2015年1月18日付

2015年1月11日付

共産党市議団らが年頭の街宣 躍進を訴える 今度は地方から政治を変えよう 松橋さん 若者を戦場に送らない/工藤さん カジノ誘致許さず

共産党市議団らが年頭の街宣 躍進を訴える

今度は地方から政治を変えよう
松橋さん 若者を戦場に送らない/工藤さん カジノ誘致許さず


 日本共産党苫小牧市議団(小野寺幸恵団長)は1日、松橋ちはる・党若者未来プロジェクト・チーフと工藤良一・党苫小牧地区くらし雇用対策委員長とともに宣伝カーで市内を巡り、新年のあいさつと4月のいっせい地方選挙での日本共産党躍進への支援を訴えました。

 小野寺団長らは、「総選挙でご支援いただき21議席獲得できたこの力を糧に、公約実現のために全力を尽くします」と強調。ますます加速する安倍暴走政治に追随する高橋道政と岩倉市政に真正面から対決するため、「地方議会でも共産党の躍進がどうしても必要です」と呼びかけました。

 松橋さんは、「私は32歳です。憲法9条を守り、若者を戦場に送る『戦争する国』づくりは許しません」と力強くのべ、工藤さんは、「子どもの未来を壊すカジノはいりません」などと訴えました。

 冷たい風が吹きすさぶ日差しの中、道行く市民や通行する車から激励が相次ぎました。

 市議団からは、小野寺団長のほか渡辺満、冨岡隆、谷本誠治の各議員が参加。冨岡議員と松橋、工藤の両氏はこのあと、樽山神社前で、初詣に訪れた市民らに年頭あいさつし、「消費税10%は中止させましょう」「地方から政治を変えよう」と声をかけました。

対決・提案・共同で指定管理追及 共産党市議団が議会報告会 15回目

対決・提案・共同で指定管理追及

共産党市議団が議会報告会 15回目


 日本共産党苫小牧市議団(小野寺幸恵団長)は12月20日、議会報告会(12月定例議会=4日から12日の会期)を市民会館で開きました。15回目の開催ですが、今年4月に改選を迎えるため、今回が任期最後の報告会です。50人近い市民らが聞き入りました。

 12月議会は、総選挙と重なるなかで21議員が一般質問を行い、活発な議論となる一方で、鮮明な「自共対決」と他党の対決姿勢があらわになりました。小野寺団長が司会をし、渡辺満、冨岡隆の両議員が行った一般質問を中心に、議論の特徴や課題を報告しました。

 渡辺議員は、対決・提案・共同の立場から今回の議会に臨んだことを前置きしました。「道の駅ウトナイ湖」と「植苗ファミリーセンター」を管理運営している会社が、誤った緊急雇用対策費の活用、会社経費をセンターで計上、労基法に抵触する労働時間契約、非公募の問題などを指摘し、行政の甘いチェック機能に改善を求めたことを報告。市の「財政が健全化した」背景に指定管理制度があることから、問題点を今後も追及することを強調しました。

 無料低額診療制度で、調剤薬局の適用期間も6ヵ月に延長するよう提案したの対し、市は新年度実施を約束しましたが、「今年1月から実施する」との連絡があったことを報告しました。

 「給食が唯一の食事」という実態をあげ、苫小牧でも子どもの貧困と格差が広がっていることを市にただし、「国の貧困線基準によると貧困率は24・01%」と国内平均よりも高いことが明らかにされ、対策の必要性を求めました。

 冨岡議員は、市が主催している八地区スポーツフェスティバルへの助成が一部削減された問題で、見直しを約束したにもかかわらず対応されないまま新年度に改善の方向性が出されたことに対し、「岩倉市長は言葉だけの人と思った」と話しました。

 また、カジノ誘致、消費税増税、原発再稼働などの問題で、市長が市民の声を聞かない態度に憤りをあらわにし、「国にもの言わない岩倉市政を変えていかなければならない」と強調しました。

 谷本誠治議員は、市教委が作成した適正化プランで学校の統廃合や学級数の基準が示されたことで、「地域コミュニティ形成に影響する点もあり、問題点を明らかにして行きたい」とのべました。

 会場からの質疑で、イオン無料バスが買い物客以外も利用していることに対するモラルの問題、新聞などで市議会の報道が最近少なくなっていることに対する批判、子どもを含めた生活困窮者への対応などが出され、市議団は丁寧に答えていました。

新制度で保育の質保たれるか 小野寺議員 子ども子育て支援で質す

新制度で保育の質保たれるか

小野寺議員 子ども子育て支援で質す


 今年4月から就学前の子どもの教育・保育のあり方を大きく変える『子ども・子育て支援新制度』が始まります。新制度は、これまでの幼稚園と保育所に加え、新たな「認定子ども園」制度や地域型保育事業を導入するというものです。保育の市場化(企業参入)を推進する内容も含まれ、また財源は消費税10%の一部から捻出するとしています。

 昨年12月定例市議会の厚生委員会で、新制度の『事業計画』に向けて、日本共産党の小野寺幸恵委員は、消費税増税が先送りされたことに対する財源確保について、「事業に影響がでる心配はないのか」ただしま夕べした。

 野見山慎一こども育成課長は、「予算編成のなかで財源確保がされるものと信じている」と不安を残す答弁がされました。また、「現状の保育サービスの低下を招く心配はないか」との質問には、「低下を招くことがないようにできるものと考えている」と答えました。

 新制度について、日本共産党の冨岡隆議員が一般質問で国の財源確保の方向性をとりあげ、棒手由美子健康こども部長が「内閣府より通知があり、新年度からのスタートに変わりはない」と答弁していました。

 新制度では、保育士資格がなくても市町村が行う研修を修了した者でも資格要件にしたり、給食の外部搬入を認めるなど、従来の認可保育園の要件に満たない「小規模保育事業」も市町村が「認可」できるようになっています。苫小牧市は「当面実施しない」と説明していましたが、『事業計画』に「平成31年までに7カ所整備する」と盛り込んでいるため、小野寺委員は、「小規模保育にかかわるニーズ調査も行っていないのに、なぜ実施するのか」とただしました。

 野見山課長は、「認定こども園を柱にするという考え方に変わりはないが、0歳から2歳までの受け皿の整備に必要」と答えました。

 小野寺委員はさらに、「受け皿整備であれば小規模保育園じゃなくてもできる」「認可保育園同様の保育の質の確保ができるのか」と詰めよりましたが、野見山課長は、「認定こども園の整備には時間がかかる」「質については、認可保育園に近づいており、一定の基準が保たれる」との認識を示し、平行線でした。

子どもたちの学びが危ない 17日に「道徳の教科化」などで集会

子どもたちの学びが危ない

17日に「道徳の教科化」などで集会


 教職員や元教職員、保護者など市民有志のボランティアで活動する「子どもたちの幸せを願う市民の会」は17日、「子どもたちの学びが危ない」と題し、日本の教育政策はなにをめざしているかを考えます。

 教科になる「道徳の授業」の評価や影響、先生に競争を押しつける成果主義賃金で学校はどう変わるのかなどについて、現場からの報告を受け、参加者との意見交流を行います。

 託児室も用意され、安心してお子さんと一緒に参加されることを、事務局では呼びかけています。

  ★     ★
◇1月17日(土)14時から
◇苫小牧市文化会館(市民会館向かい)
◇会場費 100円
◇問い合わせ 吉崎さん(電話55・0559)

28日にニーさんの弾き語りの夕べ

28日にニーさんの弾き語りの夕べ


 「百万本のバラ」などで有名な『ニーナ ロシア民謡と弾き語りの夕べ』が28日、アイビープラザで開催されます。

 ニーナさんは、ロシア民謡を中心に、日本、米国、中南米などのフォークソングを弾き語りするなどで活躍しているミュージシャンです。

 当日は、勤医協苫小牧友の会サークル合唱団、苫小牧うたごえサークルわたぼうし、あかい実合唱団も出演します。ぜひお聴きください。

  ★     ★
◇開演:1月28日(水)午後6時30分
◇会場:アイビープラザ
◇入場料:一般2000円/小中学生1000円 

国会かけある記 紙智子(かみ・ともこ=日本共産党参議院議員)

国会かけある記 紙智子(かみ・ともこ=日本共産党参議院議員)

高まる期待にこたえて


 毎年、元旦に神社前で行う新年のごあいさつですが、今年は畠山(はたやま)和也新衆議院議員と一緒に立つことができ、感無量でした。地域の支部、後援会の皆さんも、集まっていただきました。参拝にこられた方も、通り過ぎる車の窓からも、畠山さんの姿を見て、手を振り、「がんばってください!」と声がかかります。期待の高まりをひしひしと感じる新年のスタートとなりました。

 9年ぶりに衆議院で農林水産委員会に委員が、しかも複数配置となったこともうれしいですが、早速、畜産・酪農価格問題で閉会中審査が1月13、14日と衆参で行われることになり、畠山和也さんは、新人議員の中で、質問のトップバッターです。

 そういえば、私も、2001年に初当選してまもなく、9月10日に日本初のBSE(牛海綿状脳症)発生で、国会閉会中審査を行うことになり、最初に質問に立ちました。問題の牛が発見された千葉県へ調査に入り、農水省、厚生労働省からレクチャーを受け、資料を要求し、20日の初質問では、緊張で、のどがカラカラになったことを思い出します。「初心忘るべからず」です。

 今年は戦後70年、被爆70年、節目の年です。国民の信任を得たとして、暴走政治続行の宣言をした安倍政権。1月からスタートする通常国会は、躍進した日本共産党の真価が問われます。そして、いっせい地方選挙の年です。目の覚めるような前進を作り出すために力を合わせましょう!