日本共産党苫小牧市議


冨 岡  隆 議員

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小野寺 幸恵 議員

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原  啓 司 議員

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■いのちと暮らし守り憲法を生かす市政の実現

苫小牧市の課題:日本共産党市議団が安心安全なまちづくり提案

 日本共産党苫小牧市議団はこのほど、苫小牧市のまちづくりについて『2023年基本政策』を発表しましたので、お知らせします。

 物価高騰による家計への打撃とともに襲いかかる社会保障の改悪から、市民生活を守る取り組みは待ったなしです。今こそ、国の悪政から暮らしを守る地方自治体の役割が重要なときはありません。民主主義を守るたたかい、暮らしを守るたたかい、憲法と平和を守るたたかいの場となります。
 5期目を迎えた岩倉博文市政は、カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致や駅前問題、市長の不適切な議会発言や品位が問われています。財政健全化のために大規模な職員削減と民間活用をすすめ、01年比で正規職員を420人も減らし、多くの公共施設を民間移譲や民間委託、指定管理者制度を導入してきています。その結果、非正規職員が増大、官製ワーキングプアが課題となっており、最賃ギリギリや年収200万円に満たない職員が増えています。職員削減により事務処理ミスが増え、「民間活用は市民サービスの向上になる」との方針で職員のやる気が殺がれていることも深刻です。市民サービスの悪化を招かないように、職員の質の向上も課題です。
 また、市直営が望ましいとされてきた公共施設や部署にもどんどん民間活用を広げ、市民の個人情報を扱う住民課窓口や国保・後期高齢者医療・年金窓口まで業務を民間に委託し、次年度からは放課後児童クラブも民間委託になります。「行政経営」という言葉での効率化優先の改革から、市民の命優先の市政運営が求められています。
 一方で、岩倉市長は一貫してIR誘致をまちづくりの柱の一つに据えています。人の負けで成り立つ賭博場であるカジノがIR施設運営のエンジンとなる誘致は、未来を担う子どもたちを育むまちづくりとは相いれません。市長にIR誘致を断念させるまで反対世論を広げていきます。
 日本共産党市議団は、議会の場で市民の期待に応えるよう論戦を交わし、市議団の提案を受け入れる場面も多く、提案の正しさが表れています。駅前のイルミネーション事業、「生活保護は国民の権利です」のHP掲載とポスター作製、多子世帯への給食費助成、経年で市営住宅の抽選から漏れた方への抽選回数特典制度、紙おむつ類の無料収集、無料低額診療の薬代補助、子どもの医療費助成中学校まで入院の助成などの実現はその一部です。

■まちづくりの2つの重点提案

  日本共産党市議団は、子育て支援の充実とゼロカーボンの推進を柱とするまちづくりを提案しています。

 1)子育て支援充実のまちづくり
 子育て支援の充実は、兵庫県明石市の5つの無料化を参考にし、苫小牧での実施を求めます。明石市は、5つの無料化(公共施設などの遊び場利用料無料。1歳までの紙おむつ・ミルク代無料。第2子以降の保育料無料。中学校の給食費無料。高校3年まで医療費無料)により人口は9年間増加、税収は30億円の増収、出生率は1・7(苫小牧1・5)になっています。子育て支援には多額の財源が必要ですが、人口が伸び、税収が増えれば財政効果が大きいと考えます。「子どもを本気で応援すれば、財政も健全化していく」との明石市長の言葉をキャッチフレーズに取り組みます。

2)ゼロカーボン推進のまちづくり
 気候変動対策として、待ったなしのゼロカーボンの推進は、日本共産党が提案する『気候危機を打開する2030戦略』にもとづき、省エネと再生エネルギーを組み合わせた地域新電力の導入で、エネルギーの地産地消の実現をめざします。地域新電力により新たな産業が生まれ、雇用が広がっている北海道下川町や鳥取県米子市など、多くの先進事例を参考に取り組むことにより、IRに頼らないまちづくりと、気候危機に取り組むまちの実現になります。

■基本政策

日本共産党市議団が提案する基本政策は次の通りです。

1>憲法を守り平和なまちづくり
 ①改憲を中止させるために、力合わせ運動を広げる ②核兵器禁止条約の署名・批准を求めます ③米軍戦闘機の訓練移転や港の軍港化に反対。
2>物価高騰などから暮らしを守り、誰もが元気に暮らせるまちづくり
 ①消費税の減税とインボイス制度の中止 ②内部留保課税実現。最賃1500円にし8時間働けば普通に暮らせる社会 ③コロナ対策・支援の強化 ④福祉灯油を求めます。
3>医療・介護など社会保障の充実による福祉のまちづくり
 ①国の医療介護制度の改悪にストップをかけ、減らない年金制度に ②生活保護申請を躊躇しない環境整備 ③介護従事者の処遇改善 ④後期高齢者医療制度は廃止
4>子育て支援と教育充実のまちづくり
 ①虐待やいじめ、子どもの貧困から命を守る ②子どもの医療費助成の対象を拡大 ③児童相談で苫小牧に一時保護機能を ④給食費の無償化 ⑤待機児童の解消
5>気候危機打開と環境を守るまちづくり
 ①再生可能エネルギーの推進と省エネ政策の実施 ②原発依存を見直す ③ごみの減量化と生ごみの資源化
6>ジェンダー平等のまちづくり
 ①差別のない平等社会をめざす ②選択的夫婦別姓制度の実現 ③男女の賃金格差解消と平等に働ける環境作り
7>安全安心のまちづくり
 ①コロナ対策に保健所体制や医療体制の強化 ②巨大地震を想定したハザードマップなどの策定 ③公共交通の充実 ④鹿や熊などの被害減らす ⑤交通事故から市民守る

市議のページ

 小野寺幸恵
こんにちは 2022年9月13日
──市長選挙で明らかになった民意とは
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機関紙 民主苫小牧

民主苫小牧記事抜粋

苫小牧市議団らが道交渉・住民と地域の要望実現へ
カジノ誘致・住民の合意なく突き進むのか

苫小牧市

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