満は残りますが、「行政サービスの低下や産業の空洞化、雇用環境の悪化など、地域経済の疲弊を招く恐れがある」と、明確に述べています。


 「雇用環境の悪化」を述べるのであれば、民間へ移行した後の働く方の現状をしっかり把握し、一定の処遇が守られるような対策が図られるべきだと思うのですが・・・。


 今度の行政改革について、「市民サービスの充実に力を入れます」と職員さんが語っていましたが、「コスト削減」主流の行革により雇用環境の悪化を引き起こしているのなら、「市民サービスの充実の行革」で改善してほしいです。

No.573 2014年8月23日 電気料金値上げ撤回署名の活動で

電気料金値上げ撤回署名の活動で


 20日から3日間の日程で東京へ地方議員の研修会に参加して来ました。連日30℃を超える暑い東京でしたが、研修会場は冷房が効き過ぎてとても寒く、おまけに電車や地下通路も寒い。しかし、外に出ると冷房のギャップからか耐え難いほど暑く、身体を包むように熱気が押し寄せてきます。この寒暖の差は、かなり辛かったです。


 講師は、民主党政権時代に事業仕分けをおこなったという南学教授。インターネットでは政治学者とも紹介されています。最終日は総合計画に関わる講義があり、「総合計画は必要ない」と断言する南教授。しかし、行政にとってはまちづくりの将来像を描き、それに沿った施策を進める要になる計画が総合計画です。「だれが5年先、10年先を見据えることができるのか」と力説していましたが、岩倉市長は「20年先を見据えたまちづくり」を主張しています。「この講義を市長が聞いたらどんなふうに思うんだろう」と考えると、何となく愉快でした。


 私は、羅針盤となる総合計画があるからこそ、大きくブレない行政運営ができるんだと考えていますが、それぞれ見解の相違はあっても、いろんな考え方に触れることはとても有意義でした。


 研修明けの土曜日は毎週恒例の街頭宣伝を地区委員会のメンバーと行いました。毎回、集団的自衛権行使容認に反対する署名活動を取り組むのですが、今回は北電の電気料金値上げ撤回を求める署名も一緒におこないました。


 署名を訴えると、次々応じてくれます。「福島の原発が解決していないのに泊の再稼働なんてけしからん」という男性。「原発再稼働を条件にするなんて許せない」「危ない原発なんてやめてほしい」などという女性。値上げによる家計への影響よりも、原発再稼働に反対する声が目立ったのが特徴でした。


 福井地裁での関西電力大飯原発3・4号機の運転差し止めを命じる判決では、『人格権』が最優先され、「多数の人々の命と電気代の高い低いの問題は次元の違う問題であって、天秤にかけること自体、法的には許されない」という趣旨の判決文を読みあげました。この判決からも、「値上げが嫌なら原発の再稼働をさせろ」と言わんばかりの手法は許されず、住民理解が得られないことが明白になった街頭宣伝になりました。

No.572 2014年8月17日 『ノースサファリ札幌』を体験

『ノースサファリ札幌』を体験


 お盆休みに『ノースサファリ札幌』に行って来ました。テレビコマーシャルを見て、「行ってみたいな~」とつぶやいていた10歳の息子。行き先を息子に告げず、内緒で計画を立てました。「どこに行くの」「どこに行くの」と何度も聞く息子に、「着いてからのお楽しみ~」と、おにぎり持参で出かけました。


 大きなライオン(作りもの)が出迎え、口の中に飲み込まれるように園の中に入っていきます。すると、ワラビー達が出迎えてくれ、ダチョウやカメ、ウサギなどに触れ合いながら奥に進みます。動物園との違いは、ジャングルのような空間にあらゆる動物たちがいて、様々な触れ合う仕組みが出来ていることです。ちなみに息子は、大きなニシキヘビを首に巻き付けたり、「トカゲ釣り」「ワニつかみ」「カピパラの餌やり」などを楽しみました。


 とても驚いたのが餌の販売方法です。それぞれの動物たち用の餌置き場があり、「1つ100円」と書いた札とともに、お金入れの容器が無造作に置いてあります。餌は自由に取ることができるのですが、見ているとみんなちゃんと100円を入れてから餌を取っています。モラルを信じている販売方法。モラルを守って買うお客さん。あたり前なのですが感心し、なんだか嬉しくなりました。


 さらに、『デンジャラスゾーン』というコーナーがあり、「私は事故やケガが起きるかもしれない事を承知し自己責任の上で入場します」と誓約して入場します。大トカゲの側を通過したり、ピラニアの水槽の上にある平均台を渡ったり、ワニの上に張らせたネットを通ったりと、スリルある体験でした。高校生くらいの女の子たちのグループはリタイヤしていましたよ。


 地形を生かして未整備さが残る『ノースサファリ』は自然満喫。は虫類や動物が大好きな自然児の息子には最高のテーマパークでした。いい夏休みの思い出になったかしら・・・。気がつけば、去年はどこにも連れて行ってあげていないような気がします。


 さあ!夏休みが終わったら、私は議会モード。まもなく9月議会の議案説明会もあり、本格的に代表質問の準備に取りかからなければなりません。頭のスイッチを切り替えて・・・ON!! ~頑張ります。

No.571 2014年8月4日 「戦争に興味を持つところから」

「戦争に興味を持つところから」



 3日、広島の原水爆禁止世界大会に8人が出発しました。今回は、15歳の高校生が最年少、5人が20代、そして2人の60代の派遣団です。日本共産党苫小牧地区委員会から派遣したのは22歳の青年。今日(4日)の朝にはメールが届き、「今朝の気温は29℃で、霧がかかっています。みんなで団結していますよ」と、元気な近況報告がありました。


 8月は長崎・広島に原爆が投下された月。終戦記念日の月でもあり、感慨深いのが8月ですね。集団的自衛権行使容認の閣議決定されたことも加わり、一層「平和」や「戦争」について考えてしまう時期でもあります。


 先日、観たいと思いながらも時期を逃してしまった映画「少年H」のDVDを借りて観ました。8月3日付けのしんぶん赤旗日曜版を読んでいると、「少年H」の映画監督降旗康男さんの記事があり、DVDを借りるきっかけになりました。


 「少年H」とは、肇(はじめ)の頭文字のH。まっ赤なセーターの胸にHの刺繍がくっきりと映え、友人から「H」と呼ばれています。戦争をテーマにした映画は、戦争の悲惨さで暗さと苦しさを感じるものが多いように思えますが、「少年H」は少し違いました。父親がHに「真実」を見ること、そして自分で考えることを促し、現実に起きていることから正しさを導き出す「希望」を感じるような映画でした。


 降旗監督は、脚本家に「戦争を知らない人が興味を持つところから組み立ててほしい」とお願いしたと赤旗に紹介されていました。原水禁の出発式では「今の若い人は(戦争について)知らない。広島で実際に見て、感じて、学んで、語りべになりたい」と派遣団の団長が挨拶しており、通じるものを感じます。


 3日、千歳でも戦闘機の航空ショーがあり、「孫を連れて行ってきたよ。良かったよ~」と、私に聞かせてくれた60代の男性がいました。一方、地元誌を読みながら「航空ショーにこんなに人が集まって喜んでいるなんて」と、ため息をつく80代の男性がいます。私も戦争を知らない世代ですが、「戦争に興味を持つところから」というスタンスの大事さを深く感じる機会になりました。

No.570 2014年7月29日 私の土日はこんな感じでした・・・!

私の土日はこんな感じでした・・・!


 26日の土曜日は、すずらん町内会のお祭りでした。昨年は朝から雨だったため中止になったので、私が町内会の役員に仲間入りして初めてのお祭りになりました。この日は「午後3時から雨」という天気予報だったので、空を見上げ「何とか降らないで」とお願いしながら、朝からご婦人達とおでんや焼きそばの準備をしました。


 今回のお祭りは、子どもが楽しめるようにと、すいか割りや大声コンテストなどのゲームを企画し、お楽しみ抽選会の景品も豪華商品が勢揃い。お餅まきとお菓子まきの企画もあり、新しい焼き鳥焼き器と新品の音響設備も準備。あとはお客が来るのを待つだけ・・・なのですが、やっぱり雨。しかもどしゃ降りでゲームなどの企画は中止です(悲)


 しかし、雨の中でも一人二人と住民の方が訪れ、気付くと長蛇の列。ホタテや焼き鳥や焼き上がりが追い付かないほどでした。お祭り終盤には完売し、会計担当の私としては「良かった!」と満足。とても楽しいお祭りでした。


 次の日の日曜日は、集団的自衛権行使反対の署名をお願いする訪問活動をしました。訪問先ではみんな快く協力してくれます。なかには「姪子の旦那が自衛官。心配で心配でならない」と訴える女性。「万が一自衛官がたくさん殺されて足りなくなったら、徴兵制になるんじゃない? そうなったら昔と同じになる」、「孫が東日本大震災で救助する自衛官に感動して自衛隊に入ったけど、戦地に行くためじゃない」など、たくさんの方々が不安を持っています。


 そして、両親を介護しているという女性は「来年から介護保険が変わるんだって? いつまでも私が介護できるわけじゃないのに、これからどうなるの?」と話し、「新聞を見ても介護保険のことを詳しく報道していないから、赤旗を読みたい」と言っていただき、日曜版の購読をしてくれました。


 介護保険への不安は多く、介護をする方も、介護を受けている方も自分自身のことのように切実でした。生きるためには介護保険の支援が欠かせなく、生活を支えている大切な制度です。それが、「良くなる」というより「悪くなる」といえる改定。心配は当然です。集団的自衛権行使反対運動とともに、命と生活を守るという意味からも、介護保険の充実を求める運動も重要と感じた一日でした。

No.569 2014年7月23日 「平和」と「戦争」について語る

「平和」と「戦争」について語る


 19日の土曜日から鼻水が止まらず、「もしかして・・・」と思ったらやっぱり夏風邪です。次の日からの2連休は、夫は末子の学年キャンプに出かけたものの、私は鼻水にプラスして喉の痛みと咳、倦怠感、下痢、食欲不振で家で休養。連休中の仕事も全てキャンセルしてしまいました。すみません。


 さすがの辛さに休日当番院に受診しようと思ったのですが、病院嫌いと気怠さとで行かずに終わり、キャンプから帰った夫に怒られながら渋々市販薬を飲みました。「どうせ効かないよ」言いながら飲んだのですが、どうでしょう!とても身体が楽になりました。よく、「あまり薬を飲まない人は効く」というのは本当かもしれません。久しぶりの風邪でしたが、薬の偉大さに感謝しつつ「健康が一番」と、今実感しています。


 ところで、来月の3日からは、共産党を代表して6月から事務所の職員になった22歳の青年を原水爆禁止世界大会に派遣します。そして、2日には若者達に集まってもらい、平和をテーマにした集いをすることになりました。昨年原水爆禁止世界大会に参加した若者も来てくれることになっています。


 18日の集団的自衛権行使反対の集会では、二人の小さな子どもを持つ母親が「子どもに“ママ、どうしてあの時何もしてくれなかったの”と言われたくないからこの集会に参加しました。子ども達に武器を持たせるのではなく、夢と希望を持たせたい」と力強く訴えました。高齢者の方々は口を揃えて「再び戦争をしてはならない」と実感を込めて警告ともいえる声を上げています。


 20日に札幌丘珠駐屯地にオスプレイがやってきました。多くの市民が反対の声を上げる中、わが物顔で物々しい姿を露わにしました。しかし、航空ショーの様子を報道するニュースを見ていると、小さな子どもが「カッコイイ」と歓声を上げ、側にいたお父さんとお母さんが「カッコイイね。凄く大きいね」と同調していました。


 長男が子どもの頃も、戦車や戦闘機を見て「カッコイイ」と言ったことがありました。トム・クルーズ主演の『トップ・ガン』という映画が大ヒットした私の若い頃、戦闘機の操縦に憧れていた男の子が多かったことも事実です。それは、「戦争」に結びつかないからなのだと思います。


 だからこそ、「戦争」や「平和」について語ることは重要なのだと感じます。まもなく8月を迎えるからこそ。


 そして、今度は「沖縄の負担軽減」という“破綻”した理由で、佐賀空港を軍事拠点とし、オスプレイの配備をする動きが・・・。平和な日本のはずなのに。

No.568 2014年7月15日 7月15日のこと

7月15日のこと


 前回、『SEKAI NO OWARI(世界の終り)』という名前のバンドについて、「反戦をテーマにした曲が若者から共感されている」とお伝えしました。すると、共産党事務所に「私の意見は小野寺さんとは少し違います」と、私宛に丁寧な手紙が届きました。もう12年間もこのニュースを書き続けており、電話やネットなどでのご意見はありましたが、手紙を頂いたのは初めて。とても嬉しかったです。


 手紙の最後に、「この世界に必要なのは、終わりでも始まりでもなく“改善し続ける姿勢”だと私は思います」と結ばれており、前向きなこの考え方に共感しています。『SEKAI NO OWARI』は“限界”のようなものを乗り越えたいという思いから名付けられたバンド名です。漢字で書くと「世界の終り」、不気味さを感じますが、私は共通した思いを感じています。


 ところで、本日7月15日は日本共産党の92年目の誕生日です。長い歴史を持つ共産党、あるベテラン党員さんは「政党の老舗」と表現しています。


 そしてこの日、長女は自分が生まれた新潟の家を訪ねました。私の携帯電話に写真メールが届き、「ここ?」と聞きます。「そう!ここ!」と直ぐに返信。20年前に私達が住んでいた時も古い家でしたが、さらに古くなっても健在。懐かし風景のメールには、「周りは新しい建物ばっかりだったのに、ここだけ古い」とあり、苦笑しながらも20年前の記憶が蘇りました。


 8月で二十歳になる長女ですが、以前から「二十歳になるまでに新潟に行く」と決めていたらしく、行動を起こしたのでした。事前に、長女が生まれた病院、よく通ったスーパーや公園などを伝えていたので、その情報をもとに辿っているようです。「これから公園を探す」というメールが届きました。


 長女が生まれて1ヶ月で新潟から引っ越しました。だから長女にとっては全てが初めての風景。どんなことを考えながら新潟の街を歩いているのでしょうね。お腹の中から見ていたことを思い出し、懐かしさを感じるのかもしれません。


 長女の素敵な生まれ故郷探索と共産党の誕生日が同じ。しかも今日の苫小牧は非常に暑く、長女が生まれた1994年の猛暑の記憶を呼び起こします。いろんなものがリンクする不思議な一日でした。

No.567 2014年7月8日 「SEKAI NO OWARI(世界の終わり)」

「SEKAI NO OWARI(世界の終わり)」


 みなさん、「SEKAI NO OWARI」というバンドをご存じですか?


 「人気があるんですよ」と、若者達に教えてもらいました。それにしても、変わった名前のバンドですよね。


 この話を聞いたのは先日の若者との交流会。集団的自衛権の話題から、「自衛隊を戦場に派遣するために憲法9条の解釈を変えようとしているなんて~」「私は〝9条の会〟に入ってますよ」「今集団的自衛権行使を決めてしまって、影響があるのは私たちの時代。無関心ではいられない」「戦争なんて嫌だよね」などなど、様々な話しが飛び交いました。


 そして、「SEKAI NO OWARIっていうバンドを知っていますか?


 今、若者に人気があるんですよ」と教えてくれたのです。SEKAI NO OWARIは、反戦をテーマに歌った曲が多く、共感する若者が沢山いるとのこと。「共感しているから、集団的自衛権の閣議決定の時や原発反対の抗議で、あんなにたくさんの若者が首相官邸前に集まっているのかもしれない」「多くの若者は、戦争は嫌だと思っているし、この時代に危機感もある。だからこの曲を聴いて共感しているんだと思う」・・・そんな説明をしてくれました。


 さっそく私は、SEKAI NO OWARIのCDを入手し、聴いてみました。説明のとおり〝反戦〟〝平和〟〝命〟〝死〟をテーマにした曲が多く、共感というよりも考えさせられる意味深さを感じました。(この時代を憂いているのだろうか・・・では何を? 何に嘆いているの?)


 また、〝世界の終わり〟というバンド名も、どうしても気になります。調べてみると、「いろいろと上手くいかなくて、自分にとって世界が終わったような生活を送っていた頃に、残されていたのが音楽と今の仲間(バンドのメンバー)だったので、〝終わりから始めよう〟という思いを込めて付けた」と紹介されています。なんだかバンド名の理由を知ると、曲の意味深さに近づいたように感じます。


 様々な困難を抱える若者達のなかで、困難だからこそ共感が大きい平和の問題。SEKAI NO OWARIは訴える力が大きく、言葉が生きているようにも感じます。


 若者の世界を少しだけのぞくことができ、その大きな可能性を強く感じています。

No.566 2014年7月1日 市長の得票は有権者の25%だけ

市長の得票は有権者の25%だけ


 市長選挙が終わりましたよ。岩倉市長は35,937票で当選。工藤良一さんは17,837票でした(残念)。投票率は過去最低の39.27%。この低い状況を「白紙委任」と言っている人がおりますが、私はその逆で、岩倉市長への批判などからくる「どうせ市政は変わらない」という諦めが、投票行動を抑制しているように感じています。実際、少なくないそんな声を聞きました。


 苫小牧市内の有権者は142,886人なので、岩倉市長への票はわずか25%ということになります。これまでの議会では、「公約に掲げて選挙で当選したのだから、私は市民の付託を得ている」と、強気の態度を取っていた市長ですが、これからの4年間は変わってくるでしょうね。


 市長選直後、市民のこんな会話を聞きました。「岩倉さんが勝ったから、私の公約だからって言って、強引にカジノを誘致しちゃうんじゃない?」、「まさか、たった25%なんだから、慎重になるでしょう! 強引にやったら市民からブーイングだよ」という会話です。私も、慎重になって欲しいと思うし、市民の声に真摯に受け止めてほしいです。


 選挙中は、本当に多くの市民が「カジノ反対」の声を寄せてくれました。赤ちゃんや幼児を連れて家から出て来て、「絶対カジノは反対です」と言ってくれた若いお母さんが本当に多かったです。「今まで選挙に行ったことないけど、カジノは嫌だから今回は行きます」という若者もいました。


 これらの声は、「良質なIR」とか、「汚染されたIRは阻止する」という説得では納得できず、「IRにはカジノが付きもの。カジノは不安」という感情です。「国は、カジノを厳格な管理下におく」と説明していますが、「厳格な管理下におかなければならないもの」ということになり、やはり市民の不安は払拭されません。


 また、カジノ問題だけではなく、「私の夫はブラック企業に勤めています。助けて下さい」と駆け寄って来た若い女性や、「何とかしてくれないと暮らしていけない」と工藤さんの手を握り締めるお婆ちゃんなど、数えきれない切実な願いを託された選挙でした。


 選挙後、工藤さんは「みなさんから託されたことはしっかり取り組んでいきたい」と力強く語っていましたが、私も議会の場で頑張りたいと決意しています。

No.565 2014年6月23日 くだらない話ですが・・・

くだらない話ですが・・・


 ただ今、市長選挙の真最中で、朝8時から夜8時までの12時間、選挙カーに乗っており、かなり日焼けしてしまいました。周りの人たちに「焼けたね~」と言われています。選挙戦の内容については、このニュースで触れることができないので、私の日常のことをお伝えすることにしますね。


 少し前に本州に出張に行っていた二男が帰ってきたため、また朝早い毎日を送っています。次男が仕事に出かけるのは朝の6時頃。そのため、私は4時半頃に起きて、毎日お弁当作りです。


 次男は朝野球もやっているため、先日は「明日は4時に家を出るからお弁当頼むね」と、あたり前のように言われ、「そんなに早く起きれないよ~! 自分で作るかコンビニでお弁当買って」と冷たく突き放しました。当然、次男が自分でお弁当を作るはずはないのですが・・・。その翌日もまた野球。4時半に家を出るという次男に、「せめておにぎりでも」と作りました。これって、甘やかしている? 「甘えさせているだけ」と、私は思っていますが・・・。


 早起きが苦手な私ですが、良いこともあります。それは今回の選挙に生かされていることです。連日7時半集合ですが、毎日の早起きのおかげで早出が苦になりません。選挙初日は、お弁当作りに洗濯、家の片づけなどを終わってもまだ6時。家を出るまで1時間も時間を余し、仕方なくトイレ掃除と洗面所磨きをしました。家を空ける時間が長く、掃除が行き届かないので、少し得した気分です。本当は掃除機をかけたいところなのですが、他の家族が寝ているためにできないのが残念ですが。


 選挙戦に入ってもう一つ良いことがあります。それは、家に帰ると夜ご飯が出来上がっていることです。作っているのは夫。なので、私はお風呂に入って寝るだけ。何よりも有り難いことです。感謝です!


 今回は、大変「くだらない」ことを書いてしまいましたが、次は選挙の様子をお知らせできると思いますよ。そして、7月1日は6月議会の「議会報告会」をします。毎回、私が議会の特徴や質問内容をまとめた報告集を作成するのですが、まだ全く手をかけられないでいます。事務所の人に「できるの?」と言われていますが、頑張ります。

No.564 2014年6月17日 6月議会の論戦?

6月議会の論戦?


 以前お伝えしたように、6月の定例市議会は「市長選の前哨戦」という状態で閉幕しました。大きな論戦になったテーマは、みなさんの想像どおり『カジノを含む統合リゾート(IR)』についてでした。


 党市議団の2番手として登壇した冨岡隆議員もIRついて取り上げましたが、冨岡議員の他にも多くの議員が質問し、その都度様々な答弁が返ってきました。


 IR推進派の議員への答弁は、「IRがどういうものなのか、できる範囲で示していきたい」と胸を張った答弁をし、「IRは企業誘致なのか」との質問には「産業誘致」と新しい言葉が飛び出しました。IRの内容や立地場所については「IR事業者が決めること」「地元負担はできるだけ少なくしたい」と慎重な答弁も。


 一方、冨岡議員への答弁には「IR=カジノ=ギャンブルではない」「カジノを含まないIRもある」と言い出しました。そして、冨岡議員に対し「政治の世界にいる者は、思い込み過ぎず、決めつけず判断する必要がある」と、「お説教?」と感じる答弁もありました。


 市長の「カジノを含まないIR」発言に対して渡辺満議員がただし、苫小牧に誘致しようとするIRは「カジノを含むことを前提にしている」と認めました。


 今朝、事務所で新聞を読んでいると、「牽強付会(けんきょうふかい)」という言葉があり、辞書で意味を調べてみると「自分の都合のよいように理屈をこじつけること」とありました。「カジノを含まないIR」発言は「まさに牽強付会!?」と、思ったのですが・・・。


 今議会は、IRに反対する市長予定候補を応援する私達へ、「勝負を挑む」と市長から果たし状を突き付けられたように感じる議会でしたが、何としてもカジノ誘致を阻止したいと決意している私達は、「受けて立つぞ」と、ますます闘志に火が付きました。


 そしてもう一つ報告です。今議会で苫小牧市議会始まって以来初めての懲罰動議が田村雄二議員にかかり、懲罰委員会を設置して「陳謝」という対応になりました。一般質問での不規則発言(ヤジ)が理由でしたが、私達は議長の議事整理券行使による「名指しでの注意」で対応できたと、懲罰委員会では「懲罰に値しない」と反対しました。「議員が議員を裁く」ことに、今でもしっくりきていません。

No.563 2014年6月8日 「明るい市政をつくる会」の事務所開き

「明るい市政をつくる会」の事務所開き


 今日は、「明るい市政をつくる会」から市長選に出馬を決意した工藤良一さんの事務所開きがありました。雨が降り続ける寒い日でしたが、事務所は駆けつけて来てくれた人たちでいっぱいになり、強い熱気に包まれました。
会派「民主・市民の風」の田村雄二議員と後藤節男議員も激励に来てくれ、二人ともそれぞれ素敵なあいさつで場を盛り上げてくれました。


 参加者トークでは「AKBのトップが変わったのだから、苫小牧のトップも変わって欲しい」という笑いを誘う声や、「8年間何もしてこなかった岩倉市長が“20年先のまちづくり”なんて無責任だ」という厳しい声、「国が福祉や医療をどんどん悪くしている時にだからこそ、住民の立場に立てるかどうかが問われる」という期待の声など、たくさん寄せられました。


 工藤良一さんのあいさつは息子さんの話から始まりました。生後1年しか生きられないと言われた息子さんが、多くのお医者さん、医療関係者のおかげで中学2年生まで生きることができたという自らの経験から「医療の大切さ」を語り、共感が広がりました。以前、「私たち家族は医療のおかげで生きることができた」と話してくれたことがあり、そんな工藤さんだからこそ参加者の胸に響く言葉になったのだと思います。


 工藤さんのあいさつの後「岩倉市長は言葉はうまいけど心がない。今度は心のある工藤さんに頑張ってもらいたい」と話してくれた方がいましたが、工藤さんの人柄から自然に生まれた言葉のように感じました。


 市議会はすでに始まり、「市長選の前哨戦」といわれる様相になっています。一般質問のトップバッターだった渡辺満議員が、「共産党は財政健全化の足を引っ張ってきた」という市長発言の真意を質問すると、「胸に手を当てて考えてほしい」と、「茶化し」とも取れる答弁をし、「与党」議員からは「何でも反対で無責任」と、「私達のこと?」と思われる発言をしていることにも現れています。


 そんな議会を見ている市民から、「現職なんだから自分の実績で勝負したら」「かなり岩倉市長は焦ってるね」・・・こんな声が聞こえています。

No.562 2014年5月31日 みなさんは『IR』誘致をどのように考えますか?

みなさんは『IR』誘致をどのように考えますか?


 「統合型リゾートについて、《IR=カジノ=賭博=治安悪化》的なある種の意図をもった作為的キャンペーンを起こそうとする残念な動きもあるため基本的なことを記しておきます!」~これは、岩倉市長のブログの書き出しです。


 以下、長々とカジノを推進する理由や市長自身の構想などが述べられており、反対や不安を抱く市民への「言い訳」とも受け取れる内容が続きます。さらに驚いたことに、このブログのコピーは市長夫人が訪問先で配っているようで、私は老人クラブの会長さんからそのコピーを見せてもらいました。会長は「わざわざ言い訳しなくても・・・」と、苦笑していました。


 ブログの中には「質の悪いカジノの集積に取り組むつもりはありません」と断言しており、これを読んだある男性は「質の悪いカジノって何だ?」と疑問を投げかけ、「泥棒にも質の悪い泥棒と良い泥棒がいるのか? 泥棒は泥棒だろう!」とつぶやいていました。


 カジノを辞書で調べると「各種の娯楽施設を備えた賭博場」とあります。「悪質なカジノではない」と言っても、賭博場は賭博場。市民の不安を払拭することはできません。対話をすると、子育て中のお母さん達が強く心配をしているのを感じます。多くの声は「子どもの未来のためにも不安なカジノはいらない」という声で、市長が言う「20年先を見据えて苫小牧に良質な雇用の場を創出していくことにチャレンジしていくことが重要。その一つがIR」という考え方と大きなギャップがあります。


 「カジノに飛びつくなんてバカの三重丸だ」と激怒する方もおり、「カジノを誘致するよりも我々の暮らしに力を入れてほしい」という声も。「今の若い人は働く所がない。雇用のためにはカジノも必要では」という方の話しも聞きましたが、「カジノ=雇用の場」ではなく、「地元を元気にして雇用を生み出す施策」こそ、必要だと思います。


 「カジノに雇用の場を求めるのは、今まで何も取り組んでこなかった証拠では」と、市長に対する厳しい評価も聞こえてきます。


 みなさんは、『カジノを含む統合型リゾート(IR)』の誘致をどのように考えますか?

No.561 2014年5月27日 市長選スタート!頑張ります

市長選スタート!頑張ります


 27日、いよいよ市長選挙に出馬を決意した工藤良一さんの記者発表がありました。正式に出馬表明です。この日のお昼にはNHKでも報道されました!


 新聞各社に加え、テレビカメラが4台もあり「最初はドキドキした」という工藤さんですが、「カジノ問題の学習会を期にやるべきことがハッキリした」と、目を輝かせながら語ってくれました。


 記者会見後に工藤さんが事務所に来てくれ、「市民の一番の関心はカジノとエガオ問題」と話し、「子どもや高齢者に優しいまちにしたい」と抱負を語ってくれました。


 私が強く印象に残った言葉は、「子どもが元気に“行ってきます”と学校に行き、何事もなく元気に帰って来る。そんなすくすく育てられるまちが一番」と、優しい笑みを浮かべながら語った言葉です。


 「元気に行ってきます」というのは、安定した温かい家庭の象徴のような気がします。「何事もなく元気に帰って来る」は、学校や地域に見守られている安全安心なまちがイメージできます。平凡な日常の光景のようですが、まちづくりの原点のような気がします。


 さらに、「自民党政治をそのまま地方にもって来たらみんな幸せになれない」と、地方自治体の本来の役割である『住民福祉の機関』を果たせる市政に転換する意欲を膨らませていました。とっても頼もしいですね。そんな工藤さんだからこそ、私たち共産党は市長候補として推薦することにしました。


 工藤さんが出馬を決意して直後に、ある若い女性から手紙をいただいたそうです。その中に、「工藤さんには“AKBの良ちゃん”であってほしい」と記されており、この“AKB”とは、A(アプローチ)=『明るいまちづくり』、K(キープ)=『希望の持てるまちづくり』、B(ブレークスルー)=『ぶれない姿勢のまちづくり』という意味だそうです。若者らしい斬新で素敵な発想ですよね。手紙を読んだ工藤さんも、ものすごく感激したそうです。


 選挙事務所もできて25日に引っ越しを完了。公約も着々と完成に近づき、キャッチフレーズに『AKBの良ちゃん』を採用するようです。


 さあ!選挙戦スタートです。「頑張るぞ~」と、私も意欲を燃やしています。

<市長選の事務所>
明るい市政をつくる会

苫小牧市山手町1丁目2-5 トヨタビル TLE:0144-71-7621


No.560 2014年5月19日 ワクワクする市長選!明るい事務所

ワクワクする市長選!明るい事務所


 共産党が推薦する市長候補が確定しつつあります。新聞報道が先行してしまいましたが、候補の男性が市長選に出る決意を示したのは事実です。そして、市民に正式に発表するのは27日の予定と聞いています。


 この間、党市議団で岩倉市長の市政分析をおこない、党内の会議で繰り返し議論してきました。党内から「無風にしてはならない」という強い声が多数あり、「カジノは絶対に反対。選挙で賛否を問うてほしい」とか、「駅前をどうするのか。まちづくりの姿勢を示すたたかいが必要」「“福祉のまち”にしてほしい」などなど、市民からもたくさんの声がありました。


 この声は、私たちの市政分析にも通じるもので、「“住民福祉の機関”としての地方自治体の役割をしっかり果たし、住民の声が生かされる市政を」という基本方針でのまちづくりを目指したいと考えています。そして、共産党の基本方針と今回の党推薦候補のスタンスは共通するものが多く、市政を託せる候補だと私は確信しています。


 共産党が市長候補を推薦してたたかうのは30数年振りだとか・・・。その頃たたかった党員も少なくなり、当時の様子を知ることが難しいので、「初めてたたかう構えで挑もう!」と、みんなやる気満々で準備を進めています。


 「共産党推薦候補が市長になったら」と考えると、とてもワクワクします。だからこそ、当選を勝ち取ることを頭に描いて、本気で頑張ります。


 共産党事務所前の看板に5種類のスローガンを掲げました。19日の月曜日早くから業者さんが来てくれ、午前中に作業が終了しました。スローガンは『カジノ誘致許すな』『守ろう!憲法9条』『直ちに原発ゼロへ』『TPP参加阻止』『消費税増税反対』です。


 このスローガン設置は「事務所前を共産党の政策が見えるようにしたら」という市民の声を生かして実現しました。以前に市民から提案してもらった「事務所前でしんぶん赤旗のPRをしては」という声で設置したポスト設置は好評で、実際に足を止めて見てくれたり、購読を申し込んでくれたりと、明るい反応が増えています。


 6月からは22歳の若者が共産党事務所で務めることにもなり、ますます明るい元気な共産党になりそうです。市長選のたたかいも元気いっぱい頑張ります。

No.559 2014年5月13日 美濃加茂市と貝塚市へ視察

美濃加茂市と貝塚市へ視察


 先週、国民健康保険の勉強のために岐阜県美濃加茂市と大阪府貝塚市に行ってきました。私が3月の予算委員会で国民健康保険の納付回数を10回から12回に増やすことを提案した時、道内では実施している所がないことを理由に「他都市の状況を調査し、メリットが大きければ検討したい」と副市長が答えています。「ならば、自分たちで調査に行こう!」と、視察に行くことになりました。


 12回納付の利点は、高い国保税を現状の10回で納付するよりも12回納付のほうが1回当たりの金額を減らすことができ、住民負担の軽減になります。なので滞納を抑制でき、苫小牧の低い収納率対策に効果があると思います。


 今回は、民主・市民の風の田村議員と後藤議員も一緒に行くことになり、6人の視察になりました。朝6時に家を出発して最初の視察先である美濃加茂市に着いたのは午後1時頃。途中昼食を取りつつもひたすら乗り物に揺られ、少々気だるさを感じましたが、現地の夏のような陽気にウキウキして元気を取り戻し、しっかりと説明を受けてきました。


 美濃加茂市では「なぜ国保の12回納付が先進的なのか?」と、「あたり前のことをやっている」という感覚でした。そして、「条例に“12回”と書き加えるだけです」という説明で、「何も問題ない」という印象を受けました。
 次に行った貝塚市ではさらに暑く、苫小牧の真夏。気温は26℃もありました。ワンマン電車を降りて徒歩5分程度で市役所に到着。あまりの暑さに帰りは電車を待ちながらアイスクリームを食べました。


 説明をしてくれた窓口で相談業務をやっているという若い男性職員さんは、素敵な関西弁で「払えなければ相談来て~と呼びかけてます」と話し、市民も「払えない、どないしよう」と気楽に来てくれるそうです。市役所の敷居の低さを感じました。職員さんは「土地柄でしょうかね~」と言います。


 窓口業務だからこその「本音」も聞くことができ、今後の苫小牧市政にも役立てそうです。とっても勉強になった視察でした。

No.558 2014年5月6日 私のゴールデンウイーク

私のゴールデンウイーク


 みなさんゴールデンウイークゆっくり休めましたか? うちの長男もそうですが、祝日の方が忙しい職場もあり「休みなんてないよ」という方もいるでしょうね。普段忙しい共産党の事務所でも、ゴールデンウイークは一定の休みをもらえます。私は3日から6日まで休むことができました。


 3日は末っ子と夫の3人でドライヴに行きました。というのも、動物園や水族館、遊園地などは「人が多いしお金もかかる」と、大人の都合で決めた計画です。この日は出張に行っていた次男を夜の7時半に千歳空港に迎えに行かなければならず、「飛行機が着くまで時間がつぶせるように遠出しよう」と、特に目的もなく富良野方面を目指しました。


 車の中で旅行雑誌を広げ、「ここ行ってみよう」「ここ寄ってみよう」と言う具合にひたすら車を走らせ、この日だけで約400㎞走りました。間もなく富良野に入るという頃、「わー!山に囲まれている」と末っ子が歓声を上げました。見渡す限り山々に囲まれた風景。右側にはまだ真っ白い雪をかぶった十勝岳連峰が見え、左側には若葉が芽吹いた新緑の山。所々に桜がピンク色を添えて、まさに絶景です。そして前も後ろも山。確かに苫小牧では見ることができない風景です。ただのドライヴ、されどドライヴです。


 深山峠で車を止め、偶然見つけたトリックアート美術館で楽しみ、温室のラベンダーを鑑賞し、ソフトクリームを食べました。このソフトクリームがすごかった! 私が買いに行くと若い女の子が出てきて、「入ったばかりなのであまり上手じゃありませんが・・・」と断りながら作り始めました。言葉どおりかなりいびつな形で今にも落ちそう。「すみません。スプーン付けます」と慌てて謝る姿に、私は言葉を無くしてしまいました。ソフトクリームをスプーンで食べるのも初めてです。これも旅の思いで・・・。


 5日の子どもの日には大掃除と部屋の模様替えをしました。「ゴールデンウイークに大掃除しているのは家くらいじゃないか」と言いながら始めると、押入の中から大量のレジ袋が出てきました。ダンボール箱の中と大きめのレジ袋数個にまとめてありました。夫が取って置いたものです。「捨てるからね」と、一つにまとめると40リットルの袋が満杯に。ため息つく私に、「明日プラの日で良かったな」と一言。おまけに紙類も大量です。


 片付いた部屋はいつまでもつかしら・・・。そんなこんなで私のゴールデンウイークは終わりました。7日からは岐阜と大阪へ視察に行ってきます。

No.557 2014年4月28日 町内会の総会と若者の集い

町内会の総会と若者の集い


 昨日の日曜日、町内会の総会がありました。会計担当者として25年度決算と26年度予算案の報告をし、みなさんに承認していただきました。昨年から町内会の会計を預かりましたが、不慣れだったために前任者の援助をいただきながら、苦労しながらも何とか日常の会計をこなすことができました。


 総会で承認された瞬間、1年間の苦労が蘇り、同時に承認してもらえた感謝が湧き、そして大きな大きな安堵が訪れました。「きっと、市議会で決算や予算を承認する時、市長や職員さんもこんな気持ちなんだな~」と考えてしまいました。町内会と市議会では財政規模が違い過ぎますが、「住民のお金」には変わりありません。今年度も「住民理解」が得られるように、町内会費を「明瞭」かつ「大切」に使っていきたいと思います。


 総会前日の夜は11回目になる毎月恒例の青年の集いを行い、10数名が参加してくれました。いろいろな職場で働く若者達が集まり、交流をしています。今回は「自分の職場」がテーマになりました。


 求職中だった女性は「仕事が見つかりました」と報告してくれましたが、日中は喫茶店、夜はコンビニという現実で、「今は仕事を覚えるだけで必死です」と話していました。


 25歳の男性からは、キツイ仕事のうえ残業代が出ない『ブラック企業』の実態が話され、教員の男性は「公然と残業代を払わなくてもいいと認められている唯一の職業が教員です」と、冗談めいた口調で場を和ませてくれる場面も・・・。


 リハビリーの現場で働く女性は、医療制度改正の影響で起きている現場の矛盾を話してくれ、「赤字を作らないためだけど、高齢者のためにはなっていない。だから働いているのが辛い・・・」と暗い顔を見せました。


 それぞれの悩みを持ちながら頑張って働いている若者達が交流することによって元気になってもらいたいと企画している集まりです。「この次は楽しいことをしよう!」と提起すると、「みんなで汗を流すことがしたい」「ボーリングは?」「バトミントンもいいね」などなど、いろんな意見が出ました。


 次の企画は出された意見を生かし、楽しい集まりにしようと思います。若い方なら誰でも参加OKの集いなので、ぜひ参加して下さいね。日時や企画が固まったら発信します~!

No.556 2014年4月21日「街で遊ぶ」~今と昔

「街で遊ぶ」~今と昔


 7日のエガオ閉鎖の報道は、36年間続いた駅前プラザビルの事実上終わりを告げました。夕張の小学校を卒業してすぐに苫小牧に引っ越してきた私にとって、当時ダイエーの存在は「都会感」の象徴でした。


 地下には焼きそばやハンバーガーなどを販売している店舗が幾つかありました。私が焼きそばという料理を始めて口にしたのはダイエーの地下で、当時200円だった焼きそばは、私たち学生の救世主のような存在でした。


 5階にはお気に入りの小物屋さんがあり、友達に贈る誕生日プレゼントを選ぶ時に利用していました。天井からジェムス・ディーンやマリリン・モンローが描かれている鏡が掛けてあり、斬新でおしゃれなお店でした。


 2階の洋服コーナーは一番友達と入り浸っていた場所で、ぐるぐる回りながら洋服選びを楽しみました。そして、一定の時間を過ごした後はダイエーの外に出て、駅通りを歩きながら気に入ったお店でウインドウショッピングを楽しむというのが「街で遊ぶ」ということでした。


 うちの子ども達は「街で遊ぶ」というと、もっぱらイオンに行っています。もしくは駅北のメガ・ドンキーで過ごしているようです。「エガオに行くことある?」と聞いてみた事がありますが、返事はノー! 時間にゆとりがある学生たちはイオンまで出かける事に全く抵抗が無く、しかも無料送迎バスが利用できるとなると、行かない理由などないようです。


 「イオンができたから駅前が衰退した」という方が多くおりますが、「できたから」だけではなく、「駅前から連れて行っている」ことが加速させていると私は思います。ここに、市長の姿勢が見えているのではないでしょうか。本心から「駅前は苫小牧の顔」と言うのであれば、イオンへの無料送迎バスに対する対応が変わっていたはずです。バスを運行しているのは商工会議所の会頭。「苫小牧は“商”がなく、工会議所だよ」と揶揄する方がいますが、適切な表現だと思います。


 「中心市街地再生は岩倉市政のアキレス腱」という報道もありましたが、テナント対策とあわせて、市民が合点いく駅前の再生ビジョンを示してほしいです。

No.555 2014年4月14日 穂別での議席空白回復ならず・・・

穂別での議席空白回復ならず・・・



 むかわ町議選挙が終わり、私が穂別に通う日々も終わりました。通い慣れてしまうと、行かなくなることに違和感があり、毎日の生活に寂しさを感じます。選挙期間中は朝8時までに行かなくてはならず、早起きの連続で辛かったのに、不思議です。


 むかわ町議選挙は2議席削減でたたかわれ、1人はみ出しの小数激戦でした。共産党は現職の2人と空白だった穂別地域から新人候補を擁立してたたかい、「穂別の住民のみなさんの声を町政に届けるパイプ役を」と、「新人落とし」の攻撃に立ち向かい頑張りました。


 結果は最下位当選者とわずか18票差で及ばず。悔しい結果でしたが受けとめるしかありません。頑張っただけにその現実が余計に悔しいです。


 しかし、8年前の穂別での共産党の得票を上回り、新人でありながら大健闘、次につなげることができる大きな成果になったと思います。当選はできませんでしたが、穂別のみなさんに約束したことは苫小牧地区委員会としてもしっかり守っていかなければと、気持ちを切り替えているところです。


 候補は、選挙演説の中で「自分を育ててくれた自然豊かな穂別が私は大好きです」と訴えていましたが、この言葉通りに素晴らしい自然に囲まれた地域です。何よりも川の色が違います。「川の水で炊事ができそう」と歓声がこぼれるほど。何度もその川を見ながら選挙カーを走らせ、美味しい空気をふんだんに吸い込みながらウグイス嬢(婆)を努めました。


 選挙最終日、遠くに見える日高山脈の上からまだ真っ白い雪をかぶった夕張岳が顔をのぞかせた素晴らしい景色に遭遇。透き通ったキラキラ光る川の演出もあり、思わず選挙カーを止めて記念写真を撮ってしまいました。地元の農家の方が「夕張岳の雪がなくなったら“春が来た”って感じるんだよ」と話していたのを思い出し、「どおりで風が冷たいはず」と納得していました。


 苫小牧では唐突にエガオ閉鎖の報道が。2月の代表質問で市としての対応を求めていましたが、あまりにも早過ぎて驚きです。同時に、旧ダイエーがショッピングの拠点だった私たち世代は思い出が多いだけに、とても寂しいです。


 さあ!苫小牧での仕事も山積みです。悔しさも寂しさも吹き飛ばし、春の陽気のようにさらに頑張ります。

No.554 2014年4月7日 穂別での対話で見えてくるもの

穂別での対話で見えてくるもの



 明日は中間選挙の告示です。さて、結果はどうなるでしょうか。この次、みなさんに嬉しい報告ができるといいのですが・・・。もちろん、できるように頑張っていますよ。


 私は穂別行きが続き、なかなか買い物に行く時間が取れないので、夫に頼みました。買って来てもらう物を書き込んだメモに、「250円の4個パックのハム」と書きました。このハムは小分けで便利なので、わが家の冷蔵庫の常備食になっており、最寄りのスーパーではいつも250円で売っています。しかしその夜、250円のハムが無いことを夫から告げられました。消費税増税の影響です。


 先日、穂別である商店を訪問すると、「4月に入ってから客足がパッタリなくなった。3月は少し良かったのに・・・」と、ため息交じりの言葉が出されました。住民から、「穂別で取れた米は北海道一美味しんだよ。新潟の魚沼産よりも美味しいって言う人もいるよ」。こんな話を伺いましたが、そのお米がお店の特等席に積まれており、「このお米が口にされるのはいつだろう・・・」と、つい考えてしましました。


 3月には消費税増税前の駆け込み商戦の煽りから買いだめする人が多かったようですが、「買える人はいいよね~」と、肩を落とす高齢の女性にも会いました。みなさんのお話しを聞いていると先行きが暗く、希望の光がどんどん小さくなり、消えてしまいそうです。


 「せめて食料品には消費税をかけないでほしい」という言葉を、この間どれだけ聞いたでしょう。本当に切実な声です。でも、「来年10月からの10%は阻止しようね」と訴えると、消費税増税に反対する署名に応じてくれます。軒並み歩いても署名が集まるのは、不安が大きい表れだと感じます。


政府が出した消費税の広告やテレビコマーシャルなどに使った金額は12億6,000万円といいます。「私たちの税金でこんなムダ使いをするなんて!」という声が聞こえますが、当然の声であり、あまりにもヒドイ使い方ですよね。


 「景気が回復した」と安倍首相は言いますが、国民生活を見ていないのは明らかです。だからこそ地方自治体の役割は重要であり、住民の声を届ける議員に誰を選ぶかが問われるこの選挙はとても大切です。

No.553 2014年3月29日 むかわ町の3議席は議会を活性化

むかわ町の3議席は議会を活性化



 すっかり春らしくなりましたね。「そろそろタイヤの交換時期かしら」と感じています。そして私は相変わらず穂別に通う毎日で、だんだんガソリン代が気になり出してきました。とはいえ、毎日通っていると「絶対に勝つぞ!」という気持ちが強くなり、穂別までの道のりも遠く感じません。


 穂別町は鵡川町と合併し、今では「むかわ町穂別」となりました。4年前までは穂別地域での議席を持っており、しかも9期も務めたベテランだったため、知らない町民はいない状況でしたが、病気で勇退。議席が空白になった穂別地域では、「やっぱり共産党の議席が必要」と言っていただき、今回は新人候補を立てて「穂別での議席回復を!」と闘っています。


 むかわ町議選挙は定数14議席で15名の立候補予定。共産党は穂別地域からもりよ喜久さんが挑み、現職の北村修さんと大松きみ子さんの3人で闘います。すると他陣営から「共産党が3議席になったら議会が混乱する」と振れ込まれ、「共産党落とし」の動きが見えてきました。


 なかでも、「勇退」を宣言した70代の議員に、「共産党を増やすわけにいかない。なにもしなくていいから立候補すれ」と声がかかり、「なにもしなくていいなら出るよ」と承諾したという人もいるようです。


 驚いたのは80代の予定候補もおり、私が「8*歳!」と声をあげると、「最高齢の記録を更新したいという理由で立候補するらしい」とか・・・。「こんな理由ってあり?」という選挙です。


 もっと驚いたのは「議会に出席しなくてもいい」と言っている議員もいるらしく、「出なくても同額の議員報酬がもらえるなんて!」と、怒っている住民がいました。「苫小牧市議会もそうなの?」と聞かれ、「苫小牧は全員出席があたり前で、葬儀や出産、病気などの特別の理由がなければ休めませんよ」と説明しました。


 という様々な話しが聞こえてくる町議選挙ですが、「共産党以上に真面目な議員はいない」と、身内ながら実感しています。議会毎に必ず質問はするし、ましてや議会を欠席するなんて考えられません。そんな共産党なので、混乱させるどことろか、議会を活性化させる大事な役割が果たせます。


 みなさん、むかわ町はもちろん、安平町にお知り合いがいましたらぜひご紹介くださいね。なんとしても3議席獲得のために頑張ります。

No.552 2014年3月24日 穂別地域への応援と決算

穂別地域への応援と決算



 今、私はとてもバタバタしています。というのも、長丁場の予算議会がやっと終了したと思ったら、安平・むかわ町の中間選挙が4月にあるので応援に出向き、あわせて町内会の会計を担当しているために決算をしなければならず、日常の仕事にプラスして、こなすのに必死になっています。


 とりわけ、不慣れな町内会の決算に苦戦し、思うように進まずに困難を極めています。この前は、帳簿と口座残金が35円合わず、全てのお金の出し入れを再チェックしたものの、間違いを見つけ出すことができず諦めて3~4日放置。あらためてチェックすると、たんなる記載ミスだったことを発見しました。でも、この時の嬉しさは例えようがないほどで、宝物を発見したような気持でした。


 次の関門はパソコンに入力して決算書を作ることでした。これが問題で、パソコン入力が苦手な私には35円を見つけ出すよりも難関でした。事務所の「パソコンの達人」に教えてもらいながら、やっとのことで完成できた時には喜びはなく、ドッと疲れが湧き出てくるだけでした。


 そんな決算の取り組みにクタクタになりながらも選挙の応援に行くのは元気が出ます。私は穂別地域に応援に行っているのですが、道中なんといっても自然がいっぱいで、初春の陽気がいい効果となり、片道90キロの道のりも苦にならず通うことができます。大好きな音楽を聴きながら車窓を少しだけ開け、ポカポカ陽気とちょっぴりヒンヤリした風を感じて走るのは、素敵なご褒美をもらっている気持になります。


 でも、先日電話かけをした時、高齢のご婦人の声が返ってきて「私は癌なのよ」と話し始めました。治療のため苫小牧の病院までご主人の運転で通っているとのことでしたが、「主人が運転できなくなったらどうしたらいいのか」と、大きな不安を抱いていました。私は、快適なドライヴを楽しんでいたことが申し訳なくなりました。


 穂別地域から高齢の方が苫小牧まで来ることはかなり大変でしょう。病気になったら穂別で暮らすことが難しい現実を目の当たりにし、「何ができるだろう」と考えさせられました。


 選挙戦を通じて多くの地域の方に触れることができ、困難な境遇にありながらも共産党への期待をヒシヒシと感じることができます。「頑張らないと!」と、夕暮れの帰路は奮い立ち、ハンドルを握る手に力が入ります。

No.551 2014年3月17日 非正規職員は努力が足りないわけではない!

非正規職員は努力が足りないわけではない!


 15日の土曜日に札幌で『ブラック企業・雇用問題を考えるシンポジウム』があり、苫小牧から貸切バスを出して参加しました。開演40分くらい前に会場に着くと、まだ人はマバラでした。「よし一番前に座ろう!」と、真ん中の一番前の席を陣取りました。その理由はただ一つ。大好きな大門実紀史議員を目の前で見るためです。シンポジウムのパネラーの一人が大門議員、『大門実紀史』と名札かかっている真正面の席を選んだのでした。満足です!!


 開演時間が近づくと、どんどん人が会場に人が入って来て、気付くと満員。係の人がイスを追加で出し始めていました。しかも、『ブラック企業・・・』だけに、若者が目に付きます。


 このシンポジウムは大門議員のほかに昨年7月に初当選した吉良佳子議員も参加でした。大門議員は「吉良さんは東京から一歩も出ることを許されていないので“ブラック企業の調査”という目的で来ました。だから吉良さんの写真をネットで流さないでください」と、笑いを取る発言から始まりました。


 途中の休憩時間、私は一緒に参加した30代の女性を大門議員に紹介しました。すると、大門議員が「こっちにおいで」と手招きをします。私たちがついて行くと、「会場にいるとみんなが殺到するから・・・」と、人目の付かない所で写真撮影をしました。「さすが優しい大門議員!」始めて大門議員と吉良議員に会った彼女も大喜びで、「大門議員と吉良議員の熱に打たれて眠れなかった」そうです。


 シンポジウムでは、大学准教授や道労連の方もパネラーになり、それぞれの立場からの訴えにものすごく勉強になりました。会場からの発言では、パワハラやセクハラの体験や派遣の過酷さ、全国チェーン店でのサービス残業の実態などなど、胸が苦しくなる発言ばかりでした。


 翌日、ある女性がこんな話をしてくれました。「非正規職員は勉強や努力が足りない人だっていう認識が少しだけあったけど、昨日のシンポジウムで違うんだと自覚しました」と・・・。この一言で、シンポジウムが有意義だったことがわかってもらえるでしょう!

No.550 2014年3月9日 許せないS議員の発言

許せないS議員の発言


 先日の予算審議での出来事です。この日は、私が担当する企業会計の審議が少し早く終わったので、一般会計予算の審議を傍聴に行きました。環境衛生費の審議中で、S議員が子宮頸癌ワクチンについて質疑をし、「ワクチンではなく検診を」と主張していました。すると、「若年層の乱れといいますか、セックスが低年齢化して、不特定多数との交渉が近年子宮頸癌になる人の原因であると思います」と発言していました。


 さらに、「厚生省のほうやなんかでも話し合われているのですが、不特定多数とする人が増えている、それが原因なのだと言っているわけですよ」とも・・・。


 私は、この発言を聞いてこう理解しました。「子宮頸癌の人は、不特定多数の人と性交渉をしたことが原因であり、厚生労働省の見解でもある」と。


 答弁は「不特定多数ということに関しては、国からは特にそのようなことで載っている資料は持ち合わせてはいません」と、キッパリしたものでした。


 まず私は、この発言について子宮頸癌の方への人権侵害にも値すると思います。確かに、一部の専門家の意見としてS議員と同様の考え方をしている方がいることは承知していますが、一方でこの考え方を批判し、「間違っている」と発信している専門家もいます。ましてや厚生労働省も言っているということは許せない発言です。市民から「議員の品性に欠ける」という声が上がっており、当然だと思います。


 私は、複数の子宮頸癌の方とお話をした機会があります。ある方は不妊治療中に病気が発見された方。またある方は、小さな男の子を持つ結婚3年目の方で、2人目、3人目を考えていた矢先の病気。「自分がこんな病気になってしまって、旦那に申し訳ない」と泣いていました。二人とも子宮全摘出で、その後の抗ガン剤治療で「女の命」とも言われる髪の毛を全て無くして闘っています。しかも、再発の恐怖に怯えながら。


 子宮頸癌の手術は、近くにある膀胱の神経にもさわり、術後は排尿障害を起こす場合が多く、長期的に苦しい状態が続きます。また、リンパ切除も行うことからリンパ浮腫で「象の足」のようになってしまう方も少なくなく、「リンパ浮腫は治らない」と言われているだけに、辛い後遺症と闘うことになります。


 そんな方達も含めて一括りにし、「不特定多数との性交渉が原因」と断定的とも受け取れる表現に、怒りが収まらずにいます。

No.549 2014年3月4日 予算審議が始まりました!

予算審議が始まりました!


 今日から26年度の予算審議が始まりまた。党市議団の分担は、一般会計に冨岡議員と谷本議員が担当し、企業会計に渡辺議員と私が担当。しかし、渡辺議員は委員長になったため、企業会計で質問できるのは私だけ。少々心細い気持ですが、それでも「負けないぞ」と、意欲を燃やして励んでいます。


 まず初日は国民健康保険事業会計の審議をしました。私が質問をしたなかで嬉しい答弁が二つありました。一つは、国民健康保険の相談窓口の改善です。


 現状の相談窓口は、通路に面したカウンターについたてをしただけの簡素なもので、隣の声が筒抜け。プライバシーが守られないことから、これまで何度も改善を求めてきました。しかし、庁舎内が狭いこともあり、実現には至りませんでした。


 今回良い回答があった理由は、新しくこども部が設置されるため、庁舎内の大移動があります。この機会を利用して相談スペース作るという構想です。今度は、安心して相談ができますよ。


 二つ目は、国保税の納入回数の拡大です。国保税は年10回に分けて6月から3月までの納入ですが、12回に分けることで1ヶ月の納入金額が少なくなります。みなさんからも「少しでも納入金額が少なくなるようにしてほしい」という声がたくさんありました。


 12回にできない理由をいろいろ述べていますが、大きな理由は業務が増え、繁雑になるということのようです。一方で、収納率を上げるための大きなメリットになるとも説明しています。メリットがあるのであれば、これは検討する必要があるでしょう!


 副市長は、「道内では実施している所はないが、道外では実施している所がある。ぜひ検討したい」と答弁。「検討して効果があれば実施するんですよね!」と念を押して質問を終えました。


 平成29年度から、市で運営している国保会計が都道府県に移行するという方針を国が示しています。苫小牧は他市からみても保険税を安く抑えているまちだけに、北海道に一本化すると値上げになることも予想されます。だからこそ、国保税の負担を減らす取り組みが重要なのです。


 まだまだ続く予算審議、また明日も頑張ります。

No.548 2014年3月1日 貸別荘構想よりも住民の安全安心が先!

貸別荘構想よりも住民の安全安心が先!



 代表質問が終わりました。「やれやれ・・・」 必死の質問に、大粒の汗を流して頑張りました。そのなかで取り上げたことをお伝えします。


 現在、錦岡オーシャンヒルズで貸別荘構想が進んでいます。この地域は自然に囲まれ、その素晴らしいロケーションと静かな環境が売りでした。貸別荘の目当ては外国人富裕層。すでに地権者はシンガポールやマレーシアで説明会を開き、「ぜひ活用したい」と感触得て貸別荘構想を提案しています。


 当然、住民からは「外国人が来るなら不安」という声があり、「分譲する時はそんな説明はなかった」と、憤る方もいます。


 市は、「住民合意を得たうえで地権者が提案している」と説明していますが、この説明も疑問が残ります。


 さらに驚いたことがあります。それは、火災の時に使う消火栓が2基と防火水槽が4カ所に設置しているのですが、消火栓1基が「使用不能」、防火水槽3カ所が「使用不能」というのが実態です。


 「なぜ?」と、いろいろ調査してわかってきました。地権者が消火栓や防火水槽などの消防水利を設置した後、市に移管することになっているのですが、「不十分なので移管ができないんです」と言います。なので、地権者が管理することになっているのですが、その管理がとてもずさんでした。


 「使用不能」が発覚したきっかけは、消防の職員さんが貸別荘地域に消防水利が完成したことで点検に行った際、「心配だからちょっと点検してみよう」と、住民が住んでいるエリアを点検したことがきっかけです。本来、消防は点検する義務はありませんが・・・。


 驚いてすぐに改善するよう求め、地権者から「至急原因を調査し修復する」と回答があったのは平成23年の1月。すでに3年が経過していますが、いまだに改善していません。現状で、消防水利が整っているのは貸別荘地域だけということになり、「住民よりも貸別荘を利用する外国人優遇」としか言えない状況です。


 私は、地権者が住民の命と財産、安全安心に責任を持つよう求め、同時に市が指導できる体制を取るよう提案しました。オーシャンヒルズは、消防水利だけではなく、水道設備なども地権者が管理している特殊な地域で、苫小牧ではここだけです。私の質問をインターネットで見たという住民から「飲み水が心配」との声が上がっています。


 「苫小牧の孤島」状態のオーシャンヒルズを、しっかりと地権者に指導し、安全安心のまちにすることが市の重要な役割です。

No.547 2014年2月17日 国際的な党地区員会!?

国際的な党地区員会!?


 数日前の午後6時過ぎ、そろそろ家に帰ろうと支度をしていると、“ピンポ~ン”と事務所のインターフォンが鳴りました。「誰だろう?」と出てみると、1人の男性が立っていました。年齢は30代前半くらい?


 そして、驚いたことに彼は英語で喋ってきました。でも見た目は日本人。何を喋っているのか理解できずに困惑する私に、「ジャパニーズ オンリー?」と彼は何度も聞きます。「もしかして・・・日本語しか話せないの?と聞いているのかも」と理解し、「イエス イエス」と返事。すると、英語を交えた片言の日本語を使ってくれ、何とか会話らしいものができました。


 彼は、車で「レイク(湖)」に行く途中に事務所前を通過したものの、『日本共産党』の看板を見つけて引き返してきたようでした。そして、「日本共産党のパンフレットがほしい」と言います。とは言っても「日本語で書いたパンフレットでいいのかな~?」と心配になり、北海道委員会に英語版がないか問い合わせてみました。しかしありません。「読めますか?」と日本語で聞くと、「フレンド」と言うので、友達が読めるのだと解釈し、数種類のパンフレットを渡しました。


 「どこから来たんですか?」とさらに聞くと、「オーストラリア! ビフォー チャイナ」と答えました。オーストラリアに住んでいるけど、その前は中国に居たということなのでしょう。日本人と変わらぬ顔立ちであることが理解できました。


 彼を見送るために駐車場まで出ると、カメラを出して何かを訴えています。党の看板の下で記念写真を撮りたいということなのだと察し、「オーケ」と合図して撮影開始。しかし、看板は電気が灯って明るく、彼の顔が真っ暗に写ります。英語でカメラの操作を指示する彼。ちんぷんかんぷんな私。撮影が成功するまで約30分間、寒さに堪えて頑張りました。


 やっと車に乗り込む段階まで来たとき、空を見上げて指をさします。その先には月。「つき?」とつぶやくと、「オー!ツキ」と喜んでくれました。隣の星を「ほし」と言うと、「オー!ホシ」とさらに感激の声。そして、交互に指をさして「ツキ、ホシ、ツキ、ホシ」と繰り返す彼。


 別れ際、「レイク」の方向を確認して車を走らせる彼を見送り、「英語が話せると良かったな」と痛感しました。それにしても、共産党苫小牧地区委員会も国際的になったものです。通訳担当者の配置が必要かも・・・。

No.546 2014年2月10日 みんなのアイディアいっぱいの事務所!

みんなのアイディアいっぱいの事務所!


 共産党苫小牧地区委員会の事務所前に、しんぶん赤旗ポストを設置しました。実は、このポスト設置は私が出向いた党大会の“出前報告”の時に出された意見なんです。「一人でも多くの人に赤旗を読んでもらいたい」、「手軽に赤旗に触れられるようにしては」という意見から、「事務所前に赤旗を置いたらいいんじゃない!」と提案があったのです。


 次の日、さっそく事務所のみんなと相談しました。「とりあえず箱に赤旗を入れて“ご自由にお持ちください”って書いて置こうか」と私が言うと、機関紙担当者が「赤旗グッズでポストを売ってるんだよ」と教えてくれ、「じゃ~買おう!」と意見が一致。すぐに注文しました。


 数日後ポストが事務所に届きました。ワクワクしながら荷ほどきすると、蓋がありません。「雨や雪が降ったら濡れちゃうね」と悩んでいると、さすが人材あふれる共産党。器用でアイディアマンの党員さんが立派な蓋を付けてくれました!! お近くの方は、事務所に見に来て下さい。


 当日付けの販売用の赤旗と自由に見てもらうための見本紙の両方を置いてあります。もし、「購読したい」という人が現れたら、嬉しさ100倍です。購読に至らなくても、見本紙がたくさんの方の目に触れて、共産党に関心を持ってくれるだけでも大成功です。窓から通りを眺め、事務所前を歩く人の動きが気になる毎日です。


 そしてもう一つ、意見を採用して実践したことがあります。それは、『秘密保護法廃止』と書いて、通りから見えるように窓に貼ったことです。


 「共産党は秘密保護法に反対しているのに、事務所前にポスターも貼っていない」と指摘があり、「市民は、ポスターなどを見て“共産党は何を訴えているのか”、“何に力を入れて取り組んでいるのか”という基準で事務所を見ているんだよ。秘密保護法の訴えがなければ“賛成なのか”、“何も取り組んでいないのか”と判断してしまう」という意見です。


 この意見には「はっ!!」とさせられ、すぐに実践しました。事務所に居るとあたり前のようなことが気づかず、大変恐縮しています。でも、みなさんの意見やアイディアで、どんどん素敵な事務所にしていきますね。

No.545 2014年2月4日 こんにちは小野寺幸恵です

こんにちは小野寺幸恵です



 今日は、朝の7時から米艦船入港の抗議行動に行ってきました。家を出る時はまだ暗く、ヘッドライトを点けながらの運転で、心細い気持で現地に向かいました。


 今回は2隻同時寄港です。この艦船は、トマホークミサイル搭載可能な駆逐艦で、同時多発テロ報復作戦に参加したり、北朝鮮ミサイル発射の迎撃に加わっていて、まさに軍事最前線の艦船です。


 非核平和都市条例を持つ苫小牧は港で発展し、開港50周年にあたる今年度は様々な催しを開き、多くの方々に喜んでいただけました。


 そして、市長自身も「親しまれる港を目指したい」と、大型クルーズ船の入港を積極的に進め、きらきら公園を整備し、ふるさと海岸にトイレの設置もしてくれました。そんな市民の港に艦船は似つかわしくありません。


 しかも、普通の着岸は2隻が縦に並ぶのですが、今回は1つの岸壁に2隻が並行して着岸します。この並行着岸は、「軍事訓練のための着岸方法」と指摘されていて、市民からは「並行着岸は沖縄と横須賀でしか経験がない」と、苫小牧の『軍港化』を心配する声が上がっていました。


 市長召集の代表者会議で米艦船の寄港について説明を受けた際、「非核平和都市条例の趣旨は核搭載があるかどうかである」と説明し、「“艦船だから寄港はダメ”とは考えていない」と、キッパリ話しています。


 民主・市民の風の代表が「軍港化を懸念する」と表明すると、「いつも来るのは雪まつり時期だけだから・・・」と軽くあしらう一幕も。


 しかし、今回の寄港目的は「通常入港」です。今までは建前であっても「友好・親善」目的で寄港しているのと大きな違いがあります。この違いについて「中身は友好・親善と認識している」と説明を受けましたが、友好・親善は「グッドウィル」、通常入港は「ルーティーン」と、使う言葉は全く違います。なぜ同じ内容だと解釈できるのでしょうか・・・? 札幌総領事館に確認したと言いますが、「核搭載がなければどんな目的でも寄港OK]ということだと受け取るしかありません。


 戦闘機でも艦船でも市民を慣れさせて文字通り「通常」に違和感がなくなるようにすることが“狙い”のような気がします。だからこそ、抗議し続けることが大切なのです。

No.544 2014年1月29日 こんにちは小野寺幸恵です

こんにちは小野寺幸恵です



 先週は党大会参加の報告集会があり、約100人が聞きに来てくれました。とっても嬉しいです。ありがとうございます。


 今回苫小牧から党大会に行ってきたのは地区委員会の西副委員長と竹田孝夫氏、そして私の3人。報告会の後も私たち3人に「大会の話が聞きたい」と地域からお声がかかり、3人が手分けして出かけて行っています。


 先日は、西副委員長が行くことになり、「写真を見せてあげよう」ということから、北海道の代議員全員の記念写真や私たち3人の写真など、A4サイズの大きな写真を数枚印刷しました。「不破さんと幸恵ちゃんの写真も用意したよ」、「辰巳孝太郎さんとの写真も見せてあげよう!」、「今日行くところは高齢者が多いから辰巳さんを知らないんじゃない?」、「そんなはずないでしょう!辰巳さんは今が旬だよ」などとワイワイやりながら、楽しく出前報告をしています。


 私は先日、通所報告(事務所に来てくれること)をしました。集まった9人に過酷な山登りの話しから始め、アロエの花や椿が咲き乱れ、あちこちにはみかん畑が目につき、民家の庭にもたわわのみかんがなっていること。青々とした緑を残している木々からは、熱海の暖かさが感じられることを伝え、現地の光景が目に浮かぶと良いなと思っています。


 830人の代議員を含め約1000人が収容される大会会場は、座ると肩が触れ合うほど間隔が狭く、長イスに12名が並んで座るために、席を立ち上がる時は靴をぬいでイスの上を歩くか、通路に出てもらわなければなりません。


 さらに、会場はプールの上に板を乗せて作ったもので、その上にパイプを組んでイスと机を組み立てています。なので、ボールペンなどを落とすと組んだパイプの下まで落ちてしまうので取ることができません。そんな「居心地の悪い」会場でしたが、4日間の日程は何故かアッと言う間に過ぎました。


 大会報告の本題は大会決議の内容なのですが、会場の様子をお伝えすることは臨場感を出すためには避けられません。そのうえで、参加してくれた顔ぶれを見ながら固い話しにならないように気を付けて大事なポイントを話しています。

 大会決議では「次の選挙でも躍進できるように大きな党を作ろう」と提起され、「世代的継承」が強調されました。この「的」がポイントで、「若い党員を増やそう」という単純な提起ではなく、老若男女問わず「新しい風を吹かせよう」という提起なのです。「奥が深い!」


 来年のいっせい地方選挙では「議席増を目指そう」という提起もされましたが、苫小牧市は定数2議席減でたたかうため、高いハードルです。でも、大会に参加した一人として、頑張らなくては・・・と思っています。

No.543 2014年1月20日 こんにちは小野寺幸恵です

こんにちは小野寺幸恵です



 みなさん、党大会から無事に戻って来ましたよ。初日から感動しっぱなしの素晴らしい大会で、ものすごく勉強になりました。これからの日本共産党の躍進に役立つように活動したいと、心新たに帰ってきました。


 大会決議案は昨年11月12日に示されました。それを全党で2ヶ月間じっくり討議し、感想や意見をあげます。そして、さらに討論で練り上げ、完成させる場が党大会なのです。


 志位和夫委員長は、「大会の任務は日本共産党の基本方針である決議案を練り上げ、決定することです」と挨拶で述べ、「立派に仕上げよう」と私たち代議員に呼びかけました。私はその呼びかけに感動し、「この場に集まった私たち代議員だけが仕上げに携われるんだ!」という現実に、ものすごく奮い立つのを感じました。


 党大会決議や討論の内容などは、しんぶん赤旗日刊紙にすでに掲載され、日曜版にも概要が掲載されることになるでしょう。なので今回は、柔らかい話題に絞って報告したいと思います。


 大会に参加するにあたり、一番会いたかった不破哲三さんとの再会をめでたく果たすことができました。写真を撮り、サイン入りの本も2冊買ってきました。写真は、ツーショットで撮りたかったのですが、人気者の不破さんなので叶わず、「せめて」との思いから、ちゃっかり腕にしがみついて撮りました。とっても満足です。


 大会最終日、難所の坂道を息を切らしながら登っていると、前方に辰巳孝太郎議員の姿を見つけました。必死に駆け登って追いつき、「苫小牧市議の小野寺といいます」と自己紹介し、会場までおしゃべりをしながら歩きました。またここでも写真を撮りました。しかもツーショットです! 苦しい山登りが一気に楽しくなりました。


 休憩時間には会場周辺を探検しました。党の施設がある敷地はけっこう広く、党学校を開く建物や旅館のような建物もあります。どの建物も急斜面に建っており、会場から細い道で繋がっています。池も発見し、錦鯉が5匹ほど泳いでいました。「知を力として 宮本顕治」と刻まれた大きな石もありました。さらに4階建てくらいの大きな建物を「ホテル」と呼んでおり、志位委員長を筆頭に幹部が滞在していることもわかりました(私たちは旅館の6人部屋でした)。どの建物も古いものですが、「共産党ってすごい」と、妙に感心してしまいました。


 そんな探検中に「ホテル」から出てきた市田忠義書記局長(今回は副委員長になりました)にバッタリ遭遇しました。「何をウロウロしているんだ」と叱られるのではないかとドッキリしましたが、「どうぞ、入って見てもいいですよ」と声をかけてもらい、「さすが開かれた党」と、また感動しました。後から思ったのですが、市田さんの写真を撮るのを忘れてしまいました。二人きりの絶好のチャンスだったのに・・・。


 あまり、こんなことばかり報告していると「何しに行ったんだ」と思われそうなので、このくらいにしておきます。色々な場面で楽しみながらも、大きな感動を味わい、しっかり勉強ができたことに感謝です。ありがとうございます。これから、ここで学んだことを生かさなくてはなりませんね。頑張ります。

No.542 2014年1月13日 こんにちは小野寺幸恵です

こんにちは小野寺幸恵です



 昨日(12日)は長男の成人式でした。4月生まれの長男は昨年4月にとっくに20歳になっていることもあり、私の頭の中には「成人式」のことが抜けていました。昨年暮れ、クリーニングから戻ってきた一張羅のスーツと、新調したワイシャツとネクタイが長男の部屋に掛っているのを見て、「何があるんだろう」と疑問を抱いてはいたのですが、それでも「成人式」とは結びつかずにいました。


 長男は、勤務体制の関係で私が出勤してから起き出し、私が就寝してから帰宅するという日常なので、長男の姿を見るのは長男の寝ている時と私が夜更かしをした時に限るため、なかなかスーツの謎を聞くことができないでいました。


 そして成人式が迫り、世間が成人式ムードになった頃、ようやく「長男は今年成人式だ。そのためのスーツだったんだ!」と気付くという、“バカ親”振りでした。


 どんなに抜けている私でも、大事な成人式を忘れていたとは言えず、あたかも成人式のことを知っていたように、「成人式だね。準備はできているの? 足りない物はない?」「写真を撮らないとね」などと、声をかけました。


 成人式当日、髪をセットするために長男の友人が来てくれ、今風のツンツン頭を作り上げてくれました。私は、「成人式を忘れていた埋め合わせにお祝いの料理を作ってあげましょう」と思っていたら、中学校時代の同窓会もあるらしく料理は必要なくなり、先生達も集まるとかで「グランドホテルニュー王子でやるんだよ」と、チョッピリ自慢げに、そしてとても嬉しそうに出かけて行きました。その後ろ姿に「忘れていてゴメンネ」と心の中でつぶやきました。


 来年は長女の成人式です。今度は振りそでを着ることになるでしょうから、うっかりする暇はなく、準備に駆け回ることになるでしょうね。


 さて、明日(14日)はいよいよ党大会に出発です。これから帰って荷造りをしますが、それ以上に留守中の食事の準備が大変です。子ども達が簡単に作れるメニューの材料を揃えたり、レトルトなども用意しようと思っています。


 そして、ペットのウーパールーパーと金魚に餌をあげ忘れないだろうかということが心配で、帰ったら洗濯物が山になっているのではないかと恐怖を感じています。


 大事な大事な党大会です。後ろ髪引かれる色々な事柄を振り払い、しっかりと任務を果たして来ます。報告はこの次に・・・では、いってきます。

No.541 2014年1月6日 いよいよ党大会です!

いよいよ党大会です!



 みなさん、今年も1年よろしくお願いします。また、お付き合いくださいね。



 さて、前回お伝えしたように、14日に出発して第26回党大会に参加して来ます。この大切な任務に重責を感じながらも、気を引き締めて新年を迎えました。ちょっぴりお酒を飲み、お正月気分も味わいましたが・・・。


 党大会会場は伊豆の党研修施設で行い、全国から1000人規模の代議員が参加するそうです。この施設は山の上にあるらしく、ふもとの旅館から約30分かけて山を登り、会議が終わるとまた下るということを4日間繰り返すそうで、かなりの難所だそうです。


 参加経験者は「登ると汗だくになるので、下着を取り換えなくてはならない」と話しており、「どれだけ着替えを持たなくてはならないの?」と心配になりました。さらに「必ず雨にあたる日があるから、雨具も必要」とアドバイスしてくれました。体力には自信はありますが、毎日の山登りに不安を感じずにはいられません。


 その一方で楽しみにしていることもあります。それは、7月の参議院選挙で初当選した東京選出の吉良よしこ議員や大阪選出の辰巳孝太郎議員、そして京都選出の倉林明子議員に会えることです。若い3人にふれ、私も力をもらってこようと思っています。


 そして、それ以上に会いたいのが不破哲三前議長(現社会科学研究所所長)です。21年前、不破さんが委員長時代に初めて共産党の演説会に参加し、不破さんの講演がきっかけで私は入党しました。党創立70周年の年です。それ以来、不破さんは私にとって特別な存在です。それ程、私は不破さんの話に感動したのでした。


 第23回党大会で党綱領が改定され、その報告をしたのは当時議長だった不破さんです。未来社会を展望し、共産党が歩むべき道を示したその話にも大きな感動を覚え、ワクワクしたものでした。


 その道が確かなものであることを現状の社会情勢が示しています。躍進した時の大会だからこそ、さらに深く確信になる大会になるでしょう。


 今から体調を整え、荷造りをしっかりし、準備万端で臨まなければと、ドキドキしながら気持ちの切り替えをしています。


 党大会で始まる1年、全力で頑張ります。